「窓のゴムパッキンが劣化した感じで汚くなったので交換を検討してます。一度見積りを出して頂けませんか?」とご依頼があり現場にご訪問する事になりました。窓のゴムパッキン交換は年末にご依頼が集中する事が多い仕事です。大掃除をしている時にその劣化に気づかれる様で、せっかく綺麗にするのであればパッキンも交換しておきたい。このまま使用して窓から隙間風などの不具合が発生するのも困るので早めにメンテナンスしておきたい。この様なお考えから作業のご依頼を頂く事になります。今回お見積に伺ったお客様も窓パッキンの劣化を気にされており取替の作業をさせて頂く事になりました。
施工実例として現場の写真もあわせて紹介して行きたいと思います。
よろしいでしょうか?それでは参りましょう。
窓のゴムパッキン交換の施工実例
窓のゴムパッキンを交換する時は複数箇所のご依頼を頂く事が多いです。紫外線に直接当たるゴムは経年劣化でゴムの弾力性も失われてカピカピに乾燥して場合によってはボロボロと剥がれ落ちる事もあります。今回の現場ではその様な所まで悪化していませんでしたがやはり表面は固く硬化しており取替時期には達していました。
今から取替を始める窓の写真です。手前にまとめている物は新しいゴムパッキンです。正式には片ビートと言います。片ビートは室内側と室内側の両方からガラスとサッシの隙間に差し込むように入れる事で窓ガラスを固定します。
せっかくなので、窓のゴムパッキンについて少し説明しておきますね。窓のゴムパッキンは大きく2つの種類があります。今回の現場で交換した片ビートと言われるゴム。そしてもう1つがグレイジングチャンネル(グレチャンと約されて呼ばれます)です。
1点補足ですが、窓ガラスとサッシの隙間にはコーキングが充填されている事もありますがこれはゴムパッキンではありませんので今回は除外しています。マンションではコーキングが充填されている事が多いです。コーキングについては後記追加説明します。
窓のゴムパッキン(片ビート)
片ビートの施工メリットとしては、ビートの差し替えだけなので施工費用を安く抑える事が出来ます。今取付してあるビートを先端の尖った物で引出すとスルスルスルと簡単に抜き出す事が出来ます。そこに新しい片ビートを差し込み綺麗に均して行けば取替完了です。もっとも作業に関してはポイントとなる事もあります。今回の現場は片ビートでしたので写真を掲載しながら説明しますね。
まずは、作業の前の状態です。赤〇で囲った部分、サッシから浮き上がっている事が確認出来ます。長年使用しているとゴムが縮みこの様な角が浮いた様になります。
反対側も上の写真の様な感じです。隙間風が入ってきそうですね。お客様は仰っていませんでしたがもしかしたら既に隙間風が入って来ていたかもしれませんね。隙間によって断熱性は低下します。
次は屋外からの写真です。
古い片ビートを外して新しい黒い片ビートを取付けています。片ビートの交換はこの様に、古いビートを外しながらそれを追う様に新しいビートを窓とサッシの隙間に差し込んで行きます。室内側、屋外側の両方をいっぺんに取ってしまうとガラスとサッシの間に空間が出来るので新しい片ビートを差し込む際に作業がしずらくなります。また、写真でも確認できますが、新しい片ビートを入れて行く時は、全体的に差し込んで行くのではなく、ポイントポイント(点)でサッシに入れて片面の新旧入れ替えが終わった時点で綺麗に均して行くと作業がやり易いです。
作業が完了すると次の写真の様に綺麗になります。
2階部分のゴムパッキン交換作業でしたので、屋外の作業は脚立を立てての工事となりました。
窓のゴムパッキン(グレイジングチャンネル)
続いてもう1つの窓のゴムパッキン、グレイジングチャンネルについて説明します。先程の片ビートは窓サッシをそのままの状態でパッキンの取替が出来ましたが、このグレイジングチャンネル、通称グレチャンは、一度サッシを外して分解しないとゴムパッキンの取替ができません。
ゴムの形状がUの字になっており、このUの窪みにガラスが入っている状態でサッシに納まっています。その為、サッシをそのままの状態でゴムパッキンのみ取り出す事が出来ないのです。
作業費用も片ビートと比べて高くなります。先程紹介した片ビート交換の窓はFIX窓だったのでたまたま片ビートが使用されていましたが、通常の引き違い窓にはグレチャンが使用されている事が殆どです。
ゴムパッキンをコーキングに変更する事は出来るのか?
最後に窓パッキンと、パッキンではないコーキングについて説明したいと思います。
一般的に戸建て住宅では窓パッキンである片ビートかあるいはグレチャンが使用されている事が多いです。窓ガラスとサッシの隙間にコーキングが充填されているケースとしてはビル、マンション、工場などでビル用サッシが使用されている時となります。戸建て住宅は住宅用サッシ、ビル系建物はビル用サッシであり、戸建てとビル系では使用されているサッシが異なります。
ゴムパッキンをビートに交換する事は全く問題ありませんが、業者によってはコーキングの方が割高になる事も考えられます。またゴムパッキンは製品なので仕上がりが綺麗ですが、コーキング施工は施工者の熟練具合により仕上がりにばらつきがありますのでその点は留意しておく必要があります。
まとめ
本日は窓のゴムパッキンが劣化して交換のご依頼を受けた現場実例とそれに関連する情報を記事にしました。
窓のゴムパッキンの交換に関しましては別のブログ記事でも解説しています。
DIYについての情報は「お風呂の窓、ゴムパッキンの交換はDIYでも出来るのか?業者に依頼した時の費用はいくら?」
費用についての情報は「窓のゴム劣化が気になる。窓のゴム交換の時期と交換料金について。」
こちらの記事も参考にして頂ければより知識が深まると思われます。