居室のドアを鍵付きにしたいと言うご要望プラス和室の横引き戸にも鍵が掛けれる様にしたいというご相談を頂き現地調査を行いました。
室内ドアは木製なので条件が揃えば加工してシリンダー錠を取付ける事も可能です。また和室の引戸にも鍵がかかる様にしたいとの事でしたが、こちらも加工して対応可能です。本日は、居室と引き戸にシリンダー錠と和室にチューブラ鎌錠の後付け工事を行った施工実例の写真を中心に掲載しています。ご興味のある方は是非ご覧ください。
門司区のドア修理、ドアノブ交換、ドアクローザ交換は窓店にお任せ下さい。玄関ドアリフォーム、窓交換、ガラス交換など窓とドアのリフォームと修理を対応しております。
室内ドアの鍵後付け工事(居室ドアにシリンダー錠取付)
早速ですが、居室のドア建具に穴を開けてシリンダー錠を後付けして行った写真です。
まずは既存のドアにシリンダー錠を取付ける為の穴を開けていきます。この時ドアの形状やデザインによってシリンダー錠の取付けが出来ない事がります。現場写真の様にスルッとしたタイプのドア表面であれば後付けでの鍵取付は可能です。デザインが施されていて、表面におうとつがあると、シリンダー錠がしっかり取付出来なくなるのでその様な場合は後付け作業が難しくなります。
シリンダー錠を取付けた時にドア枠側の受け部分にドア本体シリンダー錠のデッドボルトがかかるようにデッドボルト用の穴を彫りこんで行きます。
電動工具を使用してデッドボルトの受け部分を製作して行きます。多少の狂いは修正出来ますが慎重に位置を決めて丁寧に作業を進めて行きます。
サイズと深さをしっかり確認しながら窪みを作りました。そこに金具を取付けて行きます。
横幅1cm×高さ2cm×深さ1.5cmの受けをセットしました。
後付けで鍵(シリンダー錠)の取付けが完了しました。
ドアノブを鍵付きに交換する事も可能
今回は、ドア本体にホールソーで穴を開けてシリンダー錠を取付ける工事を行いました。その場合はデッドボルトの受けも必要なので合わせて受け部の工事も行う事になりますが、そもそも、その様な事をしなくても。鍵付きのドアノブもあるので、そちらに交換する方法もあります。そちらも一度検討して頂ければと思います。「鍵付きドアノブ」などで検索すれば沢山商品が閲覧可能です。
今回敢えてドアに穴を開けてシリンダー錠を取付けしたかについてですが実はこちらのお客様は戸建て住宅を改装して自立支援センターを運営する事業者で、合計4箇所のドアに後付けシリンダーの工事を行いました。ドアノブの種類も各々異なり、鍵付きドアノブではバックセットなど条件が合わないものもあったので鍵に統一感を持たせる意味でもシリンダー錠の方が良いという事だったのです。
かく部屋が利用者のプライベートルームになっているという事もあり、しっかりとしたシリンダー錠タイプの物が利用者も安心できるという理由もあったようです。
後から室内ドアを鍵付きにする費用
ホールソーで穴をあけて受けやデッドボルトの建具彫りこみを行うのでシリンダー錠による後付け鍵工事は少々高額となります。
目安としての価格は3~4万円です。個数が多くなれば1箇所2~3万円程度で工事可能になります。こちらの工事の場合は既製品で販売されている鍵付きドアノブの様にバックセットやドア厚など気にする必要がないので対応範囲が広がるメリットがあります。
室内ドア 鍵の後付け工程と工事時間
室内ドアの鍵を後付けで取付ける際の工程と所要時間について説明します。
先程写真でも見て頂きましたが、
1.ドア本体への穴あけ作業
ホールソーという丸く穴をあける為の道具です。刃の部分を指します。電動工具にホールソーを装着してドアに穴をあけます。
2.ドアの戸先(側面を四角にくり抜く)穴あけ
デッドボルトのドアから飛び出す為の四角穴をあけて行きます。カッターや彫刻刀、電動工具を用いて作業を行って行きます。
3.受け座の位置に穴あけ
デッドボルトが挿入される部分(受け座)の製作を行って行きます。今回はマルチサンディングカットソーを使用して受け座や戸先の穴あけを行いました。
4.シリンダーや受け座の取付け
最後は穴を開けた部分にシリンダー錠や受け座を取付けて施工完了です。
1~4までで1~2時間程度が目安の作業時間となります。
まとめ
室内ドアにあとから鍵を取付ける工事について施工実例をもとに写真や費用、作業工程(作業時間)についてまとめてみました。既製品の鍵付きドアノブが取付け出来れば一番簡単です。ただ、ドアノブ交換の為の必要な寸法が合わない場合や、ドアノブは気に入っているので変えたくない、より頑丈な鍵にしたなど特殊な理由がある場合はシリンダー錠を取付ける事も可能です。