太宰府市のお客様よりお電話を頂きました。「あの~そちらでガラスの交換とかやってもらえるんですか?トイレの蛇腹?こう~ハンドルで回して空気の入替を行う・・・」
「あ、ルーバー窓でしょうか~?」
「あっそれそれ、そのルーバーのガラスが割れて今にも落ちそうなので交換して欲しいのですが・・」
この様なご相談を頂き早速現場にお伺いしました。
到着すると洋風のガッシリしたご住宅。築20~25年程度でしょうか。お庭は芝生が綺麗に手入れされていて要所要所お花がこちらを見ています。
チャイムを押すと中から奥様が出てこられました。早速問題のルーバーガラスの所に案内して頂き状況を確認・・・「ん?」
こちらです。と案内されたのは2階のトイレ。そう、割れて今にも落ちそうなガラスは2階のガラスです。
ルーバーガラスの撤去
ルーバーガラスで網入りの分は、一般の窓ガラスと同じように熱割れする事が少なくありません。
太宰府市のこちらのお客様のガラスもそんな熱割れでヒビが入って、そのまま放置していた為、現在ではワイヤー2本でどうにか耐えている状態です。
幸いにも内側から取替工事が可能なので、まずは今にも落ちそうなルーバー網入りガラスを慎重に取り出します。トイレのルーバーガラスを内側から工事する時は
便器が非常に障害になり作業が行いずらいですが、どうにか無事割れたガラスを撤去しました。
実はこのガラスの他にも3枚ひび割れが確認出来ましたのでお客様にご提案し全部で4枚のガラス交換を行う事になりました。
ルーバーガラスの作製
ルーバーガラスは横幅約350mm×高さ約95mm程度です。網入りの型板ガラスを同じサイズに4枚カットします。
通常の窓ガラスであればカットした面はサッシの中に納まりますので問題ないのですが、ルーバーガラスの場合はガラスの切断面が露出したままです。
この状態でガラスの切断部分を触ってしまうと怪我をする恐れがあります。そのため、ルーバーガラスを作製するには”面取り”と言う作業を行う必要があります。
面取り方法はサンダーで行います。電動工具サンダーにガラス研磨用のサンダーの刃をセットしてガラスの切断面を撫でる様に面取りして行きます。
サンダーの刃を強く押し付けるとガラスが欠けたり割れたりしてしまうので撫でる感覚で作業を進めていきます。
4枚全てのガラスの面取りを終えて後はガラスをセットするだけです。
ルーバーガラスの取付け方法
便器のタンク裏にあるルーバーガラスを取付けます。
ルーバーガラスの取付け方は何パターンかあります。ルーバーガラスの両端にプラスチック製のアジャスターをつけてルーバー窓のオペレーターハンドルに連動している枠の金具に差し込むタイプ。
若しくは、ガラスを直接ルーバー窓の所定の場所に差し込むタイプのもの。今回は後者のタイプでしたので比較的簡単に取付する事が出来ました。
最後にルーバーの開閉を行うためのオペレーターハンドルを回して開閉確認。問題ございません!
まとめ
本日は太宰府で行ったルーバーガラスの交換について記事にしました。後々お聞きした所、2階は主におじいさんがお使いなので日ごろは
ご対応下さった奥様は見に行かないとの事。ご住宅は結構綺麗に手入れされていたのに何で2階のガラスだけ放置されていたのか
謎が解けた気持ちです。ご利用ありがとうございました。