浴室折戸の動きが悪いと言うご相談で博多区の戸建て住宅にお伺いしました。
お伺いしてみるとお主人様曰く築35年と言うご住宅で、ご依頼の浴室折戸に向かう廊下はギシギシと音をたて今にも床が抜けるのでは?と言う状態です。
「ご主人様、、、結構床がやばいですね~」と言うと、「もうボロ家やけんね~どうにかしないとダメなんやろーけど・・・今度給付金が下りるんで、その時考えようかと思ってね~」
10年ぐらいはこの様な状態でお住まいと言う事でした。キシむ廊下を乗り越えて問題の浴室折戸に到着しました。こちらの折戸も結構酷い状態でした。
折戸の中に4枚に分かれたアクリル板が入っているのですが、1枚はひび割れしていおり、もう1枚はアクリル板の4分の3は無い状態でビニールで養生されていました。外部に水分が出るのを防ぐ目的だと言うお話です。一番の問題は折戸の吊元は大丈夫なのですが、稼働する方は上下ともレールから外れていて宙ぶらりんの状態です。
折戸の動きではなく、ドアの動きで使用されている様です。
お客様「この外れている部分の部品だけ交換してもらう事はできんかね~?」と言うご要望です。恐らく1度は浴室ドアの交換をされていると考えられますが、以前交換してもう15年以上は経過しているタイプの浴室折戸です。
部品交換以前に折戸本体のアルミの部分も腐食しアクリル板も割れているので、全体の交換をお勧めしました。見積り額は79,000円。
「あ~やっぱそんなにするんやね~別の業者にも見てもらったけど、やっぱり10万ぐらいするって言いよったけんね~」
と元気がないご主人様になっていかれました。「もうちょっと安くしてくれんね!」と元気なご主人様が価格交渉に・・・お話合いの結果76,000円で工事を受注させて頂きました。
納期までの流れ
浴室折戸を受注させて頂くと、まずは寸法取りから始まります。
W(横)とH(高さ)の開口部分をチェックしてそこから適寸サイズの増減を行い発注寸法を出します。
工場にミリ単位の寸法で浴室折戸の枠と障子(折戸本体)を発注し出来上がりを待つ事になります。
納期は発注後1~2営業日で出ますので、納期以降の工事日をお客様と打ち合わせをし工事日を決定します。
博多区のお客様仕事のスケジュールで火曜日工事を希望されていましたので納期後最短の火曜日を工事日にし当日ご訪問させて頂きました。
浴室折戸交換工事作業工程
浴室折戸の交換工事は原則カバー工事で行います。(既存のサッシの上から新規のサッシを取付ける方法です)
カバー工事はコスト安、時間短縮、音や埃が従来の施工よりも劇的に少ない。この様なメリットがあります。
博多区のお客様邸でも事前にご了承を得てカバー工事を行います。工事手順ですが、
1.既存の折戸の撤去(枠以外)
2.既存の枠に新しい枠をはめ込みます。
不要な部分のカットやしっかり収まる様に充て木など行います。
3.新規枠の取付け
既存枠及び建物に新しい枠がしっかり固定されるようにビスを打ち込みます。
4.折戸の仮取付
新規枠が取り付けられた段階で仮に新規折戸本体を取付け動きのチェックなどを行います。
5.コーキング充填
仮で取付けた折戸を一旦外し、新規枠と既存枠のすきま部分を脱衣所側及び浴室側からコーキング充填を行います。防水と仕上げを行って行きます。
6.折戸と付属品の取付け
最後はもう一度、折戸本体を枠に納めて、折戸の取っ手など付属品を取付完了です。
7.清掃
最後は周りを綺麗に掃除しお客様に動作確認を行って頂き作業完了です。コーキングは乾くまで24時間程時間がかかりますので注意して頂く事も忘れずにお伝えします。
まとめ
博多区のお客様邸では約4時間で工事完了する事が出来ました。後日談ですが、床の補修工事の受注も頂く事が出来ました、マドミセさんに給付金全額使う事になるんかな~笑。とおっしゃっていました。ご利用ありがとうございました。