ドアを開閉するたびに「ギシギシ」「キーキー」といった異音がすることに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ドアから異音がするときはさまざまな原因が考えられ、原因に応じて適切な対処法を取ることが大切です。なかには、自分で対処できるケースもあり、簡単に異音を解消できるかもしれません。
そこで今回は、ドアから「ギシギシ」「キーキー」といった異音がするときの原因と対処法について解説します。
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ドアからきしむ音がするのはなぜ?原因と対処法について

ドアからきしむ音がするときに考えられる原因は主に5つあり、原因によって適した対処法が異なります。
では、主な原因と対処法について見ていきましょう。
原因1:丁番のグリス切れ
ドアのきしむ音の主な原因の一つが丁番のグリス切れです。
丁番はドアをスムーズに開閉させるために欠かせないものですが、ドアを開閉するたびに摩擦などの負荷がかかるため、劣化しやすい部分です。そのため、次第に潤滑油が少なくなり、摩擦が発生してきしむ音が発生することがあります。
対処法としては、潤滑油「5-56」などのスプレータイプの潤滑油、もすくはドアを外してグリスを塗るのがおすすめです。
ただし、潤滑油を塗る場合は、ドアを取り外さなければならないため、作業の簡単さを優先するなら潤滑油を吹きかけるのがおすすめです。
原因2:丁番や心棒の歪み
パーツそのものの歪みによってドアがスムーズに動かなくなり、きしみ音の原因になり得ます。
ドアにぶつかったり、地震が発生したりしてときに起こりやすく、潤滑油やグリスを塗っても異音が改善されません。この場合、丁番を新しいものに交換するのがおすすめの対処法です。ただし、丁番だけでなくドア自体にも劣化が見られるときは、ドア全体の交換が必要になることもあるでしょう。
原因3:ドアクローザーのネジの緩み
ドアクローザーに使用されているネジが緩んでいる場合も、ドアの異音の原因となります。
ネジやナットの緩みが原因であるとわかったら、ドライバーやレンチを使用して、ネジやロックの締め具合を調整します。
ただし、ネジやナットは、ドアの開閉スピードを調整する機能もあるため、無理にきつく締めたり、緩めたりするのはおすすめしません。どのように調整するかは説明書に記載されているため、確認したうえで調整してみてください。
原因4:ドアクローザーのアーム連結部のグリス切れ
アーム連結部のグリスが切れて、開閉時の摩擦できしみ音を発生させることもあります。
その場合、脚立を使ってグリスを塗るようにしてください。ただし、先ほど紹介した潤滑スプレーを使わないようにすることが注意点です。グリスは問題ありませんが、潤滑スプレーをつかうと元のグリスを剥がしてしまう恐れがあり、異音がひどくなる可能性があります。
原因5:枠の歪み・沓摺りの膨張
ドアのきしみ音に加えて、開閉がスムーズにできないと感じる場合は、ドア枠の歪みや沓摺の経年劣化が考えられます。
地震や住宅全体の歪み、経年劣化などで発生することがあり、こちらが原因となっている場合はDIYでは対処できません。専門業者に依頼して、ドアごと交換するリフォームが必要になるでしょう。
ドアの修理を業者に依頼するときの費用相場

DIYに自信がなく、できれば専門業者に修理を依頼したいと考えている方もいるでしょう。また、ドア本体や丁番の交換は難易度が高いため、基本的に専門業者に依頼した方が間違いなく済みおすすめです。
その際、調整や補修、交換にかかる費用相場がいくらぐらいになるのか気になる所です。先ほど紹介した対処法を専門業者に依頼するときの費用相場は以下のとおりです。
方法 | 費用相場 | 工期 |
丁番にグリスを塗る | 5,000円〜1万円 | 数時間 |
丁番の交換 | 2万円〜3万円(部品代込み) | 半日~1日 |
ドアクローザーの調整 | 5,000円〜1万円 | 数時間 |
ドアクローザー交換 | 2万円〜3万円(部品代込み) | 数時間 |
ドア本体の交換(玄関ドアの場合) | 20万円〜 | 半日~1日 |
丁番でグリスを塗ったり、ドアクローザーを調整したりするような比較的簡単な作業の場合、1万円以下で作業を依頼できます。
ドアのギシギシ音やキーキー音を防ぐためのポイント
ドアのきしむ音が発生したときは、原因に合った対処法を行うことで症状を改善できます。しかし、そもそもきしみ音を発生させないよう心がけることも重要です。
きしみ音の発生させないために意識すべきポイントは以下の3つです。
- ドアの開閉を丁寧に行う
- ドアに強い力を加えない
- 不具合を見つけたら早めに修理する
ドアを勢いよく閉めたり、ドアに物をぶつけたりする頻度が多いと、ドア枠の歪みや丁番・ドアクローザーの不具合が発生しやすくなり、異音につながります。
日頃からドアの開閉は丁寧に行う、子どもがボールやおもちゃをぶつけないように見ておくといったことを心がけましょう。
また、ドアを丁寧に扱っていても、経年劣化によって不具合が起こることがあります。その際、不具合を見つけたらすぐに修理することで、異音の発生を抑えられます。
まとめ
今回は、ドアからガタガタ音やキーキー音などの異音が発生するときの、原因の対処法について解説しました。
ドアからきしみ音がするときに考えられる原因は以下の5つです。
- 原因1:丁番のグリス切れ
- 原因2:丁番や心棒の歪み
- 原因3:ドアクローザーのネジの緩み
- 原因4:ドアクローザーのアーム連結部のグリス切れ
- 原因5:枠の歪み・沓摺りの膨張
原因によって適した対処法が異なるため、まずは原因を見つけてみてください。ただし、原因によってはドアの交換や丁番の調整など、DIYではむずかしい対処法が必要になることもあります。
その際。無理にDIYで対処しようとするのではなく、怪我や事故のリスクを軽減するためにも、業者に依頼するのがおすすめです。
ぜひ今回の記事を参考に、ドアのきしみ音の対処法を検討してみてください。