雨戸やシャッターは強風などで飛んできた石や破片が当たって窓が破損するのを防いだり、不審者の侵入を防止したりとマイホームを守る役割があります。
雨戸とシャッターの大きな違いは開閉方向であり、雨戸は左右にスライドさせる一方、シャッターは上下に動かして開閉するのが一般的です。ただ、どちらも屋外に設置されているものであり、経年劣化などで開閉しにくくなることがあります。
そこで今回は、雨戸やシャッターを動かしにくくなる原因や対処法について解説します。
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雨戸やシャッターが重い原因は大きく4つ
雨戸やシャッターを設置したばかりのときはスムーズに動いていたものの、年数が経つと動かしにくくなったり、開閉するときに「キーキー」と不快な音がするようになったりして悩んでいる方も多いでしょう。
開閉がスムーズにできないと、使うのが億劫になるケースも少なくありません。雨戸やシャッターが重くなるときは主に4つの原因が考えられるため、一つひとつ解説していきます。
錆が発生している・潤滑油が不足している
金属部分が錆びたり、潤滑油が不足したりするのが原因の一つです。
金属部分には錆び止めが塗布されていますが、年数とともに剥がれてしまい、金属部分に雨水が付着すると酸化して錆びになります。また、錆びを放置して劣化が進むと、穴があいたり、割れたりして、マイホームを守るという本来の機能を失ってしまうリスクもあります。
また、潤滑油が不足すると板とレールに摩擦が生じ、スムーズに動かなくなるうえに、キーキーという不快な音がするようになります。
何らかの原因で変形している
錆びや潤滑油不足は経年劣化によるものですが、外的要因が影響して動かしにくくなることもあります。
雨戸やシャッターは雨風や飛来物から住宅を守る役割を担っていますが、飛来物がぶつかって変形することも珍しくないため、板が変形したり、接合部の部品が破損したりすることで開閉が困難になることがあるのです。
変形している場合は見た目でわかることに加え、開閉時に異音がすることも多いので、確認してみるとよいでしょう。
【雨戸のみ】戸車が破損している
一般的な雨戸は、地面に平行に設置されたレールの上を引き戸が左右にスライドする構造になっています。
レールと引き戸の間には戸車という小さな車輪がついており、戸車の働きによってスムーズに開閉できます。しかし、戸車は小さく破損しやすいパーツのため、割れたり、ずれたりすると雨戸の開閉が重く感じられるでしょう。
【シャッターのみ】スプリングシャフトが劣化している
シャッターだけに考えられる原因ですが、スプリングシャフトの劣化によってスムーズに動かなくなることもあります。
手動式のシャッターはスプリングシャフトと呼ばれるバネを入れることで、負担を軽減して軽々と開閉できるようになっています。しかし、開閉を繰り返すとバネが緩んだり、引っ張る力が弱まったりするため、結果的に開閉が負担に感じられるようになるのです。
スプリングシャフトを使っているシャッターなら、必ず起こりうる問題といえるでしょう。
重い雨戸やシャッターを軽くする方法
雨戸やシャッターがスムーズに開閉できなくなる原因について解説しましたが、どのように対処すべきか悩む方も多いでしょう。
ここでは、雨戸やシャッターの開閉を軽くするための方法を解説します。
注油する
レール部分に注油するのが最も簡単な対処法です。
雨戸の場合は戸車のあるレール部分、シャッターの場合はシャッター本体の左右にあるガイドレール部分にシリコンスプレーを噴射しましょう。
潤滑油といってもさまざまな種類がありますが、粘り気の強いものだとホコリや汚れが付着しやすくなるのでシリコンタイプがおすすめです。ただし、シリコンスプレーをフロアなどに使うと滑りがよくなりすぎて危険なので、使用方法をきちんと確認したうえで使いましょう。
修理業者に依頼する
潤滑油を吹き付けても改善されない場合は、専門業者に点検と修理を依頼するようにしましょう。
戸車の破損やスプリングシャフトの劣化が原因である場合、原因となっている戸車の交換やスプリングシャフトの調整・交換で改善されるケースが多いので、「DIYでできるのでは?」と考える方も一定数いるでしょう。
しかし、戸車の交換やスプリングシャフトの調整などを素人が行うのは怪我や事故につながるリスクがあるのでおすすめしません。また、板が変形している場合も、家庭で対処するのはむずかしいでしょう。
勝手に判断して修理しようとすると、さらに状態を悪化させる可能性もあるので、原因がわからない、自信がない、潤滑油を吹き付けても改善されないといった場合は専門業者に依頼するのが最も安心できる対応といえます。
電動シャッターに切り替えるのもおすすめ<
雨戸や手動シャッターがスムーズに動かないときは、修理ではなく自動式のものに切り替えるのも有効な手段といえます。電動シャッターならボタン一つで開閉が可能になり、開閉動作が重労働に感じることもなくなります。
電動シャッターに交換するのは数十万円以上が相場なので、決して安い金額ではありません。しかし、既存の雨戸や手動シャッターのままで修理費用をかけるのと、新品の電動シャッターに交換する選択肢を比較し納得できる選択をするとよいでしょう。
まとめ
今回は雨戸やシャッターが重くなる原因について解説しました。
経年劣化による錆びやパーツの破損、潤滑油不足が原因でスムーズに開閉できなくなるほか、雨風や飛来物によって変形したことが原因となるケースもがあります。
潤滑油を吹き付けて解決できる場合もありますが、原因がわからない、潤滑油では改善されなかったという場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
雨戸やシャッターの開閉が重くて悩んでいる方は、ぜひ今回の記事を参考に最適な対処法を見つけてみてください。