画像あり|ガラスとアクリル板の見分け方が分かる!

ガラス修理

ガラス屋の仕事をしていると、「浴室のガラスみたいな感じの物が割れたので修理をお願いしたいです」とご相談を受ける事があります。

”ガラスみたいな”と言う所がポイントで、ガラスなのか何なのかイマイチ不明と言う時にお客様が使われるフレーズです。実際に伺ってみるとガラスが割れている事もあればアクリル板が割れている時もあります。

普段はあまり気にされないと思いますが、実際にガラスやアクリル板が割れてしまい業者の修理を依頼する時にはお客様自身がガラスなのか?アクリル板なのか?しっかり理解しておきたいですよね。

割れる前にも素材が分かっている事のメリットはあります。例えば小さなお子さんやお年寄りのいらっしゃるご家庭では、転倒したり、誤って突っ込んだりガラスを割ってしまう事故も多々あります。アクリル板は割れてもケガをする危険性は低いですがガラスだと大けがに繋がります。事前のガラスかアクリル板か理解しておけばそれなりの対策も可能ですね。

本日はガラスとアクリル板の見分け方について画像で確認しながら解説して行きたいと思います。

福岡市のガラス屋。窓ガラス交換、サッシ修理、アクリル板交換、浴室ドア修理交換、網戸交換(作製・張替え)、ドア修理、ドアクローザ交換、ドアノブ交換、ドアと窓の事なら窓店へ!

ガラスが割れた時の見分け方

ガラスと言っても、通常の単板ガラスや、網入りガラス、強化ガラスなど色々とあります。今回は代表的なこの3つのガラスが割れた時の画像を掲載します。

【単板ガラス割れ】

最もポピュラーなガラス割れです。リビングや居室、浴室引き戸、間仕切りドアのガラスなどとして多くの窓とドアで使用されるガラスです。鋭利に尖った様に割れる事が多く、手で触れると怪我をする可能性があります。アクリル板ではここまで鋭利に尖る事はあまりないので、この様な割れ方をしているとまず”ガラス”と思って大丈夫です。

【網入りガラス割れ】

網入りガラスは飛散防止の為にガラス内部に網(ワイヤー)が入っていますので大きく割れる事は少ないです。写真の様にヒビが入る事の多いガラスです。衝撃により割れてしまった場合や熱割れで割れてしまった場合でも、概ねヒビが入る様に割れています。

【強化ガラス割れ】

写真の中央のガラスは割れてヒビが窓全体的に入っている状況です。模様の様にも見えますが模様ではありません。強化ガラスは割れると全体的にヒビが入ります。この状態でさらに力を加えるとバラバラと地面に落ちて行きます。強度は通常単板の3倍以上と言われる強化ガラスですが”点”の衝撃には弱く、先端の尖った物で強い衝撃が加わると写真の様に全体的にヒビ割れてしまいます。

アクリル板が割れた時の見分け方

一般の住宅でアクリル板が使用される場所はある程度決まっています。浴室のドア(浴室折戸)で使用されているケースが最も多く、稀に室内の間仕切りドアで使用されているぐらいです。余程特別オーダーをしない限りリビングや居室で使用される事はないと思います。あと可能性があるとすればサンルームでは使用される事があります。

実際にアクリル板が割れるとこの様になります。

アクリル板割れの施工前と施工後の写真です。たまたま画像があったので分かりやすいと思って掲載しました。浴室ドアのアクリル割れですね。

こちらも浴室ドアです。下の部分の赤〇で囲んだ所が縦にヒビが入っています。アクリル板はこの様な感じでヒビが入る事が多いです。

浴室折戸のアクリル板が割れています。強い衝撃が加わるとヒビ割れます。さらに強い衝撃だと下の写真の様に穴が開きます。

ガラスとアクリル板の見分け方

色々な写真を見て頂きましたが、みこれだけでもガラスとアクリル板の見分け方がなんとなくわかったのではないでしょうか?

ん?わからない?

失礼しました。

まずは、場所の確認です。前述しました様にアクリル板が使用されている場所は浴室ドア(折戸)が圧倒的に多いです。さらに触った感触しては、両面ザラザラしたプラスティック系の肌触りは、まずアクリル板と思って間違いありません。

片方がザラザラ、またはデコボコした感じで、もう片方がツルツルとしている場合はガラスの可能性大です。

下記にアクリル板の特徴をまとめました。ガラスは下記の特徴に該当しないと思って頂ければ見分けがつくと思います。

アクリル板の特徴まとめ

使用場所・・・カスミのアクリルは浴室ドア、浴室引戸で使用されている。透明のアクリル板はサンルームで使用されている事がある。

肌ざわり・・・カスミのアクリルは両面ザラザラ、透明の場合はプラスティック系の肌触りで両方とも押すと素材が少し湾曲する感じがする。

チェックポイント・・・割れた部分が鋭利では無く、ガタガタとなっている事がある。透明のアクリル板は細かな傷が素材表面についている事がある。

まとめ

本日はガラスとアクリル板の見分け方について画像を用いて解説しました。ガラスだと思った場所にはガラス用のフィルムなどを使用して破損時に怪我をしない様に対策する事も出来ます。修理の際には業者にガラスかアクリルかを正確に伝えれる事が出来れば作業もスムーズに終わります。参考にして見て下さいね。

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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