窓シャッターにはどんな種類があるのでしょうか?
窓シャッターとは、住宅の外壁の中でも最も強度が弱い部分である「窓」に設置された防護製品のことです。
窓シャッター以前に使われていた雨戸と比べると、使いやすさやデザイン性に関して格段に向上してきました。
では、窓シャッターとはどんなもので、どんな種類があるのでしょうか。
今回の記事では、窓シャッターとは何か・動力で分けた窓シャッターの2つの種類・デザインで選ぶ窓シャッターの3つの種類についてわかりやすくご紹介します。
窓シャッターとは何か?
窓シャッターとは、雨戸に代わって窓ガラスを雨・風・飛来物(瓦など)から守ってくれる金属製の巻き戸のことです。
ちなみに雨戸とは、防風・防犯・目隠し目的で、建物の開口部(現在の窓部に当たる場所)に設置されている防護板のことです。
建物の開口部に窓ガラスが採用される前は、雨戸のみで雨・風・飛来物から建物内部を守っていました。
窓シャッターとは何か?
窓シャッターには、次の5つの特徴があります。
・窓シャッターの構造は、一般的なシャッターを窓サイズにしたものである
・窓シャッターの動力は、主に「手動式」と「電動式」の2種類がある
・窓シャッターのデザインは、主に「クローズ」「スリット」「ブラインド」の3種類がある
・窓シャッターは、新築時での設置、後付けのどちらでも設置ができる
・窓シャッターは「手動式」を「電動式」に変更することができる
窓シャッターの設置が向いている場所とは?
窓シャッターは、住宅の次の場所への設置が向いています。
・2階の主寝室の腰高窓、2階の子ども部屋の腰高窓
・1階のリビングルームの掃き出し窓
・1階の和室の肘掛け窓
その他住宅のほとんどの窓に、窓シャッターを設置することができます。
窓の3つの種類
・腰高窓(こしだかまど)とは、立った大人の腰の高さである床面から約80〜100cmに取り付けられた通気用窓のことです。
・掃き出し窓とは、床面に窓の底辺部がある引き戸式の大きな窓のことです。
・肘掛け窓(ひじかけまど)とは、大人が座った時に、肘をかけられるくらいの高さにある窓のことです。
動力で分けた窓シャッターの2つの種類とは?
窓シャッターを、動力で分けると「手動式窓シャッター」と「電動式窓シャッター」の2種類に分かれます。
こちらでは、それぞれの窓シャッターの定義・特徴・おすすめユーザーの3点についてご紹介します。
手動式窓シャッターとは?
手動式窓シャッターとは、人の手の力だけで開閉ができる窓シャッターのことです。
手動式窓シャッターの特徴とは?
手動式窓シャッターには、次の3つの特徴があります。
・手動式窓シャッターは、雨戸に比べて、力がない女性でも簡単に開閉ができる
・手動式窓シャッターは、身長が低い人でも操作ひもを引っ張るだけでラクに開閉ができる
・手動式窓シャッターは、電動式窓シャッターに比べると本体価格安い
手動式窓シャッターがおすすめのユーザーとは?
手動式窓シャッターは、主に次のタイプのユーザーにおすすめです。
・窓シャッターの開閉を手動式で十分だと思っている人
・できるだけ窓シャッターの本体価格・施工価格を安く抑えたいと思っている人
・故障のリスクをできるだけ減らしたいと思っている人
電動式窓シャッターとは?
電動式窓シャッターとは、シャッターカーテンをモーター付きの巻き取りバネで、電力を使って自動で巻き上げる窓シャッターのことです。
シャッターカーテンとは、連結されたパネルのことです。
電動式窓シャッターの特徴とは?
電動式窓シャッターには、次の3つの特徴があります。
・電動式窓シャッターは、窓が閉まった状態でリモコンを使って開閉ができる
・電動式窓シャッターは、IoT化ができ、スマホを使って遠隔操作で開閉ができる
・電動式窓シャッターは、手動式窓シャッターの本体そのままで、モーター付きの巻き取りバネに入れ替えることで、電動式窓シャッターに替えることできる
電動式窓シャッターがおすすめのユーザーとは?
電動式窓シャッターは、次のタイプのユーザーにおすすめです。
・ソファーに座ったまま、ベッドに寝たままでリモコンひとつでラクに窓シャッターを開閉したい人
・オートタイマーで、決まった時間に窓シャッターの開閉をしたい人
・スマホを使って、離れた場所から窓シャッターの開閉をしたい人
デザインで選ぶ窓シャッターの3つの種類とは?
窓シャッターは、デザインで分けると大きく3つのタイプに分かれます。
「クローズ」「スリット」「ブラインド」の3タイプです。
では、それぞれどんなデザインなのでしょうか。
こちらでは、クローズ・スリット・ブラインドの3種類の定義・特徴・おすすめのユーザーについて詳しくご紹介します。
クローズタイプとは?
クローズタイプとは、スラット(パネル)がすき間なく配列され、完全に窓ガラスを覆っているデザインのことです。
一言でいうと、街でよく見る一般的なシャッターのタイプです。
クローズタイプの特徴とは?
クローズタイプには、次の3つの特徴があります。
・防風・防音・遮熱など、最もガードが固い窓シャッターのデザインである
・住宅やお店に使われている、一般的な窓シャッターのデザインである
・デザインがシンプルで、多く生産されていることから価格はリーズナブルである
クローズタイプがおすすめのユーザーとは?
クローズタイプは、次のタイプのユーザーにおすすめです。
・建物のある場所が台風や強風が多く、飛来物の被害を防ぎたい人
・窓からの泥棒などの侵入を防ぎたい人
・外部からの視線をさえぎりたい人
スリットタイプとは?
スリットタイプとは、見た目が「すだれ」のようなデザインのことです。
すだれとは、細く割った竹を並べて、ヒモで編んだ夏用の和風カーテンのことです。
スリットタイプの特徴とは?
スリットタイプには、次の3つの特徴があります。
・外からは見えにくく、中からは外の様子が見えるデザインである
・夏場に使うと、窓周りが涼しい雰囲気になる
・精巧な造りで、デザイン性が高いので、上質な住宅を演出できる
スリットタイプがおすすめのユーザーとは?
スリットタイプには、次のタイプのユーザーがおすすめです。
・部屋の中を風通しの良い空間にしたい人
・自然光を部屋の中にしっかりと取り入れたい人
・気温が高い夏場に、遮熱対策をした人
ブラインドタイプとは?
ブラインドタイプとは、ブラインド機能を持ったデザインのことです。
ブラインドタイプの特徴とは?
ブラインドタイプには、次の3つの特徴があります。
・ブラインドタイプは、ブラインドと窓シャッターの両方の機能を持っている
・スラット(パネル)の角度を自由に変えることができる
・ブラインドタイプは、常時シャッターを閉めていながら、ブラインドを開くことができ、防犯・採光・通気を同時に満たすことができる
ブラインドタイプがおすすめのユーザーとは?
ブラインドタイプは、次のタイプのユーザーにおすすめです。
・常にシャッターを閉めっぱなしにしながら、換気も同時に行いたい人
・ブラインド機能を使って自由に採光を取り入れたい人
・ブラインド機能を使って、カーテン費用を抑えたい人
まとめ
今回は、窓シャッターとは何か・動力で分けた窓シャッターの2つの種類・デザインで選ぶ窓シャッターの3つの種類についてそれぞれご紹介しました。
窓シャッターは、特に台風や強風が頻繁に発生する地域には、できれば取り付けをおすすめする防護製品です。
取り付けることで、飛来物による窓の壊れの心配を大きく解消してくれます。
もし、どの窓シャッターが良いのか分からない時は、一度窓シャッターの専門業者にお問い合わせすることをおすすめします。