窓の遮熱を高める方法5選!断熱と何が違うのかも説明!

ガラス修理

窓の遮熱について、このようなお悩みはありませんか?

「断熱と遮熱の違いは?」

「遮熱にはどんな方法がある?」

室内を快適に過ごすためには窓周辺の熱の出入りを制限・抑制することは非常に重要ですが、断熱と遮熱の違いについて理解していますでしょうか。

断熱と遮熱はどちらも室内を快適にしてくれそうな言葉ですが、正しく言葉を理解していないとしっかりとした対策ができないこともあります。

そこで本記事では、窓における断熱と遮熱の違いと遮熱を高める方法について詳しく解説します。

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窓の断熱と遮熱の違い

ここでは、窓における断熱と遮熱のそれぞれの意味と、違いについて詳しく解説します。

窓の「断熱」とは

国語辞典によると、「断熱」という言葉は”外部との熱の出入りをさえぎること。”という意味があります。(参照:goo辞書

窓における断熱は、窓周辺に熱伝導率の低い建材を使用することで室内外の熱の出入りを抑制するという意味合いが強いです。

そのため、冬の場合は室内の暖気を外に逃さずに外の冷気を室内に取り込まないという効果、夏の場合は室内の冷気を逃さずに外の暖気を室内に取り込まないという効果がそれぞれ期待できます。

窓の「遮熱」とは

国語辞典によると、「遮熱」という言葉は”外部の熱が入り込まないように、また、熱が外に漏れないようにさえぎること。”という意味があります。(参照:goo辞書

窓における遮熱は、主に太陽光による熱を室内に入れずに遮るという意味合いで使用されることが多いです。

特に夏場は太陽光の光が強いため室内に太陽光が差し込むだけで室温が上昇してしまうことがありますが、遮熱ではこのような温度の上昇を防ぎます。

窓の断熱と遮熱の違い

窓における断熱と遮熱は、どちらも室内を過ごしやすい環境にするために熱の出入りを制限するという意味合いのある言葉ですが、”どのような熱を遮るのか”という点で大きく異なります。

断熱は外部との熱の出入りを抑制することが求められるため、壁や天井、床、窓などさまざまな建材に断熱性能が求められますが、遮熱は太陽光の熱を遮る効果が求められるため、室内に太陽光が侵入する窓ガラスにのみ必要です。

このように、断熱と遮熱は根本的な意味の違いがあるため、効果も異なりますし、機能を持っているべき建材も異なります。

窓の遮熱性を高める5つの方法

窓の遮熱性を高める方法は以下の通りです。

  • 遮熱性の高い窓ガラスにする
  • 遮熱フィルムを貼り付ける
  • 遮熱カーテンを設置する
  • オーニングやシェードを設置する
  • 内窓を設置する

それぞれの方法について、以下で詳しく解説します。

1.遮熱性の高い窓ガラスにする

遮熱性の高い窓ガラスに交換することで、室内を快適な温度にしやすくなります。

遮熱性の高い窓ガラスには以下のような種類があります。

  • 遮熱複層ガラス
  • 遮熱合わせガラス

それぞれの窓ガラスについて、以下で詳しく解説します。

1-1.遮熱複層ガラス

遮熱複層ガラスは、2枚以上のガラスの間に空気層を設け、その間に遮熱膜と呼ばれる特殊な膜をコーティングしたガラスです。

この遮熱膜は、太陽光からくる日射熱のうち、特に熱波と呼ばれる波長の長い赤外線領域の熱を反射・吸収することで、室内への熱の侵入を抑制します。

遮熱複層ガラスには、ガラス表面に低放射コーティングを施した「Low-E遮熱複層ガラス」や、ガラス表面にミラー膜をコーティングした「ミラー遮熱複層ガラス」などの種類があります。

1-2.遮熱合わせガラス

遮熱合わせガラスは、2枚のガラスの間に遮熱フィルムと呼ばれる特殊な膜を挟み、樹脂で接着したガラスです。遮熱フィルムは、太陽光からくる日射熱のうち、特に熱波と呼ばれる波長の長い赤外線領域の熱を反射・吸収することで、室内への熱の侵入を抑制します。

遮熱複層ガラスに比べると遮熱性は若干低いですが、価格が安いというメリットもあります。

2.遮熱フィルムを貼り付ける

遮熱フィルムを窓ガラスの表面に貼り付けることで、太陽光を反射してくれるため、遮熱効果を高めることができます。

遮熱シートには、アルミシートのように透明性の低いものや、マジックミラータイプのフィルム、透明性の高いフィルムなど、さまざまな種類がありますので、シーンに合わせて選ぶといいでしょう。

3.遮熱カーテンを設置する

遮熱カーテンにするだけでも遮熱に大きな効果が期待できます。

遮熱性の高いカーテンは太陽光をすべて遮ってしまうことも多いため、柔らかい光は取り込みたいと考えている方は遮熱性の高いレースカーテンを選ぶといいでしょう。

また、ロールカーテンやブラインドなども遮熱には効果的ですので、お部屋のインテリアに合わせて選び分けることもおすすめです。

カーテンを付け替えて遮熱を高めることは、もっとも定番かつ手軽な方法となりますので、窓周辺の遮熱を高めたい場合はまずカーテンを交換してみるといいでしょう。

カーテンを交換したのちに、もっと遮熱性を高めたい場合は窓ガラスを交換するなどの対策をすると後悔や失敗なく遮熱対策することができます。

4.オーニングやシェードを設置する

リビングの外にバルコニーやお庭がある場合は、オーニングやシェードを設置することで日光を遮ることができます。

オーニングとシェードはどちらも窓の上部から斜めに設置することが多く似た商品として知られていますが、シェードのほうが網目が大きく日光を遮る能力については低いという特徴があります。

そのため、完全に日光を遮断したい場合はオーニング、柔らかい日光を取り入れたい場合はシェードというように使い分けるといいでしょう。

また、オーニングのほうがサイズが大きい種類が多いため、窓が大きい場合はオーニングを選ぶことがおすすめです。

もし住宅のデザインとオーニングやシェードが合わない場合は、すだれやグリーンカーテン、お庭に高い樹木を生やして太陽光を遮断するという方法も効果的です。

5.内窓を設置する

内窓を設置することで室内に侵入する太陽光の光を減らすだけでなく、窓と窓の空気層によって熱気を室内に侵入させにくくなります。

内窓を設置するためには費用や工事費用がかかりますが、遮熱だけでなく結露防止や断熱性向上にも非常に効果がありますので、窓周辺に多くのトラブルを抱えている場合は検討してみるといいでしょう。

まとめ

本記事では、窓における断熱と遮熱の違いと遮熱を高める方法について詳しく解説しました。

暑さの厳しくなる夏において、室内に熱が侵入してくる7割以上が窓からと言われているため、窓にしっかりとした遮熱対策をすることが大切です。

また、遮熱だけではなく断熱対策を合わせて行うことで、より快適に過ごすことができますので、遮熱に力を入れるだけでなく断熱性にも力を入れましょう。

ぜひ本記事を参考にして、窓の遮熱対策をしっかりとしてみてください。

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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