強風で店舗入り口ドアが壁にぶつかりドアが変形した!ガラスも割れた!至急修理をして欲しいとご相談が入りました。現場にお伺いすると確かに網入りガラスがひび割れしており、ドアが本来開く限界を超えて強風で開いた為に、アルミ部分に無理な力がかかり変形していました。
本日は、こちらの現場の施工事例となります。ドアの変形修理、ガラス交換、今後壁にぶつからない様に戸当たりの取り付けを行いました。
ご興味のある方はご覧ください。
ドア修理-ドアの歪み、変形修理
ドア修理の施工写真となります。まずはドアの歪みを修理しないとガラスの入れ替えができません。上記の写真をご覧ください。オレンジで囲んだ部分が開いているのが分かります。さらに下の写真は同じドアの上部です。
衝撃の凄さが想像できますね。このレベルでアルミが開いていると言う事は縦框と横框を固定しているネジ部分が破損や異常をきたしている事も容易に想像ができます。何はともあれ一旦ドアを取り外して修理プランを練る事にします。
アルミ製の素材なので曲がった方向と逆側に曲げれば曲がらない事はありません。但し、慎重に作業を行わないと変な部分から曲がってしまい取り返しのつかない事になります。木を当ててゴムハンマーで叩きながら修復して行きます。
オレンジ▢で囲っている部分はネジ穴です。ここにネジを挿し込みプラスドライバーで回す事により、ドアの横框(よこかまち=横の枠)と縦框(たてかまち=縦の枠)を固定します。写真は差し込み口が完全に開いている状態です。これだとネジがスカスカで全然固定出来ません。この部分を補修して行きます。
工具類を上手く使用してネジ穴を絞って行きます。さらに変形しているドアの縦框も可能な限り元に戻して組み上げました。一旦ガラスを取り除いた状態でアルミ枠を組み上げて、ドア枠に建て込み、丁番など固定した後に網入りガラスをドア扉に取付けて行きます。
上記写真はガラスの建て込みまで終え、コーキングでドアサッシとガラスを固定している写真です。ガラスの回りに貼ってある紫のマスキングテープを剥がしてガラスの建て込みまで終わりました。最後に、今後また同じ事が起こらない様に戸当たりを取付けます。
壁にぶつかりドアが変形しないように戸当たり取付
戸当たりがあれば戸当たりの所でドアがストップします。勿論衝撃が強ければ、それはそれで、ドアになんらかの不具合が発生する可能性はありますが、ダイレクトにドアが壁にぶつかる事がなくなるでしょう。
まずは何もなじコンクリートの地面に戸当たりを取りつける為の穴をあけて行きます。
戸当たりのベース部材を地面に取付けます。
最後に戸当たり本体、ゴムの戸当たりをべーズ部材に取付ければ完成です。
これでドアが戸当たりより開く事はありません。
戸当たり取付も含めてすべてのドア修理が完了しました。完成した写真です。
ドア変形修理費用
この様なドアの変形に関する費用は一体いくらぐらいになるのか気になるかと思います。目安の金額として念のためにお伝えしておきますね。
ドア脱着費用 | 10,000~20,000円 |
変形補修費用 | 5,000~20,000円 |
諸経費 | 3,000~8,000円 |
合計 | 18,000円~48,000円 |
ドアの変形を修理する為には当社を含め、どの業者も一度ドアを脱着すると思います。今回はガラスも割れていましたので別途ガラス交換の費用が発生しますが、運よくガラスが割れてなければ特にガラス交換の費用は発生しませんのでドアを脱着して変形を補修する事になります。仮にガラスも一度脱着しなければならない場合はその分の費用が加算される事はありますが、概ね18,000~48,000円程度で修理が可能かと思います。
まとめ
本日は、強風によってドアが想定以上に開き、アルミサッシが変形、ガラス割れの現場対応について施工例として掲載しました。ドア変形を修理する目安の費用も掲載していますので参考にされて下さいね。