室内引き戸の戸車交換(施工実績)引き込み戸の建具で、ホームセンターには無いY型レール用戸車でした。

施工実績(戸車)

本日は室内引き戸の戸車交換を行った施工実績となります。引き込み戸と言われるタイプの建具です。建具の動きが悪いのでスグに修理をして欲しいとご要望を受けての現地調査(無料見積り)にお伺いしました。お客様曰く「明日お客さんの来客があるので明日までにどうにか修理できませんか?丁度、リビングに入る引き戸なので、ここの動きが固いと、ほらお客さんにみっともないでしょう」この様に仰っています。どうにか即日修理ができないか試行錯誤思案した思い出深い現場です。

施工例を中心に、引き込み戸について、Y型レール用の戸車について、そして即日修理の要、ホームセンターについて説明して行きます。

Y型レール用戸車は、ホームセンターにあるのか?

まずは即日修理ができたのか?・・・残念ながら出来ませんでした。近くにナフコさんとグッディさんがあったので、ホームセンターに行けばなんとか適合可能な戸車が手に入るかな、、、。この様な淡い期待を持って向かいました。が、どちらのホームセンターにもありませんでした。室内引き戸の戸車はあったのですが、Y型レール用の今すぐ欲しい戸車がありません。今すぐに必要な戸車は下の写真の戸車です。

今すぐ必要な戸車
後日、別注文で入手した戸車

Y型レール用の戸車なので少々特殊ではあります。ホームセンターで販売されている戸車は、サッシ用の汎用タイプ戸車や、建具用の一般戸車のみでした。もっともホームセンターや店舗によっては品揃えも違うと思いますが、形状が形状なだけに、電話で確認する方法が使えないので一度足を運ぶしかありません。

お客様には事情をご説明しました。部材を通常お取引のある材料屋さんにお願いしなければならないので即日修理は出来ない。また、取り寄せまでに1週間程お時間を頂かなかればならない事などです。

どこに頼んでもそうだろうから、とご納得して頂けました。

室内引き戸の戸車交換施工実績

古い引き戸戸車の取り外し

少々お待たせしましたが、部品も入荷しようやく取替修理が行えます。「すみません~大変お待たせいたしました!」とご訪問すると「いえ、いえ、急がせてごめんなさいね」と優しくお出迎え頂けました。

それでは早速作業に入らせて頂きます。と引き戸を取り外して戸車交換を行いました。引き込み戸と言う事もあり、戸をレールから外す時は、木製の枠を取り外さなければなりません。

引き戸を寝かせて古い戸車から新しい戸車に交換して行きます。

新旧の戸車を比較してみました。古い部品は車の部分がかなり摩耗しています。動きも固く、戸車人生お疲れ様!と言いたくなる感じですね。

新しい戸車に付け替えを行っています。戸車は木製建具の中にスッポリ納まります。通常、戸車交換と言えば、下側から部品交換を行うケースが多いですが、今回の戸車は横から嵌め込んでいくタイプです。車の高さ調整が側面から出来る特徴があります。戸車の高さ調整を側面で行えるのは大変便利でありがたいです。種類によっては建具の下に高さ調節ネジが取付けられているタイプもあります。このタイプだと、毎度毎度建具をレールから外して高さの微調整、また外して微調整と大変面倒です。

しっかりネジで戸車を固定して取替完了です。

戸車の走るレールもしっかりメンテナンスをした方が良いです。ゴミや埃が溜って、戸車の回転軸に絡みつくとそれがきっかけとなり不調を引き起こす可能性が高まります。

戸車交換とY型レールの清掃を終え、建具を元通りに建付けました。

一通り建付けのチェックを行いお客様にも確認して頂きました。「いかがですか?随分動きは良くなったと思います」と話しかけると「全然いいですね。イイです、イイです。あんなに重たかったのに・・戸を全部取替えなくて良かったので助かりました。

大変ご満足して頂けました。

引き込み戸とはどの様な建具なのか?

今回は引き込み戸と言われる建具の戸車交換を行いました。当社でも室内引き戸の戸車交換は多くご依頼が入るのですが、引き込み戸は意外とレアです。せっかくの機会なので引き込み戸について少し説明しておきたいと思います。

引き込み戸について

引き込み戸は、壁の中に引き戸が収納できると言う特徴があります。室内引き戸の多くはそのものが隠れて見えなくなる事はありません。引き込み戸との違いは1つ、収納して見えなくなるのが引き込み戸、収納(戸を開いた状態)した状態でもが見えるのが普通の引き戸、この様に区別する事が出来ます。

引き込み戸が使用されている場所として、廊下とリビングを仕切る戸や、洗面所、浴室などの間仕切り戸として使用されているケースを目にします。今回の様なレールタイプの商品もあれば吊戸(ハンガードア)タイプの物もあります。

引き込み戸のメリット・デメリット

引き込み戸のメリット

見た目がスッキリします。一般的な引き戸であればの前面は室内なので、棚やテレビなどを配置するにも躊躇しそうです。一方引き込み戸の場合は、戸は壁の部分に収納されています。室内の壁部分となる為、棚や家具・家電など配置に選択の幅が出来ます。

引き込み戸のデメリット

戸の収納部分を掃除する事が大変困難となります。

いつも綺麗に掃除をしているご家庭でも、細かなゴミや埃はどうしても発生してしまいます。長年使用していると知らず知らずに引き込み戸の収納部分にも髪の毛、埃、小さなゴミ、この様な物が蓄積されて行きます。簡単に掃除をする事が出来ない事が一番大きなデメリットと言えるでしょう。

まとめ

本日は、室内引き戸、引き込み戸の戸車交換を行った施工事例を中心に、現場エピソードのブログ記事を書きました。即日修理をして欲しいというお客様のニーズにはお応えできず大変申し訳ありませんでしたが最終的にスイスイ動く引き戸に大変ご満足して頂く事ができました。引き込み戸や室内引き戸の戸車交換について参考にして頂ければ幸いです。

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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