欄間(ランマ)と言われる窓、聞いた事ありますか?上の画像が欄間と言われる窓です。窓の上にもう一つサッシで仕切られて窓が取付けられている感じのもので、換気や明かり取りの目的で随分以前の住宅ではポピュラーな窓でした。欄間は縁側の窓やリビング窓、玄関や勝手口にも”欄間仕様”の窓は取付けられています。本日はそんな旧来品の欄間をリフォームする事について考えて行きたい思います。
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欄間窓リフォームのメリット
欄間窓は下のサッシ窓と一式で”窓”や”ドア”として開口部分に納まっているものが多いですが、中には上記写真の様に欄間単体で開口部分に設置されているものもあります。欄間をリフォームするという事は窓を交換(リフォーム)する事とイコールになります。欄間窓を交換するタイミングは窓やドアの劣化により部品交換が出来ない場合や窓の機能性を高める時に検討します。または木製窓の場合はその見た目をサッシ窓に変えるタイミングで欄間をリフォームする事になります。
欄間窓をリフォームするメリットは見た目のメリットと機能性のメリットがあると考えます。
見た目のメリット
欄間付きの窓やドアは”昔ながら”のイメージがあります。昭和のレトロ感が好みな方には良いかと思いますが、古めかしい感じは否めません。また窓一体型の欄間は、窓と欄間の部分がアルミ枠で仕切られているので視界性も悪いです。
この様な欄間のデメリットを解消できますので、解放感があり今風の窓にイメージアップします。
機能性の向上
窓を交換する時には高機能ガラスを選択する事も出来ます。またサッシも木製からアルミ製や、樹脂サッシ又は、アルミ樹脂複合などより断熱性能を高めた商品にする事も可能になります。
欄間単体の場合では視界性は向上しませんが、機能性を向上する事は可能となります。
欄間窓をリフォームするならどの様な窓がお勧め?
窓欄間一体型の場合、欄間窓をリフォームする際に、欄間部分を壁にしてしまう方もいらっしゃいます。何故かと言うと、既存の欄間付き窓は通常の窓よりのH(高さ)が高いです。欄間分高いので、その欄間分を交換しなかったり、造作で壁に作り替えたりされる方がいますが、それでは欄間リフォームのメリットである視界性の改善や機能向上が妨げられてしまいます。
欄間リフォームを行う際には、窓と欄間部分を全て撤去し開口に新規窓を設置する事をお勧めします。予算的に可能であればガラスはペアガラスがおすすめです。熱効率の改善により冬場は暖かく、夏場は涼しいお部屋に改善される事が期待できます。
また欄間単体の引き違いタイプであればペアガラスのFIX窓にすれば今風な窓を演出出来ます。「いや、換気の為に開閉したい」とご希望であれば、横すべり出し窓をお勧めします。格好いいと思いますよ。
欄間窓リフォーム費用
前述した様に欄間リフォームは窓リフォームやドアリフォームの一環です。
テラス窓タイプでは20~30万円
勝手口ドアでは、15~20万円
玄関ドアでは20~30万円
このあたりの金額が目安です。あとはガラスやサッシの種類、または施工状況により多少前後する事はあります。
リフォーム工事の期間
リフォーム工事の期間ですが、玄関ドアや勝手口ドアはカバー工事であれば1日で施工完了出来ると思われます。テラス窓や縁側の窓の場合は交換する窓の枚数にもよりますが、2~3窓であれば1日で終わる可能性が高いです。3枚以上になってくるとはやり状況にもよりますので工事業者との打ち合わせによると思われます。
まとめ
本日は欄間窓リフォームについて、メリットと費用、工期について解説しました。コスト的には少々負担がありますが、外に面した窓やドアを交換すると人目にもつきますので住宅が若返った様で気持ちの良い物です。見た目以外の断熱性能も向上し電気代金にも好影響を与えます。検討の余地ありではないでしょうか。