LIXIL(旧トーヨーサッシ)とは?沿革や関連企業との違い、製品の修理について解説

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住宅の設備などのブランドなどを細かく把握しているという方は多くはありませんが、経年劣化などによる故障のときに製造会社を確認するでしょう。そのなかで「トーヨーサッシ」や「トステム」などの企業の製品が使用されている場合も多いですが、いざ交換しようとするときに会社を調べても見つからない、メーカーの製造販売が終了しているなどのトラブルが発生してしまうことがあります。そこで本記事では、LIXIL(旧トーヨーサッシ)の概要や沿革、関連企業との違い、トーヨーサッシ製品の修理方法などについて詳しく解説します。トーヨーサッシやトステムなどの製品の修理・交換に悩んでいるという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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LIXIL(旧トーヨーサッシ)とは?

LIXIL(旧トーヨーサッシ)は、窓や玄関まわりなどの建築材料や住宅設備機器を製造販売する企業です。「LIXIL」は業界最大手の企業であるため住宅を建てるときや住宅設備を修理交換するときには必ずと言っていいほど耳にする企業ですが、吸収合併や経営統合、社名変更などを繰り返し行っているため、関連企業と混同されることも多いです。トーヨーサッシ株式会社やトステムなどと間違われますが、これらの企業は現在存在せずに「株式会社LIXIL」のみとなっています。

LIXIL(旧トーヨーサッシ)の沿革

LIXIL(旧トーヨーサッシ)の主な沿革は以下の通りです。

1949年 日本建具工業株式会社として設立

1971年 ドア関連製造メーカー4社を吸収してトーヨーサッシ株式会社に社名変更

1992年 トステム株式会社に社名変更

2001年 トイレや洗面器メーカーINAXと経営統合し、INAXトステム・ホールディングスに社名変更

2011年 新日軽、東洋エクステリア、LIXIL(初代)を吸収し株式会社LIXIL(2代目)に社名変更

このように、株式会社LIXILは日本建具工業株式会社として設立してから、社名変更や吸収合併を繰り返し行って、現在の株式会社LIXILに成長していったのです。

株式会社LIXILとトーヨーサッシ株式会社の違い

先ほどもお伝えした通り、トーヨーサッシは株式会社LIXILの旧名ですが、実は現在も「株式会社 LIXILトーヨーサッシ商事」という企業が存在します。「株式会社 LIXILトーヨーサッシ商事」は株式会社LIXILの完全子会社として経営している企業となっており、もともとは現・株式会社LIXILと同じ会社でした。

「株式会社 LIXILトーヨーサッシ商事」の主な沿革は以下の通りです。

1977年 9月 トーヨーサッシ株式会社(現 株式会社LIXIL)より建具問屋 「妙見屋株式会社」として分離独立

1979年 9月 ホームライト株式会社を設立

1985年 7月 トステムメイワ工業株式会社設立に資本参加

1988年 4月 社名を「トーヨーサッシ建材商事株式会社」に変更

1990年 9月 業容拡大により、資本金を1億円に増資

1994年5月 本社を東京都葛飾区細田に移転

1994年 5月 内装建材部を発足

2011年 4月 社名を「株式会社 LIXILトーヨーサッシ商事」に変更

2013年 5月 本店を東京都千代田区岩本町に移転

2021年 1月 本店を東京都江東区に移転

2022年11月 本店を東京都墨田区に移転

このように、株式会社 LIXILトーヨーサッシ商事は親会社である株式会社 LIXILとはまったく異なる道を進んでおり、業態こそ大きく変わりありませんが、株式会社 LIXILトーヨーサッシ商事は首都圏エリアを中心にして木製建具全般・室内ユニットドアー・住宅用アルミ建材・造作家具・住宅設備機器等の建材卸を展開することを主な事業としているという違いがあります。

トーヨーサッシ製品の修理方法

株式会社LIXILは1992年まではトーヨーサッシ株式会社だったこともあり、現在の住宅でもトーヨーサッシ株式会社が販売している建材や設備などを使用しているという場合も多いです。しかし、20年以上経っている現在はトーヨーサッシの製品の耐用年数が近づいている場合も多く、修理や交換を検討しているという方も多いのではないでしょうか。現在はトーヨーサッシ株式会社という企業はありませんが、トーヨーサッシの製品に関しては「株式会社LIXIL」および「株式会社LIXILトーヨーサッシ商事」が修理を受け付けています。「旧トーヨーサッシ商品のお問合せ」から問い合わせをおこない、修理可能かどうかを確認しましょう。

トーヨーサッシの部品はまだ売っている?

トーヨーサッシの部品は現在製造されていないため、在庫が残っていれば購入することはできますが、基本的にはトーヨーサッシの部品を購入することはできないと考えておくことが無難です。万が一トーヨーサッシの製品の部品が故障してしまい交換したい場合は、類似品や代替品を株式会社LIXILの製品から探して部品を交換する。もしくは専門業者に相談してマッチする部品をほかのメーカーから探してもらうなどの方法があります。

建築材料や住宅設備機器は年々機能性が高くなっているため、よほどのこだわりがなければ20年以上前のトーヨーサッシの製品ではなく、機能性が高くなっているLIXILの製品から選ぶといいでしょう。

まとめ

本記事では、LIXIL(旧トーヨーサッシ)の概要や沿革、関連企業との違い、トーヨーサッシ製品の修理方法などについて詳しく解説しました。トーヨーサッシやトステムという企業は現在存在せず、これらの製品は「株式会社LIXIL」および「株式会社LIXILトーヨーサッシ商事」に相談することで解決します。また、専門業者であればメーカー以外の代替品や製品の提案をしてくれるため、交換・修理の費用を安く抑えられることもあります。ぜひ本記事を参考にして正しく修理・交換できるようにしてみてください。

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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