浴室の鏡も長年使用していると表面にカルキが付着して白っぽくなったり、サビが発生して汚く変色する事があります。湿気の多い浴室内の鏡は特にこの様な不具合が発生する事も多く「でも業者に依頼すると何万円も費用がかかるかもしれないからな~」と二の足を踏んでいらっしゃる方も多いようです。そこで今回は、浴室の鏡を自分で取り外す方法と業者に依頼した場合の費用について解説して行きたいと思います。浴室の鏡が腐食してお困りの方は参考にして頂ければと思います。
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浴室鏡にサビが発生する原因

まず、浴室鏡にサビが発生するのは何故か?原因を知っていれば新しく取付ける鏡にサビが発生しにくくなる対策を講じる事が出来るかもしれません。
鏡はガラス、銀膜、銅膜、特殊塗料で構成されています。
詳しく説明すると、一番表面がガラスです。そのガラスに銀メッキ(膜)を薄く吹き付けます。さらにこの銀膜の劣化を防ぐ為に銅膜をコーティング。さらに仕上げで特殊塗料を塗り鏡の完成です。
【鏡の構成】
表面)ガラス+銀膜+銅膜+特殊塗料(裏側
この様な構造になっており、主に銀膜にサビが発生し鏡を汚くします。このサビの事をシケと言います。
シケの発生する主な原因は水、湿気や洗剤などが鏡エッジ部分の縁(”ふち”または小口といいます)から鏡内部に侵入するためです。
通常の鏡は小口部分にまでしっかり特殊塗料がコーティングされていない事が殆どです。そのため、この様な鏡を水回りに使用すると鏡の設置から数年もせずにサビが発生する事も。湿気の多い水回りに使用する鏡は、この小口部分までしっかりコーティングされた小口防湿鏡が推奨されます。
浴室鏡の取り外し方

それでは本題の鏡の取り外し方法について解説していきます。浴室に使用されている鏡が前提ですので大きさは横幅60cm×高さ120cm以内の物が多いと思います。勿論特注品などはこれよりも大きくなる事もありますが、基本的には同じ方法で取り外す事が可能です。
鏡の四隅を見て金具が取付けられている場合は金具をズラし鏡に当たっていない状態にしなければなりません。現在鏡にかかっている位置から少しずれる仕組みになっている物が殆どです。
金具が引っ掛かってない状態でも鏡は落ちてきませんか?大抵は鏡の裏側に接着剤が塗られており壁面と接着されています。強力に接着されているのでこの状態で無理に剥がそうとしてもビクともしません。
そこでピアノ線(針金)を用いてこの鏡を剥がして行きます。鏡の上から鏡と壁の隙間にピアノ線を通して下まで引き下げます。通常の接着であればこれで綺麗に切れるので鏡を取り外す事が出来ます。
鏡が滑落しますので2名以上で作業を行う事をお勧めします。
業者に浴室鏡を取り外してもらう費用

自分で鏡の取り外しが出来そうもない方は業者に依頼すると良いでしょう。ガラス屋さんで対応してくれるはずです。費用については業者によりばらつきはありますが
8,000円~15,000円が相場です。もちろん大きさや現況により前後しますので事前に見積りをしてもらって下さい。浴室鏡を自分で交換する事は可能?
浴室鏡を交換する費用
鏡を取り外して、そこには何も取付しない。この様にお考えの方がいらっしゃる一方で、取り外した後も残っているし、やはり鏡があった方がよいと思われる方もいらっしゃいます。
費用面で言えば、鏡を交換する前提で業者と金額交渉した方が依頼者にメリットがあります。鏡を交換するのであれば取外し費用をサービスしてくれるかもしれません。または古くなった鏡の処分を無料でしてくれたり。
これが一度鏡の取り外しだけ依頼して後程新しく鏡の取付を依頼すると業者としても二度手間になり経費分コストが上がる可能性も出て来ます。
防湿処理がされた防湿ミラーをに取替える費用の目安は
60cm×120cm以内のタイプ=20,000円~35,000円
程度が相場です。鏡交換の場合は処分費はサービスしてくれる業者が一般的かと思います。詳しくは小依頼される業者に相談して見て下さいね。
まとめ
本日は浴室鏡のサビの原因や鏡の取外し方法。またそれに掛かわる費用について解説しました。鏡にサビが発生してそのままにしておいても特に重大な被害にはなりませんが見た目汚いです。時期をみて取り替えスッキリ綺麗なバスタイムをお過ごし下さい。