【画像あり】LIXIL製リプラスの施工例!工事手順やインプラスとの違いについて!

リプラス取付工事 ブログ

LIXIL製リプラスについて解説しているページです。リプラスって何となく気になるけど、具体的にどの様な商品なのか知りたい。この様な方に向けた記事になっています。メリット・デメリットはもちろん、施工写真も多く掲載していますので、手順となるポイントを知りたい方や具体的に商品のイメージをされたい方は是非参考にされて下さい。もちろん、リプラスを施工する際の費用感や似たような商品として間違いられるLIXILインプラス(二重窓)との違いも解説しています。

本記事を参考にリプラスの理解を深めて頂ければと思います。

福岡市早良区の窓リフォームは窓店(マドミセ)にお任せ下さい!実績多数で綺麗な仕上がり。リプラスやインプラスの取り扱いあります。

LIXIL製リプラスとは?

リプラスとは、サッシメーカーLIXILの商品です。発売は2017年の3月1日で、アルミ樹脂サッシとして、アルミの耐久性を兼ね備え、且つ樹脂の特徴である断熱性能も取り入れたハイブリットな商品です。LIXIL製リプラスのニュースリリースはこちら

メリット

リプラスのメリットは主に以下の様な点です。

  • 断熱性と耐久性に優れている
  • 施工性が良く、窓リフォームが簡単になった
  • カバー工事なのに間口の縮小を最小限にした

アルミ素材の特徴は軽量で耐久性が高く安価な点です。一方樹脂の特徴は断熱性が高く結露の発生がリスクが少ない点です。リプラスは、アルミ樹脂複合サッシなので、この両方のメリットがある大変優れた商品です。

また、リプラスは従来のカバー工事には必須のアルミ曲げ物がほとんど必要ありません。アルミ曲げ物とは、既存枠と新規枠を隙間をふさいだりする目的で使われます。この部材が不要となりさらに、「シールレス構造」になっているので、気密の為の作業工程が極力少なく済み、施工性が大変良いメリットがあります。

そして、カバー工法なのに開口部分をあまり小さくしない特徴もあります。窓リフォームのカバー工法で、下枠の立ち上がりをあまり発生させたくない方にお勧めな商品です。

デメリット

リプラスの欠点を敢えて上げると以下の点です。

  • カバー工法なので窓のサイズが小さくなる

メリットでは開口縮小を最小限にしたとされますが、それでも開口部分が狭くなる事は間違いありません。カバー工法とは、既存枠の上から新規の窓枠を取付けます。その為、どうやっても新規枠の厚み分は必ず開口部分が狭くなってしまうのです。カバー工事以外の工法には「壁をカットして既存枠を取り除く”壁カット工法”」があります。この工法では開口部有効スペースは現状維持で窓リフォームが可能です。しかし、外壁を切るので大掛かりな工事になり、工期やコストも増大し、騒音や粉塵の発生が高まるデメリットもあります。

リプラスのデメリットとしては、他にも工程が多いと指摘される事があります。筆者の感想としては、他の窓サッシ交換と比較して決して時間がかかるといった印象はありません。この場合は比較されるのは後で説明するインプラス等の二重窓なので、そもそもカテゴリが少々異なっていると言えます。

【画像付き】リプラスの工事手順

※リプラスは時代と共に進化を続けており2023年8月1日「ブリッジ枠」が追加されるなど従来と取付方法などの変化もみられます。工事手順に関しましても今後の部材追加により多少異なる可能性がありますのでご注意下さい!

それでは、以前弊社、窓店(マドミセ)で施工したリプラスの工事写真(写真は以前の取付部材で2023年10月時点では少し変わっています)と、ザックリした手順を解説して行きます。手順は全部で8工程です。

(1)既存の窓サッシを取り外す

(2)既存枠に防水テープ取付

(3)新規枠を組み立て、既存枠に取付を行う

(4)横枠の隙間にはスペーサーを入れ倒れを調整

(5)水平レベルは、下部の調整ネジで高さを上げ下げし調整

(6)新規枠の内外側にフラット額縁を取付ける

(7)窓サッシの建て込みを行う

(8)クレセント錠のかかりや戸車の高さ調整を行う

(9)作業完了です。

既存の窓サッシを取り外す

4枚の窓サッシが立て込んである4枚引き引き違い窓をリプラスでリフォーム工事を行います。既存の窓サッシを取り外すとこの様な状態です。

リプラス専用枠を取付けます

既存の枠にリプラスの専用枠を取付けます。古い住宅では新規枠を納めた際に隙間が開く事があります。スペーサーを用いて隙間をしっかり埋めて”ガシッ”と固定して行きます。

下枠での調整ネジで水平レベルをとります

リプラスには下枠に水平レベルを調整する為の機能があります。

窓サッシを建て込み作業完了です

新規枠と既存枠の部分に化粧カバー、樹脂アングルカバーを取り付けます。そして新しいサッシ窓を建て付ければ概ねの作業は完了です。窓の滑りや鍵のかかり、戸車の調整を行い作業完了となります。

室内側からみた感じです。

最新のリプラス施工イメージ画像

最新のリプラス取付イメージは以下のイラストに分かりやすく解説されています。

参考画像URL:LIXIL(リプラス居室仕様

リプラス取付の費用について

リプラスの取付費用については、商品代金と取付工事代金、その他必要に応じた諸経費で決まります。各業者毎に商品の値引き率や、工事費・諸経費は異なりますので、2~3社相見積もりを行った上で業者を選定する様にしましょう。福岡県にお住いの方は、窓店(マドミセ)にも見積り依頼を頂けると嬉しいです。では、リプラスの取付費用の詳細についてみて行きましょう。

リプラスは、窓の大きさやガラスの構成により商品価格がかわります。ここでは、①窓タイプの大きさと、②テラスタイプの大きさで取付費用のシミュレーションを行い相場の費用を算出しました。工賃や諸経費も業者により幅がありますが、当然、自社でも見積りを作成しますし、他社の見積もりも拝見した知見を活かし値引き率もアレコレ触りリプラス取付費用を表にしています。参考にされて下さい。

リプラスとインプラス(二重サッシ)の違い

ここでは、リプラスと比較されることの多いインプラス(二重サッシ)について説明します。リプラスとの違いをしっかり認識した上でどちらの窓を選択するべきか比較検討しましょう。

インプラスとは?

インプラスとは?サッシメーカーLIXILが販売する内窓です。

そう、リプラスとインプラスは、どちらもLIXILが販売しています。樹脂サッシなのでリプラス同様に断熱性に優れ、遮音性や防犯性を高めることのできる内窓(二重サッシ)です。内窓と二重サッシは基本的に同じイメージで説明されます。窓サッシを二重にするメリットは高く、補助金が出るなど、省エネを推奨する国からの支援も手厚い商品です。

それぞれの違い

業者視点で、ぶっちゃげどちらが良いのかそれぞれの違いについてお話しいたしますね。

メリットを比較

それぞれのメリットは断熱性の向上です。施工性も両方よいですが、一般のお客様には”効果”に感じませんのでここでは一旦置いておきます。

ではどちらが断熱性のが高いのか?基本的にはガラスの構成に依存する所が大きいです。参考までに、インプラスの熱貫流率のデータを貼り付けます。

出典:LIXILビジネス情報 木造用 開口部(平成28年省エネルギー基準対応)

いろいろと項目が並んでいるので「なに?こんなの見てもわからない!」と思われるかもしれませんが、性能を見る部分は、表の中央部分の”開口部の熱貫流率[W/(㎡K)]の数値です。この値が低いほど断熱性能は高いです。画像はインプラスのものですが、基本的にガラス面の数値になりますのでリプラスでも同様のガラスを使用すれば同等の数値になります。

防犯性や防音性に関しては、二重サッシになっている内窓の方がメリットが大きいでしょう。物理的に、窓ガラスを何枚も壊して侵入する二重窓と、1枚のガラス(複層ガラスなので厳密には2枚)のみを壊せばクレセント錠を開錠する事のできるリプラスでは、二重窓のインプラスに軍配があがります。

防音性に関しても、それぞれのガラス構成が同じであれば、既存窓がそのままある内窓の方が物理的に音の伝わる振動を防げます。概ね内窓の方が効果は高いですが、周波数によってはその限りではないので個別の調査が必要です。

一方、リプラスの大きなメリットは、外観が綺麗になる点です。窓を交換するという事なので、窓が新品になり見た目が綺麗になります。内窓は外から見えません。

【メリット比較】内窓      リプラス    
断熱性  同等〇同等〇
防犯性有利〇
防音性概ね有利△
外観の見た目 有利〇

デメリットを比較

内窓のデメリットは、窓を2回開けないと、外にでる事ができない。換気ができない。この点が最も内窓のデメリットとして大きいです。要は”めんどくさい”と言う事です。さらに、室内側に設置する内窓は部屋の有効スペースす僅かですが狭くします。以前取付けしていたカーテンに干渉し、カーテンレールを移設しなくてはならない事もあります。

一方、リプラスのデメリットは、下枠に少しですが立ち上がりが出来てしまう点と、開口も少し狭くなる点です。

【デメリット比較】  内窓    リプラス    
使い勝手有利〇
有効スペース同等△同等△
段差少し不利×

商品価格の比較

それぞれの参考価格について比較してみましょう。あなたが確認するタイミングによっては価格改定などあっているかもしれませんので参考としてご確認ください。

【価格比較】リプラスインプラスサイズ
①中窓171,400円98,000円W1,650×H1,100
②テラス窓256,600円165,000円W1,650×H1,800
2023年10月21日時点 Low-eガラス構成の料金

標準的な腰高の中窓と掃き出しのテラス窓の比較表にです。価格としてはインプラスの方が安い事がわかります。

リプラスとインプラス、ぶっちゃげどちらがいいのか?!

リプラスとインプラスのメリット、デメリットについて見て頂きました。筆者個人的には内側に窓を付けて、窓を2回開けなければ出入りができないという面倒臭さが問題無ければ「内窓」が良いと思います。価格も安いし性能的にも遜色無いからです。一方、2回窓を開けるのが面倒臭い方や、そもそも窓を新しく、見栄えよくしたい方は「リプラス」がおススメです。

この様な比較で検討されてはいかがでしょうか。

LIXIL公式サイトでリプラスカタログのご案内!

LIXIL公式サイトでリプラスのWEBカタログは誰でもスマートフォンなどでアクセスできます。

出典:LIXIL WEBカタログ>リプラス商品カタログ

価格やカラー、お部屋に合わせた説明などシッカリ解説されたメーカーカタログです。

リプラスへの窓リフォームを検討されている方はじっくりご覧ください!

まとめ

本日は、LIXIL製のアルミ樹脂複合サッシのリプラスについて説明しました。主な内容としては、以下の通りです。

・商品のメリット・デメリットについて

・実際に取付を検討されている方へイメージがしやすいように施工手順の説明

・リプラスの工事を業者にお願いする際の具体的な費用相場表

・リプラスと違えたり比較されやすいインプラスについて(メリット・デメリットなど)

電気代も上がり、ますます省エネの意識も高まっています。本文中でも少し触れましたが、住宅の断熱性向上に関しては国のカーボンニュートラル施策も関係し補助金での窓リフォームも大々的に推奨されています。補助金などお得な情報を積極的に活用し、断熱性の高い窓リフォームを実現されてはいかがでしょうか。

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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