”ふかし枠”って何?内窓業者の見積り費用について説明します。DIYで内窓取付を考える方も必見。

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内窓設置を考えている向けの記事になります。2022年の10月頃までは内窓設置に関して補助金が出るので、この機会に住宅の窓の悩み、機能向上をご検討されている方も多くいらっしゃると思います。

内窓の補助金については別の記事「福岡の内窓取付、ガラス交換で補助金を受ける条件を解説。」をご参照下さい。

さて、今注目の内窓取付について業者からもらう見積書の中に”ふかし枠”と言われる項目があると思います。気にせずに「あ~総額は〇〇円か~、高いな~」で済ませられる方もいれば、「この”ふかし枠”って何?結構イイ金額すなる~」と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。

また、DIYで内窓取付を検討されている方の中にも”ふかし枠”って純正じゃないとダメなの?とイマイチよく分からない方もこの記事でサックと理解できるはずです。

読み進めて行って下さいね!

よろしいですか?それでは行きましょう!

福岡市南区のガラス屋。窓ガラス修理交換、サッシ修理交換、内窓取付、ドアノブ交換、丁番調整修理、玄関リフォーム、雨戸修理交換、網戸新調、窓とドアの事なら窓店にお任せ下さい!

ふかし枠って、一体何?

ふかし枠とは、内窓取付で使用するオプション部材です。この部材を使用する時は限定されています。

取付有効スペースが確保できない時です。

内窓を取付けるには取付有効スペースの確保が必要

上記の写真はこれから実際に内窓を取付けする窓です。この窓に”ふかし枠”が必要かどうかは、窓枠のグリーンで示した部分の取付け有効スペースが最低でも70mm確保出来なくてはなりません。

さらに、クレセント錠の出っ張りがある場合は、その点も考慮します。下の画像をご覧ください。

クレセント錠がある場合の内窓有効スペース

写真にクレセント錠が写っていますが、このクレセント錠を手前に一番突き出した状態で、その先端から室内側に70mm以上の取付けスペースの確保が必要となるのです。

この取付有効スペースが確保出来ない場合に”ふかし枠”と言う内窓取付のオプションが別途必要になって来ます。

有効スペースが無いのに取り付けるとどうなる?

内窓の取付け有効スペースをしっかり測っておらず、万が一取付有効スペースが確保できない場合はどうなるのでしょう?

内窓の枠(樹脂サッシ)が取付け部分からはみ出してしまいます。または、クレセント錠に内窓のガラス部分が干渉する事になりますので、既存の窓のクレセント錠が施錠出来ない状態になる可能性が高まります。

内窓の取付け有効スペースの確保は内窓工事では必須ですので業者に依頼すれば”ふかし枠”が必要かどうかの判断は間違いなくしてくれるはずです。

DIYでの取付の際はくれぐれも気を付けてチャックをしましょう。

取付有効スペースは全ての内窓で70mmなの?

内窓の取付け有効スペース70mmとはLIXIL製インプラスの引き違い窓での事です。メーカーにより異なる事もありますし、同じLIXIL製の内窓でも、

開き窓タイプ=55mm

テラスドアタイプ=55mm

FIX窓タイプ=55mm

と、55mmのスペースで事足ります。

取付する内窓により異なりますがおおよその目安として70mmなければ”ふかし枠”が必要かも。。とご理解して頂ければと思います。

見積り項目のふかし枠の費用は普通いくらぐらい?

続いて、内窓取付業者から出された”ふかし枠”の費用について詳しく見て行きたいと思います。

ふかし枠のサイズと価格

ふかし枠は、枠出幅により4種類のサイズが用意されています。

20mm40mm50mm70mmです。

4方の価格として参考に記載します。

20mmと40mmと50mmは同一価格となります。

横幅2000mm×高さ1900mmで21,000円です。これは、出幅20mmを選んでも50mmを選んでも部材価格は変わらないと言う事です。

一方70mmサイズだと

横幅2000mm×高さ1900mmで42,000円となり2倍の価格となります。

解説は元はLIXIL製インプラスの価格となり、さらに細かく知りたい方はコチラからLIXLI製内窓インプラスのWEBカタログを参照して下さい。60ページに”ふかし枠”の料金表が掲載されています。

ふかし枠の取付け工事費の目安

ふかし枠の部材代はカタログに掲載されている通りです。業者に依頼すれば掲載価格よりも2~3割は安くして貰えるかもしれません。

部材代に加えて工事費用も別途必要になって来ます。おそらくこの辺りも見積り項目にのっているとは思いますが、これも70mmを取付けると幾分高くなります。70mmの”ふかし枠”を取付けなければならない状態だとほぼ内窓全体の重要を支えなければならなくなり”ふかし枠”の補強も必要になって来ます。

20mm~50mmの取付け工事費で1万円~2万円

70mmの取付け工事費で2万円~3万円

この辺りが”ふかし枠”取付費用の相場となります。業者によってはこの費用内でカーテンレールの移設費用も賄えるようにしてくれると思います。内窓取付費用とは別途になりますので値引き交渉には応じてくれる可能性はあると思います。

ふかし枠をDIYで内窓を取付ける時の費用削減方法

ふかし枠の部材代を確認して頂くと分かりますが、DIYで安く内窓取付を計画されている方には負担が大きいです。もっとも補助金がもらえる期間中であればDIYよりも業者に依頼した方がお得に工事できる可能性もありますが、補助金対象にならない場合や補助金期間が過ぎてしまった場合は、ふかし枠部時代は負担でしかありません。

そんな”ふかし枠”の費用削減方法をお伝えします。

ズバリ、ホームセンターで木を買って”ふかし枠”代わりにしましょう!

ふかし枠の役割は、内窓の取付け有効スペースの確保です。オプションである”ふかし枠”以外では内窓が取付け出来ないと言う訳ではありません。確かに見栄えは断然オプションの”ふかし枠”ですがホームセンターで木を購入すれば4方でも1万円以内で部材を揃える事ができると思われます。予算によっては木に塗装など施せばアンティーク風にお洒落な雰囲気に出来るでしょう。DIYでお考えの方は一度検討されてはいかがでしょうか?

まとめ

本日は、内窓の”ふかし枠”について用途や価格、代替案など解説しました。何かの参考にして頂ければ幸いです。

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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