雨戸の戸車交換は合計8個。雨戸が壊れる箇所と修理方法を解説!

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毎年8月から10月ごろまでの期間は雨戸の修理や雨戸交換のご依頼が増加します。特に台風発生のニュースが流れると「そういえば、昨年調子があまり良くなった雨戸大丈夫かな?一度修理業者に見てもらおうかな?」この様な感じでご相談を頂き点検にご訪問する機会も多々ござます。

そんな雨戸修理に関しまして、今回戸車8個交換させて頂いた現場写真と合わせて、雨戸で起こりやすい故障とその修理方法を説明したいと思います。雨戸の具合が思わしくない方は是非参考にして下さいね!

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雨戸の動きが”固い・重い”は戸車交換で解決

はい。今回修理ご依頼を頂きました雨戸の写真です。こちらの雨戸を開閉しようとするととても重く、固いとお困りでした。それもそのはずです。雨戸を横にスライドする為に重要な役割を担う戸車が一つは欠損、もう一つは錆びでボロボロの状態です。

雨戸の戸板を取り外してひっくり返すと上の写真の状態でした。戸車が無かったり、錆びて車が回らないと戸板そのものを引きずっている状態になりますので、それは重く固いですね。

今回はこの様な状態の戸板が4枚ありました。1枚の戸板には2つの戸車が必要ですので、4枚×2個=8個。合計8個の戸車交換を行います。

古くなった雨戸戸車を抜き出しましたのでご覧ください。

お客様も「あら~これは酷いですね。素人の私から見ても取替が必要だと分かります。もう30年近いので仕方ないと言えば仕方ないか・・・」と長年頑張ってくれた戸車にお別れを告げられていました。

新しい雨戸戸車を準備するまでに少々お時間を頂きました。約1週間程で雨戸戸車が入荷してきましたので、作業日程をご調整させて頂き再度修理にご訪問しました。

新旧の戸車を並べるとこの様な感じです。へたり具合が半端ないです。

はい。古い戸車に別れを告げて、新しい戸車への取替作業を進めて行きましょう。ちなみにこちらの戸車は、嵌め込み式の戸車なので、上から叩き出すような感じで古い戸車を取り出し新しい戸車を嵌め込んで行きます。こんな感じです。

全部で8個の戸車交換、全ての作業が終わるまでに約1時間半といった所です。ありがとうございました!

雨戸で起こりやすい不具合は4つ、解決方法とは?

現場作業は以上です。ここからは、雨戸で起こりやすい不具合の内容と解決方法について説明して行きたいと思います。雨戸修理の90%以上は今回紹介する5つのトラブルに集約されると考えて良いでしょう。

1.戸車の故障

今回行った雨戸戸車の故障は、当社への依頼件数としても最も多いトラブルの原因となっています。既にお伝えしましたが、雨戸戸車が悪くなると、戸板をスライドする時に、引きずる様な手応えとなります。戸板の動きが重く、固い場合は戸車の故障を一番に疑います。

戸車故障の解決方法

戸車の修理方法は原則取替となります。戸車の滑車が回る状態であれば潤滑スプレーなどを噴霧して応急的に滑りを良くする事も可能です。

2.レールの破損

雨戸の戸板はレールの上を移動します。そのレール自体がひび割れや滑落してしまい壊れてしまう事があります。雨戸レールは主に、木製レールとアルミレールの2種類があります。いずれもケースでも、破損すると戸板がスムーズに移動できなくなるので修理または、取替をする必要が生じます。

レール破損の解決方法

ひび割れを起こしている場合は、薄い板を被せて修理する事が出来ます。厚みはせいぜい3mmぐらいでないと戸板が引っ掛かり用をなしません。レール自体がボロボロになっているケースや滑落しているケースでは、網戸レールを新しく取り付けし直さなければなりません。DIYでは難易度が高い作業になりますのでサッシ屋さんにレールのみ取替えできるか相談しましょう。

3.戸板・戸袋の変形・破損

外部からの衝撃で戸板や戸袋が変形(陥没)したり、古くなってサビが発生し一部破損してしまう事があります。外部飛来物が原因の変形(陥没)は、火災保険が適応される可能性が高いので火災保険に加入されている方は保険会社に問い合わせてみましょう。

戸板・戸袋の変形・破損の解決方法

戸板や戸袋に変形(陥没)、破損が発生した場合は原則取替です。軽微な変形で取替までしたくないとお考えの場合は簡易的な修理方法についてご説明します。

アルミ製の素材は叩けばある程度元に戻ります。車の板金と同じ様に、叩いたり・押したり・引っ張る事で変形している部分を修復する事が可能です。また、サビが原因で破損している場合は、やすり等でサビの部分をある程度綺麗にし、パテで修復します。一時的な修理ではありますが試されてはいかがでしょうか?

4.錠の故障

サッシの雨戸には室内側に錠があるタイプが殆どです。押し込み型の錠で戸板と雨戸レールとをロックして動かなくします。この錠がある事で外部から戸板をスライド出来なくします。強風が吹いて勝手に戸板が開く事も、泥棒が雨戸をあける事も出来なくなります。錠は経年劣化で動きが悪くなり、ロックが出来なくなる不具合を発生させます。

雨戸錠故障の解決方法

錠の交換が最も有効な修理方法となります。メーカーと品番がわかれば数千円で錠の入手は可能です。錠はネジで固定されている事が殆どなので、プラスドライバー1つあれば取替も比較的簡単です。

まとめ

雨戸の修理について、施工例や雨戸に起こりやすいトラブル4つを説明しました。

雨戸は室外の設備です。その為、直射日光に晒され、雨風を直に受け続けています。経年劣化により、雨戸の各部品は傷みが発生やすい環境でもあります。永く使用するコツは小まめなメンテンナンスが大切です。パーツの交換もそうですが、雨戸本体の傷や塗装の剥がれなどもサビの発生する原因になりまので塗料の上塗りやサビ止めの噴霧など時折気にかけてやると20年、30年と永く使用できると思います。

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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