窓ガラスについてこのようなお悩みはありませんか?
「外から見えないように目隠しをしたい」
「窓ガラスを変えないで目隠しする方法はある?」
「自分で外から見えないようにする方法はある?」
窓ガラスは透明なものが多く、カーテンなどで目隠しをしないと外から丸見えの状態になってしまいます。
しかし、昼間の明るい時間などにカーテンをしてしまうとお部屋に光が入らずに気分まで下がってしまうこともありますよね。
実はそのようなお悩みは少しの工夫で解決することができるのです。
そこで本記事では、窓ガラスを外から見えないように目隠しする方法をご紹介していきます。
外から見えないように窓を目隠しする方法

外から部屋の中が見えないように窓ガラスを目隠しする方法は下記の4つです。
・型板ガラスに付け替える
・すりガラスに付け替える
・フロストガラスに付け替える
・フィルムを貼り付ける
窓から部屋の中を見られたくないけれど、どうすればいいのか分からないという方は、まずはその方法をチェックしてみてください。
それでは、それぞれの方法について詳しくご紹介していきます。
1.型板ガラスに付け替える
型板(かたいた)ガラスとは、ガラス表面に凸凹の模様が入っており、その模様のおかげで窓ガラスを通り抜ける光が屈折してガラス越しに見えるものがぼやけて見えにくくなるガラスのことです。
型板ガラスには、もっとも定番の「霞」や目の細かい「梨地」、花柄模様が特徴的な「フローラ」、ヨーロッパのような雰囲気のある「キャセオーナメント」など、さまざまな種類の型板ガラスが存在しています。
ガラスの模様によっても目隠しの度合いが異なりますので、ピッタリの目隠しになること間違いなしです。
2.すりガラスに付け替える
すりガラスとは、透明なガラスの表面に金剛砂(こんごうしゃ)と呼ばれる粉末状の鉱物を吹きかけて研磨して不透明に仕上げたガラスのことです。
非常に細かい凸凹ができますので、透明度はかなり低く外から部屋の中が丸見えになる心配もありません。
また、スリ加工の具合を調整することでグラデーションのすりガラスを作ることができるので、デザイン性にも富んでいます。
3.フロストガラスに付け替える
フロストガラスは、ガラスの表面に砂などの研磨材を吹き付ける「サンドブラスト」を行った後に、さらに化学処理された半透明のガラスです。
見た目はすりガラスにそっくりですが、すりガラスよりも白乳色が強く、両面がツルツルしています。
4.フィルムを貼り付ける
ここまでお伝えした3つの方法はどれも窓ガラス自体を付け替えるものでしたが、中には「窓ガラスを付け替えるほどではない」という方もいるのではないでしょうか。
そのような方にオススメの方法は、現在の窓ガラスにフィルムを貼り付けるという方法です。
フィルムにもさまざまな種類があり、外から見ると鏡のように見えるけれど部屋の中から見ると外がはっきりと見える「ミラーガラス(プライバシーガラス)」や、フィルムを貼るだけで型板ガラスやフロストガラスのように模様をつけることができる「ガラスフィルム」などがあります。
フィルムによっても性質が異なりますが、ミラーガラスを使用するときは、昼間外が部屋の中よりも明るいときは外から見えませんが、夜間に外より部屋の方が明るいときは部屋の中が丸見えになってしまうものもありますので注意しましょう。
外から見えないように窓ガラスを自分で付け替える方法

外から見えないように窓ガラスを自分で付け替える方法は下記の4ステップです。
ステップ①:サッシ枠から取り出し、窓サッシを固定しているビスを外す
ステップ②:サッシを分解してガラスを取り外す
ステップ③:ガラスにグレチャンを巻く
ステップ④:サッシにガラスを取り付ける
窓ガラスを取り付けることは簡単な作業ではありませんが、自分で行うことも可能です。
それでは、それぞれのステップを詳しくみていきましょう。
ステップ①:サッシ枠から取り出し、窓サッシを固定しているビスを外す
まずは現在使用している窓ガラスを取り外すために、窓枠からサッシを取り出します。窓ガラスを固定している「サッシ固定ビス」と呼ばれる留め具をドライバーで外していきます。
同じ部分に戸車の高さを調整するビスがありますが、そちらのビスは外さないように注意しましょう。
ステップ②:サッシを分解してガラスを取り外す
「サッシ固定ビス」を取り外すことができたら、サッシから窓ガラスを取り外していきます。
サッシから窓ガラスが取れにくい場合がありますが、力づくで取り外してしまうと窓ガラスが割れたりサッシが歪んでしまう原因になってしまいますので、優しく取り外すように心がけましょう。
ステップ③:ガラスにグレチャンを巻く
窓ガラスとサッシの固定には、「グレチャン=グレイジングチャンネル」と呼ばれるゴムが巻かれています。再利用を行うか新しいゴムを用意して巻き直します。
ガラスとサッシの押さえゴムになります。通常はグレチャンかビートと言われるゴムで固定されています。窓サッシによってはコーキング仕様となっている事もあります。
ステップ④:サッシにガラスを取り付ける
最後に窓ガラスをサッシにしっかりとはめ込んで、元通りに取り付けていきます。
金具がしっかりと止められていることを確認しましょう。
外から見えないようにフィルムを自分で貼る方法

窓ガラスにフィルムを貼り付けるときは、フィルムの上端を持ちながら鍵のある方に端を合わせて貼り付けると上手に貼り付けることができます。
また、フィルムを貼るときはかならずと言っていいほど空気が入り込んでしまい見た目が悪くなってしまいますので、スキージーなどを使用して窓ガラスとフィルムのスキマに入り込んでいる空気を抜くようにしましょう。
フィルムによっては窓ガラスに貼り付ける難易度が高いものもありますので、しっかりとどのようなフィルムなのかを確認するようにするとより失敗が少なく貼り付けることができますよ。
まとめ
本記事では、窓ガラスを外から見えないように目隠しする方法をご紹介していきました。
ご紹介した通り、窓ガラスごと付け替えて外から見えなくする方法もあれば、窓ガラスにフィルムを貼り付けて外から見えないようにする方法もあります。
どちらも方法が優れているというわけではありませんので、ご自身の状況に応じて適切な方法を選んでみてはいかがでしょうか。
ぜひ本記事を参考にして、外から見えないように目隠しされた窓ガラスにしてみてください。