クレセント錠が壊れたときにこのようなお悩みはありませんか?
「クレセント錠はDIYで修理することはできる?」
「クレセント錠をDIYで修理する方法は?」
「クレセント錠を交換するときの注意点は?」
窓ガラスなどに使用されることも多いクレセント錠はシンプルな構造をしているタイプも多くほかの鍵より壊れやすいという特徴がありますが、シンプルな構造ながら修理することは難易度が高いのです。
もちろん、金具を外して部品を交換するだけであれば簡単にできるのですが、クレセント錠の役割は窓に鍵をかけて空き巣から住居を守るということですので、適当な採寸や組み立てでクレセント錠を交換してしまうと防犯的に大問題になってしまいます。
ですので、クレセント錠が壊れてしまって新しい鍵に変更したり部品の一部を交換して修理するときは、しっかりとした手順でクレセント錠を交換する必要があるのです。
そこで本記事では、クレセント錠が壊れてしまったときに自分で交換する方法と交換するときの注意点をご紹介していきます。
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クレセント錠が壊れたときのDIYの方法
クレセント錠が壊れたときのDIY方法で大切になるポイントは下記の3つです。
・準備するもの
・採寸する部分
・DIYの手順
それぞれのポイントについて詳しくご紹介していきます。
1.準備するもの
クレセント錠を交換するときに必要になる工具などは下記の3つです。
・ドライバー
・定規
・クレセント錠
基本的にはこの3つでクレセント上の交換作業をすることができますが、クレセント錠を選ぶときに注意が必要なポイントがあります。
そのポイントとは現状使用しているクレセント錠に使用されている部品や本体と同じものが廃盤になって購入することができない場合があるということです。
同じクレセント錠を使用し続けていると、販売元のメーカーが廃業していたり会社名を変更しているなんてことも多く、また一般的にクレセント錠に使用されている部品は10年ほどで廃盤となっているケースもあり、同じ部品が作られなくなってしまいます。
ただし、同じメーカーから廃盤になった部品の代替品が販売されていることもありますし、別のメーカーから販売されていても窓にマッチするクレセント錠を探すこともできるので安心してください。
2.採寸する部分
クレセント錠を交換するときに採寸する部分は、「クレセント錠の高さ」「ビスピッチ」「引き寄せ幅」の3ヶ所です。
「クレセント錠の高さ」は、クレセント錠を取り付けた状態での下から上の高さではなく、付けた状態の窓サッシから先端に欠けての横の長さを高さといい、「ビスビッチ」はクレセント錠を固定している窓サッシについている金具の2つの留め具(ビス)の中心から中心までの距離、「引き寄せ幅」はビスとビスの中心点からクレセント錠の半円の先端の水平の距離をそれぞれ指します。
この3つの長さを正確に測ることで、壊れてしまったクレセント錠とまったく同じ製品でなくても選ぶことができますので、正しく採寸しましょう。
3.DIYの手順
クレセント錠が壊れたときにクレセント錠を交換するDIYをするときは、まずクレセント錠についているカバーを外してから上のビスを外して下のビスを少し緩めてクレセント錠の固定を緩めていきます。
クレセント錠の固定を緩めることができたら、クレセント本体をひねるように動かすことでクレセント錠を取り外すことが可能です。
壊れたクレセント錠を外すことができたら、新しいクレセント錠を向きに気をつけながら下のビスから緩めに固定していきます。
最後にクレセントの向きを180度回転させて上のビスを固定することでクレセント錠の交換は完了です。
クレセント錠は固定すること自体は簡単ですが、上下を見分けることが難しいので、かならず付属の説明書などをみながら作業してください。
クレセント錠を交換するときの注意点
シンプルなクレセント錠は住宅で使用する鍵の中でも特に防犯性能が低い鍵の種類となっているため注意が必要になります。
というのも、シンプルなクレセント錠は昔から使用されている鍵のタイプであるため、最低限の防犯対策しかされておらず、シンプルな構造をしているからです。
防犯対策が進んでいる昨今の住宅の設備において、防犯性能が低いシンプルなクレセント錠を使い続けてしまうと空き巣に狙われる危険性も高くなってしまいます。
実際に、生活安全総務課が調査をして警視庁が発表した「平成22年中の侵入窃盗(空き巣)の傾向」においては、戸建住宅においての空き巣の侵入手口の約7割ほどが「ガラス破り」からの侵入という結果が出たのです。
また、マンションでは「ガラス破り」の割合が高いことはもちろん、「無締まり」の割合が高く25%ほどとなっており、戸建住宅・マンションに関わらず窓ガラス周辺の防犯強化が大切になります。
(参照:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/jokyo_tokei/jokyo/hanzai.files/tokyo.pdf)
このように、窓ガラス周辺の防犯強化が求められる昨今の防犯対策においては、いままで使用していたクレセント錠が壊れてしまった際にそのままシンプルなクレセント錠を修理するのではなく、防犯性に優れた最新型のクレセント錠に交換することを検討することも大切になるのです。
まとめ
本記事では、クレセント錠が壊れてしまったときに自分で交換する方法と交換するときの注意点をご紹介していきました。
クレセント錠が壊れてしまったときにDIYで交換するときに、クレセント錠の外見をみただけでは「意外と簡単に交換できそう」と思うかもしれませんが、お伝えした通りクレセント錠の最大の役割は防犯対策ですので、手を抜かずに採寸や部品選びをすることが大切です。
もしDIYに慣れているという方であっても防犯対策に不安があるのであれば専門業者に依頼して最新のクレセント錠に交換してもらうといいでしょう。
ぜひ本記事を参考にしてクレセント錠が壊れてしまったときに正しい対処をしてみてください。