「防犯ガラスは意味がない」はウソか本当か!設置する意味を正しく理解しましょう。

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「空き巣の侵入経路はどこが多いの?」

「空き巣の件数は年々減っている?」

「防犯ガラスの設置は意味がない?」

防犯への意識が高まっていたり、最先端の防犯設備が住宅でも使用できるようになっている現代であっても、空き巣の件数は数万件を超えるほど多くの被害が出ていますので、しっかりとした防犯対策が必要になります。

その中でも手軽にできて効果的だと言われている「防犯ガラス」の設置ですが、中には「防犯ガラスの設置は意味がない」と言われることもあります。

結論から申し上げますと、「防犯ガラス」は空き巣の防犯対策に絶大な効果を発揮しますので、意味がないということは全くありません。

では、なぜ防犯ガラスを設置しても意味がないと言われているのでしょうか?

そこで、本記事では、空き巣に対する基本的なデータと防犯ガラスの効果について詳しくご紹介していきます。

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空き巣の侵入経路の約7割が「窓」

生活安全総務課が集計を行い警視庁が発表した「平成22年中の侵入窃盗(空き巣)の傾向」によると、戸建住宅においての空き巣の侵入手口としてもっとも割合が高かったのは「ガラス破り」からの侵入で約7割ほどでした。

また、マンションにおいても「ガラス破り」の割合は非常に高く、「無締まり」についで割合が高く約25%となっており、戸建住宅・マンションに関わらず「ガラス破り」に対する防犯対策は必要不可欠なものとなっています。

さらに、警視庁が発表した令和3年度の東京都における空き巣事件の侵入手口については、「無締まり」が60%、「ガラス破り」が20.2%となっており、やはり窓からの侵入が主な経路となっていることが明らかになっているのです。

空き巣の件数はどのような推移になっている?

認知件数検挙数検挙率
平成22年(2010年)136,74970,30751.4
平成23年(2011年)126,38265,27051.6
平成24年(2012年)115,32862,29854.0
平成25年(2013年)107,31353,91450.2
平成26年(2014年)93,56650,50054.0
平成27年(2015年)86,37346,78654.2
平成28年(2016年)76,47743,78057.2
平成29年(2017年) 73,12241,48156.7
平成30年(2018年)62,74539,23762.5
令和元年(2019年)57,80837,08364.1
資料元/警視庁「令和元年の刑法犯に関する統計資料

全国の空き巣事件の件数の推移は上記のグラフの通りとなっています。

ご覧いただいた通り、平成22年〜令和元年にかけて空き巣の認知件数は毎年減少傾向にあるものの、検挙率に関しては大幅に増加している傾向ではないことが明らかです。

つまり、防犯カメラの設置や高性能の防犯対策などにより、空き巣の件数自体は減っているものの、空き巣にあってしまうと検挙される可能性は低く泣き寝入りになってしまうことも多くなってしまいます。

空き巣対策には防犯ガラスの設置が必要不可欠

では、主な空き巣の侵入手口である「ガラス破り」から住居を守るには、どのような防犯対策が必要となるのでしょうか。

そこで有効になる防犯対策が、防犯ガラスを設置するということです。

防犯ガラスを設置することで、空き巣の犯人がガラスを割るのに時間がかかってしまい空き巣に入る前に諦めて犯行をやめるというデータがあります。

実際に「財団法人都市防犯研究センター」が元泥棒を対象に侵入を諦める時間について調査をおこなったデータでは、泥棒が空き巣を試みてから侵入を諦めるまでの時間が「2分以内」が17%ほど、「2分〜5分以内」が51%ほどとなりました。

つまり、泥棒の侵入を防ぐため、5分間耐えることのできるガラスを設置することで7割ほどの空き巣侵入を防ぐことができるのです。

また、空き巣をするときには泥棒はかならずと言っていいほど下見をしますので、下見の段階で防犯ガラスが設置してあることで空き巣の対象にならないことも多いので、やはり防犯ガラスの設置は必要不可欠といえるでしょう。

なぜ防犯ガラスは意味がないと言われている?

ここまでお伝えした通り、防犯ガラスは空き巣対策において非常に大切ですが、「防犯ガラスは設置しても意味ない」と言われることもあります。

その理由としては、防犯ガラスであっても時間をかけさえすれば割れてしまうということや、そもそも防犯カメラなどの防犯対策をした方が効果的であるという意見があるからです。

確かに、防犯ガラスであっても時間をかければ割られてしまいますが、先ほどもお伝えした通り、大切なのはガラスが破られるまでの時間を長くすることですので、防犯ガラスが意味ないということは全くありません。

また、防犯カメラなどの防犯対策の方が効果的であるということも間違いで、防犯対策はひとつの対策だけではなく、さまざまな防犯対策を組み合わせることでより高い効果を発揮しますので、防犯カメラの設置と防犯ガラスの設置を両方おこなうことがもっとも効果的なのです。

このように、防犯ガラスの設置は意味がないということはなく、防犯対策をする上で欠かせない対策になります。

まとめ

本記事では、空き巣に対する基本的なデータと防犯ガラスの効果について詳しくご紹介していきました。

お伝えした通り、空き巣の件数は年々減少傾向にありますが、それでも毎年数万件の空き巣被害が起きていますので、しっかりとした防犯対策をする必要があります。

その中でも手軽に行える防犯ガラスの設置は、どのご家庭でもおこなっておくべき防犯対策と言えるでしょう。

また、防犯対策の設置をするときは「防犯ガラスは設置しても意味がない」というネットのデマを鵜呑みにしないで、どのようなことから防犯対策として機能するのかを正しく理解しておくことが大切です。

ぜひ本記事を参考にして防犯ガラスの機能と必要性について正しく理解してみてください。

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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