マンションや戸建て住宅、会社や店舗など殆どの建物にはドアが取付けられています。入口ドアや勝手口ドア、室内ドア、出入りをするたび日開け閉めしますので、ある一定の期間が経過すれば必然的に”ガタ”が来て動きが悪くなります。
本日はドアの動きが悪くなった時にチェックするべき丁番と業者に修理を依頼した時に必要なドアの修理費用(丁番交換)について解説したいと思います。
丁番(蝶番)が原因で室内ドアの動きが悪いケース
この記事では室内ドアに限定して解説しています。「え!?室内ドア以外にはどんなドアがあるの?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、例えば、玄関ドアや、勝手口ドア、又は引戸、横引きハンガードアなどがあります。これらのドアはまた違ったポイントで不具合を発生させる事があるので今回は室内ドアに焦点を当てて解説しますね。
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丁番の不具合

丁番(蝶番、蝶つがいなど言われます)の不具合によりドアの動きが悪くなる事があります。ドア枠とドア本体に取付られている金具で、この丁番の機能によりドアを引いたり押したりしドアの開閉が可能になっていますので、非常に重要な部品です。上記の写真の様な丁番はネジの所が緩んでいたり壊れていたりする事でドアの動きが悪くなります。
次に紹介する3D丁番と言われる丁番は丁番でドア本体の”倒れ”や”傾き”が調整出来る優れものです。ただし、取替えの際は部品代が結構高くつきますので注意が必要です。最近の室内ドアではこの3D丁番が使われている事が多いです。


丁番が壊れると、どの様な不具合を発生させるのか?
1.ドアが床を擦る様になりドアの開閉がスムーズに出来なくなる。
2.ドアがドア枠に当たり、ドアがドア枠に納まらなくなる、または収まりづらくなる。
3.ドア本体が”ガクン、ガクン”と開閉時安定しない動きになる。
主にこの様な症状を発生させます。この様な症状の場合は丁番の調整、交換が必要です。
丁番の交換、調整費用
【丁番交換費用(一般)】
一般的な丁番は1,000円~3,000円が部品代になる事が多いです。
作業代金は業者によりまちまちですが8,000円~15,000円程度です。
合計すると、9,000円~18,000円程度が相場という事になります。
【丁番交換費用(3D丁番)】
部品代8,000円~12,000円
作業代8,000円~15,000円
合計すると16,000円~27,000円程度が相場と言うところですね。
【丁番の調整】
丁番が壊れていない場合は丁番の調整のみ行う事もできます。3D丁番の場合はネジをプラスドライバーで右や左に回す事により調整出来ますが、”傾き”や”倒れ”の角度が変わりますので素人の方では難しい事もあります。「自分で調整してみたが出来なかったので依頼したい」とお問合せもあります。
3D丁番の調整費は8,000円~12,000円が相場です。
一般的な丁番の部品交換を伴わない補修作業は5,000円~15,000円程度が相場となります。
丁番(蝶番)以外で室内ドアの動きが悪いケース
丁番以外のケースとしては、室内ドア用のドアクローザが取付けている事が想定されます。ドアクローザが壊れてしまった為にドアの閉まりが早くなったりする開閉の不具合を発生させます。
また、ドアノブのラッチ部分が悪くなると、ドアの動きと言うよりもドアの閉まり(ドア枠への納まり)が固くなり、ドア本体がドア枠に”カチッ”と納まる時にスムーズに閉まらない様になります。
丁番以外でドアの動きが悪くなる場合、原因として考えられるのは、「ドアクローザの不具合」「ドアノブラッチの不具合」この2パターンです。念の為修理費用の相場も次に記載しておきますね。
室内ドアの動きが悪い時修理費用
【室内用ドアクローザ交換】18,000円~20,000円程度
【ドアノブラッチ部分の交換】10,000円~15,000円程度
※価格は部品代を含む税別価格です。
まとめ
本日はドアの動きが悪い時に考えられる故障個所について解説しました。一番可能性が高いのは丁番ですが、その他の部品の可能性もあります。修理の費用など参考にして頂ければ幸いです。