【動画あり】マンション窓サッシの戸車交換を行いました。サッシを加工して汎用品戸車を取付け!

戸車

窓サッシの戸車交換を行った施工実例になります。築年数の古いマンションの窓で、純正品戸車の入手は困難、かといって汎用品戸車もバッチリ適応出来るサイズが無いという状況でした。「困りましたね~最悪窓を交換するにも、管理組合の許可が必要ですし・・」「窓交換をすると何十万円も費用が掛かるんでしょう!?そんな予算はないです。修理でどうにか直りませんか?」

マンションやビルなど集合住宅でサッシ戸車の不具合が発生した場合、よくあるやりとりです。窓サッシの交換を現実的イメージされているお客様は少なく、殆どの方は簡単な修理で直したいと思われています。

こちらのお客様も、多くの皆様と同じ様に修理を望まれています。

わかりました!どうにか致しましょう!

マンション窓サッシの動きが悪いと言う現場で、サッシに加工を施し汎用品戸車を取付けた写真と共に施工内容を説明しています。最後の方戸車交換を行った後の、滑りを確認頂く為に動画もご用意しました。ご興味の是非ご覧ください。

北九州市のサッシ屋。窓サッシ修理交換、窓リフォーム、サッシ戸車交換、ガラス交換、ドアノブ交換、ドアクローザー調整、新規網戸作成(網戸修理・網戸取り付け)、玄関ドア交換、室内ドア交換、浴室折戸修理交換、引き戸や建具の修理など、窓とドアの事なら窓店にお任せ下さい!

マンション窓サッシの戸車交換

築30年を経過したと言うマンションの窓です。窓のサイズは様々ですが、通常サイズよりもワイド(横幅)は大き目です。一人作業で対応できるワイドのサイズは1300mm程度です。環境により前後しますが、1300mm以上になるとちょっと一人作業は難しくなります。応援を呼ぶとコスト的にも高くなってしまいますので出来るだけ一人作業で終わる様に努力しますが、危険な作業は出来ませんので現場によっては判断に悩む事もあります。

こちらの現場は一人作業で対応出来たので、必要以上にコストがかかる事はありませんでした。窓サッシには外れ止めと言われる”仕掛け”がなされている事が殆どです。

窓サッシの取り外し

窓サッシの外れ止めとは、窓が意図せず外れてしまわない為の安全装置です。サッシ枠の上部にプラスチック製で10mm×20mm程度の障害物が外れ止めであったり、窓サッシの上部に外れ止めが内蔵されている仕様もあります。窓により様々なので、現場で外れ止めを探し当てる所から戸車交換はスタートします。「そんな邪魔な物、必要あるの?」と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、外れ止めがないと、悪い人がベランダに侵入して屋外から窓を外してしまう危険性が高まります。窓の鍵であるクレセント錠が施錠されていても、窓全体を持ち上げる事で窓は簡単に外れてしまうからです。窓の外れ止めがしっかり機能していれば、この様なリスクはありませんのでご安心下さい。

古くなった戸車の取り出し

外れ止めを解除して窓サッシを取り出したら、古くなった戸車を取り外します。今回の戸車は上の写真の様にサッシの下框に直接ネジが取付けられており戸車が固定されていました。ネジを外してプラスチック製の戸車を取り出します。

プライヤーで戸車取り出し

プライヤーを使って戸車の取り出し成功です。

戸車を取り出したサッシの状態

戸車を取り出すとサッシの中身は一部空洞になっています。サッシをひっくり返して見る事はあまりないと思いまが、大抵のサッシはこの様な感じになっています。

窓サッシの加工

さて、本番はここからです。正規品の戸車があれば”付け替える”だけなので、新しい戸車を元通りに収めてネジで固定すれば完成です。が、しかし今回は、ここの空洞に汎用品の戸車を取付ける計画です。

今回凝り替える新しい汎用品戸車

はい。今回交換する汎用品戸車のご紹介です。サッシに全然入っていませんね。最も左右に広がっている部分は細く縮ませながら挿入するので問題ないのですが、ネックは奥行きです。この状態では汎用品戸車が”すっぽり”納まりません。

サッシ加工

新しい取替用に汎用戸車が奥まで入り込む様に障害となっている部分のサッシをグラインダーでカットして行きます。「へ~こんな風にやるのか・・DIYでも出来そうだな・・」とお考えでご自身でチャレンジする場合は変な所を切断してしまい戸車を取付ける時にスカスカでどうじようもなくなった!とならない様に超慎重に作業を行って下さいね。くれぐれも自己責任でお願いします。

新しい汎用品戸車の取付け

汎用品戸車を取付けしました。ツバの部分もサッシにしっかり掛かっているので外れる事はまずありませんね。戸車交換はこれで完了です。サッシ枠に建て込み各所調整して行きます。

窓サッシ建付け、高さ調整

窓サッシの戸車を交換したら、まずは動きをチェックします。窓がスムーズにスイスイ動く事が一番の目的です。動きに問題が無ければ、窓を閉める方向に移動し、窓枠に押し当てます。上部、下部と”グッグッ”と押し当ててグラつきが無いか確認します。押し当てた時に押し込める感じがあれば戸車の高さが合っていません。一旦窓を取り外して高さ調整を行います。また、クレセント錠のかかりも同時にチェックします。戸車を交換するとサッシの高さが変わりますので、いままで問題無く閉まっていた窓の鍵、クレセント錠が戸車を交換したがために上手く閉まらなくなると言うケースも時折発生します。

【動画】戸車交換作業後の窓サッシの動き

窓の動きや高さ、クレセント錠のかかりもチェックしました。問題無く完了しましたので、最後に窓の閉まりを動画に撮ってみました。

まとめ

いかがでしたか?マンション窓サッシの戸車交換の施工実例をご覧頂きました。サッシ屋さんの中には、サッシの加工を積極的に行わずに窓サッシ交換メインで話しを進める会社さんもあります。サッシを販売する事業がメインとなっていますので、希望通り修理をしてくれない事も。窓サッシの交換ではなく、修理を希望されるお客様は、それに適したサッシ屋さんを探しましょう!

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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