行橋市のお客様より勝手口のガラスが割れたので出来るだけ早く修理して欲しいと言うご依頼が入りました。早速伺ってみると勝手口のガラスが割れています。
荷物を運んでいて足がもつれたらしく転倒してガラスが割れてしまったと言う内容でした。よくよく見てみるとガラスは”ペアガラス”です。「あら~お客様、これはペアガラスですね~」
お客様「ペアガラスって?何?高いガラスですか?」
私「そうですね~通常の単板ガラスよりも高価なガラスです。しかも採寸をして工場で作らないといけないのでガラス交換をするまでに日数が何日かかかります。」
お客様「いや~このままじゃ困るのでどうにかなりませんか?」
と、おっしゃっております。どうしたものか・・・。一旦、単板ガラスで仮施工を行う事も出来ますが費用が嵩みます。実際に割れているのは内側のガラスだけなので防犯上はそれほど心配ないかと思います。内側にプラダンを貼ってペアガラスが納品されるまでしばらくお待ち頂けませんか?とご提案しご了承を頂く事が出来ました。
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ペアガラス交換までの納期
ペアガラス交換を当日行う事は基本的にはかなり難しいです。工場を持っているガラス屋であり、さらに工場の生産に空きがあれば可能性として出来ない事は無いと思いますが、ガラス屋(施工店)で工場を持っている所は殆どありませんし、1枚のペアガスを製作する為に、生産ラインを変更する事もかなりハードルが高いです。一般的な話しですが、ペアガラスが割れた場合は、ガラス屋がサイズとガラスの構成(透明ガラスなので型板ガラスなのか、空気層の厚みはいくつなのか)を現地調査します。その後、お見積りを提出し、料金がOKであれば工場に発注。ペアガラスが出来るまでに7営業日前後かかります。工事日を調整し概ね7~10営業日程度で納品と言う流れになります。
ペアガラスを通常ガラスに交換する事は可能か?
ペアガラスのガラス割れで伺った際に「ペアガラスでなくても良いので安いガラスにして下さい」とご要望を伺う事もあります。基本的にはお勧めしませんが出来なくもありません。ペアガラスを通常の板ガラスに変更するメリットはガラス代金が安くなる事以外殆どありません。
ペアガラスを板ガラスに変更するデメリット
ペアガラスを板ガラスに変更する際のメリットは殆ど無いと前述しましたが、逆にデメリットはいくつかありますので参考にされて下さい。
・見た目が悪くなる
もともとペアガラスが入っていたと言う事はサッシの溝幅もペアガラス用に広くとってあります。通常の板ガラスの溝幅は9mm~13mm程度ですがペアガラスの場合は22~28mm程あります。板ガラスへ変更した場合はガラスの厚みが4mm程度なのでガラスとサッシの隙間を埋める作業が必要です。一般的にはコーキングを充填して隙間を埋めますがその隙間が広いと結構見た目が悪くなるのでお勧めはできません。
・作業代金が高くなる
勝手口のペアガラスはビート(ゴム)で収まっているケースが多いのですが、それをコーキングの収まりに変更する事になります。見た目の悪さとプラスして手間が増える分作業代金は高くなります。ガラス代は安くなったが作業代が高くなって本末転倒となりまねません。
・機能性が損なわれる
ペアガラスから板ガラスに変更する事による一番のデメリットは機能性の低下です。ペアガラスは熱効率を上げ、結露防止や防音効果など様々なメリットがありますが板ガラスの変更する事によりそのメリットは完全に損なわれてしまいます。
ペアガラス交換の施工実例
行橋市で行った施工実績です。
【施工前】
【施工中】
割れたガラスを取り外し新しいガラスに入れ替えます。
【施工後】
同じ構成のペアガラスに入れ替えました。費用は約2万円後半です。工事時間は約40~50分程度です。割れたガラスも処分して原状回復となりました。
まとめ
本日は行橋市で行ったペアガラス交換について施工実績とペアガラスから板ガラスに変更した場合のデメリットなどについて解説しました。ペアガラスが割れた場合は交換までに少々日数を要しますが同じペアガラスに交換した方が総合的には良いと思います。