AGCのラミシャットについて、このような悩みや疑問はありませんか?
「ラミシャットの基本情報を知りたい」
「ラミシャットのメリット・デメリットを知りたい」
「ラミシャットの口コミ評判をチェックしたい」
本記事では、AGCのラミシャットの特徴や種類、メリット・デメリット・口コミについて詳しく解説します。
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AGCのラミシャットとは?

ラミシャットとは、AGCが製造販売する防音ガラスです。
2枚のガラスの間に特殊な防音フィルムを挟むことで高い遮音性を実現します。
コインシデンス効果の影響で遮音性能が低下する周波数帯においても高い遮音性を発揮するため、常に遮音性が求められるマンションやホテル、病院、オフィスなど幅広い場所に使用されています。
コインシデンス効果とは?
コインシデンス効果とは、特定の周波数の音がガラスに入射する場合において、振動しやすく遮音性が低くなる現象のことを指します。
ラミシャットはこのコインシデンス効果が発生する周波数を抑制する効果があります。
AGCのラミシャットの種類
AGCのラミシャットの種類は以下のとおりです。
- ラミシャット30
- ラミシャット35
それぞれの種類について、詳しく解説します。
①ラミシャット30
ラミシャット30の基本概要は以下のとおりです。
商品名 | 遮音性能 (ガラス単体) | 仕様 | 記号 | ガラス構成 | 呼び厚さ(ミリ) |
ラミシャット30 | T-2等級相当 | 透明タイプ | L6 | FL3 + FL3 | 6.8 |
不透視タイプ | L7 | FL3 + F4K | 8.5 |
②ラミシャット35
ラミシャット35の基本概要は以下のとおりです。
商品名 | 遮音性能 (ガラス単体) | 仕様 | 記号 | ガラス構成 | 呼び厚さ(ミリ) |
ラミシャット35 | T-3等級相当 | 透明タイプ | L8 | FL4 + FL4 | 8.8 |
L10 | FL5 + FL5 | 10.8 | |||
L12 | FL6 + FL6 | 12.8 | |||
不透視タイプ | L8 | FL4 + F4K | 9.5 | ||
L12 | FL6 + F6K | 13.5 | |||
網入りタイプ | L11.8 | FL5 + PHW6.8 | 12.6 |
AGCのラミシャットの特徴・メリット

AGCのラミシャットの特徴・メリットは以下のとおりです。
- 高い防音性能を誇る
- 防犯対策にも効果的
それぞれの特徴・メリットについて、詳しく解説します。
①高い防音性能を誇る
ラミシャットの最大のメリットは、やはり高い防音性能です。
ラミシャットの製品についている数字は遮音できる「dB(デシベル)」を表しており、ラミシャット30は30dBを遮音、ラミシャット35dBを遮音することができます。
たとえば、交差点に匹敵する騒音レベル(80dB)の場所にラミシャット35を設置した場合、35dBを遮音するため、室内の騒音レベルは45dBまで騒音を減らすことができます。
45dBは静かな公園に匹敵する騒音レベルとなるため、室内に騒音が届くことはありません。
このように、ラミシャットは30dB〜35dBをカットできる高い防音性能を誇るのです。
②防犯対策にも効果的
ラミシャットの中間層に使用されているフィルムは、防犯性能に優れた「PVB(ポリビニールブチラール)膜」が使用されています。
「PVB(ポリビニールブチラール)膜」は、AGCの製品のなかで防犯性能に優れた「ラミセーフセキュリティー」と同様の中間層となっています。
ただし、ラミシャットに使用されるガラスの厚さによっては防犯対策に十分な中間層の厚さが確保できない場合もあるため、防音性能と防犯性能をバランスよく取り入れたい場合は販売業者としっかり相談する必要があります。
AGCのラミシャットのデメリット

AGCのラミシャットのデメリットは以下のとおりです。
- 熱割れするリスクがある
- 遮音性の高いサッシを選ぶ必要がある
それぞれのデメリットについて、詳しく解説します。
①熱割れするリスクがある
ラミシャットに使用するガラスに「熱線吸収板ガラス」や「熱線反射ガラス」といった日射吸収率の高いガラスや、「網入りガラス」を選ぶ場合、ガラス内部に熱を蓄積しやすく熱割れするリスクが高くなります。
また、ラミシャットに遮熱フィルムや遮光フィルムなどを貼り付ける場合も熱割れしやすくなる可能性があるため注意しましょう。
②遮音性の高いサッシを選ぶ必要がある
ラミシャットは遮音性の高いガラスですが、サッシの遮音性が低いと高い防音効果を発揮しません。
そのため、ラミシャットを設置するサッシは、遮音性の低いアルミサッシではなく樹脂サッシやアルミ樹脂複合サッシなどを選ぶ必要があります。
AGCのラミシャットの口コミ
AGCのラミシャットの口コミには以下のようなものがあります。
- 自宅でピアノを弾くため騒音対策で導入したところ、外にピアノの音が聞こえにくくなった
- 大音量で映画やドラマを見れるようになった
- 高速道路の音が気にならなくなった
- 近所の生活音が気にならなくなった
ラミシャットの口コミ評判の数は少ないものの、口コミは概ね満足といった内容でした。
AGCのラミシャットに関するよくある質問

AGCのラミシャットに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.ラミシャットとソノグラスを比較したときの違いはなんですか?
ラミシャットはAGCから販売されている防音ガラス、ソノグラスは日本板硝子から販売されている防音ガラスです。
どちらも2枚のガラスの間に特殊な防音フィルムが使用されている防音ガラスですので、構造は同じですが、ガラスの厚さなどが異なります。
どちらも高い防音性能を誇りますが、大信工業のプラストと12.8mmのソノグラスを組み合わせた場合はラミシャットよりも高い防音性能を発揮します。
Q2.ラミシャットの本体価格はいくらですか?
ラミシャットは種類や厚さ、サイズなどによって大きく異なりますが、90cm×90cmのサイズで5万円〜15万円ほどとなります。
ラミシャットの価格については時期によっても異なるため、かならず業者に確認するようにしましょう。
Q3.ラミシャットに使用できる補助金はある?
ラミシャットの設置は「先進的窓リノベ2025事業」の補助金の対象になる場合があります。
「先進的窓リノベ2025事業」は、既存住宅の省エネ化やエネルギー負担軽減を目的とされた支援事業ですので、二重窓の設置については補助金が支給される例が多いです。
そのため、ラミシャットを設置するときに防音対策だけではなく、断熱対策などを合わせて行うことで補助金の対象になる可能性があります。
詳細については「先進的窓リノベ2025事業」の概要から確認できます。
また、自治体が独自に定める補助金などが適用される場合もありますので、業者に相談するといいでしょう。
まとめ
本記事では、AGCのラミシャットの特徴や種類、メリット・デメリット・口コミについて詳しく解説しました。
ラミシャットは高い防音性能を誇るだけでなく、防犯対策や断熱対策を合わせて行うことのできる高性能なガラスです。
なかでも騒音に悩まされている方や自分の生活音などが近隣住民の迷惑になっていないか気になる方には非常に効果的な窓ガラスとなるため検討していることがおすすめです。
ぜひ本記事を参考にしてAGCのラミシャットについてチェックしてみてください。