室内ドアの修理を行って欲しい。この様にご連絡を頂くと、大体、丁番かドアノブか、場合によっては室内用ドアクローザか、いづれかの故障だとイメージしてしまいます。中にはガラスが割れているケースもありますが、ガラス割れだとお客様は「ガラスが割れたので・・・」と申されます。
本日は建具ドアの修理にまつわる記事となります。ドアの調子が悪いな~業者に見てもらおうかな~とご検討されている方は何かの参考にして頂ければ幸いです。それでは行きましょう。
飯塚市のガラス屋。窓ガラス交換、サッシ交換、建具修理、丁番修理、ドアノブ修理交換、ドアクローザ調整交換、玄関ドアリフォーム、窓交換、窓シャッター取付、窓とドアの事なら窓店!
建具ドアの調子が悪い時に知っておくと役立つ知識
室内ドアの調子が悪い時に知っておくと役に立つ知識をお伝えします。まずは症状ごとの原因についてご説明します。
丁番の不具合

まず、最も建具の不具合が発生しやすい箇所として丁番と言われる物があります。丁番や蝶番、蝶つがいなど言われる部分ですが、ドア枠とドア本体を繋ぐドアの部材です。室内ドアはもとより、玄関ドアや勝手口ドアなどドアの殆どはこの丁番によって支えられています。重たいドアを数年、数十年も支え、毎日の様に開け閉めすれば当然経年劣化を起こし不具合を発生させます。丁番が故障した時の主な症状としては下記の様な感じになります。
ドアの開け閉めの際に”異音”がするようになる。
ぎ~~とお化け屋敷で発生しそうな異音がする様になります。錆など単純な原因であればホームセンターなどにある潤滑剤を噴射する事により症状は治まります。
床を擦る様になる
ドアが開く部分の床が擦れる様になるのは丁番が原因の事が多いです。丁番がドア枠にしっかり固定されておらず少し斜めになっている為に床を擦する不具合として発症します。丁番の交換を行うか、ドア本体を削る事で修理可能です。
ドア枠とドア本体が当たる
こちらも上記の理由と同じで丁番が原因となる症状です。床が擦れてドア枠に干渉する複合的に不具合として修理の依頼を頂く事が多いです。
ドアノブの不具合

つづいて、ドアノブの不具合についてです。ドアノブ関連の不具合としては下記の様な症状を発症させます。
ドアノブが回らない
ドアノブ、握り玉など手で持って回す、下ろす部分が正常に操作できないと言う物です。ドアノブが突然壊れてしまうと室内に閉じ込められる危険性があります。大人の方ならまだしも子供や高齢者がトイレなどに閉じ込められる事例もあります。ドアノブの動きが少しでも悪いと考えたら修理よりも交換をしてしまう方が間違いないと思われます。「まだ使える!」と騙しだまし使用しても近い将来取替が必要な可能性が高いです。
ラッチ部分が固着してドアの開閉が困難に
ドア枠に取り付けられているストライクとラッチ(ピコピコでたり引っ込んだりする箇所)によってドアを閉めた際ドアが勝手に開かなくなります。このラッチ部分が故障して引っ込まなくなったり、ラッチケースからでなくなったりする故障があります。
基本的にラッチケースから一式交換すっればトラブルは解消します。
ドアの鍵がかからない
建具のドアノブには表示錠と言われる鍵付きの物があります。トイレや脱衣所などで使用される事の多いドアノブですがこちらも鍵がかからなくなる等のトラブルを起こす事があります。ドアの鍵がかからなくなった場合もドアノブ一式の交換がおすすめです。
ドアクローザの不具合

室内ドアにクローザが取付けられている物もあります。取付られていない事もごく一般的です。ドアクローザーの故障の症状をまとめました。
ドアが急に”バタン”と閉まる様になった。
ドアクローザの役割の1つにドアの開閉スピード調整という機能があります。これは勢いよく閉まるドアのスピードをゆっくりにする調整機能なのですが、クローザが故障するとこの機能が損なわれますので”バタン”とドアが勢いよく閉まる様になります。
ドアのストップが効かなくなった
ドアを90度に開けっ放しにしたい時など、ドアクローザのストップ機能により一時固定する事が出来ます。こちらもドアクローザの機能なので経年劣化などにより壊れる事があります。
ドアクローザからの油漏れ
ドアクローザから油漏れが発生するとドアクローザの交換のサインです。油圧により機能が果たされる構造なので油が漏れると機能が果たせなくなるのも時間の問題です。ドアクローザの油漏れは油の補充などの修理が出来ません。早めに取替える事をお勧めします。
まとめ
本日は建具ドアに発生するトラブルをまとめました。建具ドアのトラブルと言うと大体この3つ+ガラス割れで80~90%を占めると経験上感じます。これらの部品は意外とネットやホームセンターでも入手する事ができますのでDIYが得意な方はご自身で修理されるのも良いかと思います。