玄関ドアが壊れたので至急修理か交換をお願いしたいとご相談が入りました。玄関ドア故障の相談で多いのは、ドアノブが固まって動かなくなったり、ドアクローザーが壊れてしまいドアが勢いよく閉まる様な症状が多いです。
今回のお客様は、玄関ドアが”外れた”と仰ってました。「外れた?」なるほど、あまり聞かないワードだな・・と思いつつも現場にお伺いし まずは状況の確認をさせて頂く事になりました。
玄関ドアをLIXILフラッシュドアに、安く早く交換します!
はい!確かに「外れています」
下の写真は実際の現場の状況です。
「あれーお客様、これどうなって こんな状況になったのですか~?」とお聞きすると
お客様「もともとドアがグラついていたんですが、息子が荒っぽく扱うので外れちゃったんですよ。もう家も古いので修理っていうよりも交換してもらっても良いのですが、いくらぐらいしますか?あまり予算をかけたくないので、安いドアでいいので、なんでもいいです。とにかく安く、早く修理して下さい!」
と、この様なご要望でした。確かにこれは早急に修理をする必要がありますね。一応念の為、メーカーのリフォーム用玄関ドアカタログを見て頂き、こんなデザインがあって、お客様の玄関は欄間タイプで、さらに横の明り取りの部分も開口を広げる事が出来るので、こんな感じの玄関ドアも取付出来ますよ。。などとお話しをしていると「いやいや、業者さん!なんねこの金額。50万円もするやない!無理無理、もっと安いのでいいんよ!」ちょっとお怒りモードです。
「ですよね~分かりました!そんなお客様のご要望をピッタリと満たす商品があります。フラッシュドアにしましょう!これなら工事代いれても15万円ぐらいでどうにかなります!」と玄関用フラッシュドアをおススメし工事のご注文を頂きました。
玄関ドア交換リフォームの現場写真
LIXIL製の玄関ドアへ交換する事になったのですが、外れかかったドアをそのままにしておく訳にはいきません。幸にも勝手口から出入りが出来ると言う事でしたので玄関ドアを一旦閉めて、開かない様に固定しました。玄関からの出入りは出来ませんが防犯上はガッチリ頑丈です。
約一週間程度で商品が入荷されて来ますので工事日程を調整し玄関ドア交換リフォーム工事にお伺いしました。
玄関フラッシュドアもカバー工事で行いますので特にドア枠の取り外しなど必要ありません。写真付きで工事工程を詳しく解説して行きたいと思います。
まずは、壊れて不要になった既存の玄関ドア本体を取り外します。上部の丁番部分は既に外れていましたので、下の丁番を取り外せば簡単に本体取外し完了です。
ドア枠回りを綺麗に調整しフラッシュドアの枠部分を取付けて行きます。現調時にこの枠のサイズをしっかり確認しておかないと、スペーサーを入れたりリカバリーが大変になります。DIYで玄関ドア交換を検討されている方も、一番難しいのは適切な寸法出しだと言われます。プロの経験と知識でピッタリとフィットする新規ドア枠を取付けて行きます。
ピッタリとフィットする新規ドア枠さえ用意出来れば固定は簡単です。アルミに固定可能なタッピングネジを使用しガチッと取付を行います。
ちなにみタッピングネジとは金属やアルミ等にも取付出来るネジの事です。ポッチで窪みを作って直接ねじ込む事が出来ますので作業効率は早くしっかり固定可能です。
新規ドア枠の取り付けが終われば今度は、ドア本体を建て付けて行きます。丁番を上下2セット、ドア本体に取付けてドア枠とも固定して行きます。ドア枠が正確に取り付けられていないと、ドア本体を取付けた時にドア本体が下部に擦ったり、ドア枠に干渉する等、スムーズな開閉が出来ない状態となります。そうなると、改めてドア本体を取り外し、またドア枠取付からやり直しになるなどかなり時間と労力を無駄にする事になります。こちらの現場では勿論一発で”ピシャ”と取付をする事が出来ました。
玄関ドアや勝手口ドアなどドア交換に関しては基本 金物と言われる部品関係は別取付になります。ドアの付属品として梱包されていますので、今回もドアノブとドアクローザーをドア本体建付け後に行いました。もしかしたらドア本体を建付ける前にドアノブ等の金物を取付ける方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的には建付け後に金物を取付けた方が作業が進めやすいですね。
ドアノブに続いてドアクローザーの取り付けです。取付位置を間違えない様に慎重かつスピーディに作業を進めて行きます。ドアクローザーの役割はドアの閉まるスピード調整です。ドアクローザーを取付ける事によりドアが半自動でゆっくり静かに閉まります。
一通りの金物を取付けました。鍵のかかりも確認しドアの開閉スピードも問題無しです。最後の工程として既存枠と新規枠との間にコーキング(シリコン)を充填して行きます。この場合のコーキング充填の役割は気密性の確保、見た目 仕上がりの美しさとなります。
コーキング色は、ホワイト・グレー・ライトグレー・ブラウン・ブラック・アイボリーなどがありますが、基本的にサッシの色味に合わせたカラーを選択します。お客様に確認する事もあれば、こちらで自然な仕上がりに納まる色味を選択する事もあります。ガラス押さえのグレチャン色がブラックでしたの同色で仕上げました。
はい。コーキングも綺麗に終わり玄関ドア交換工事完了しました。念のために再度、ドアの開閉具合や鍵のかかりなどお客様と一緒にチェックを行い引き渡しとなります。「いいです。いいです。全然大丈夫。立派な玄関ドアじゃないですか!」とご満足頂き現場を後にしました。
玄関フラッシュドア取付のメリット
玄関ドア交換を行う場合は、リフォーム用玄関ドアと言われる商品がおすすめです。LIXIL、Ykkap、三協アルミなどサッシメーカー各社が販売に力を入れています。デザインや機能性にグレードがあり商品価格として、グレードの低いドアで20万円台から、間口の大きさや上位グレードになると50万円を超えてきます。
実際に工事を依頼するサッシ業者により、商品値引きが入りますのでカタログ価格よりも商品は安く提供されますが、別に工事費や諸経費などが加算される事になります。その為、一般的に高額な買い物となる事は間違いないです。
一方、フラッシュドアは安価です。今回工事した現場でも15万円を切る価格で工事を終える事ができました。フラッシュドアは玄関や勝手口ドアとして使用出来る商品で、リフォーム用商品の括りではありませんが、今回ご覧頂いた様に玄関ドアとして取付する事は可能です。
玄関ドア交換にあまり予算を掛けたくないとお考えの方にはおススメの商品です。
まとめ
いかがでしたか?本日は玄関ドア交換工事にフラッシュドアを使用した施工実績の記事となります。玄関ドアは住宅の顔ともいわれる大変重要な場所ですが「家が古いのに玄関だけ新しくしてどうする!そのうち建て替えるので取り敢えず安いドアで良い!」この様なお考えのお客様も大勢いらっしゃいます。玄関ドアを交換する際の検討材料として参考にして頂ければ幸いです。