マンションの管理会社様より以前の台風で隔て板が破損してしまったので修理をお願いできませんか?と言うご相談がありました。
「隔て板」はマンションやアパートに住まわれた経験がある方であれば「あ~そんな感じのものあったな~」とイメージが湧くかと思いますが、ベランダ、バルコニーに設置されている隣の住人の方との仕切り板の事です。この「隔て板」がある事で隣の方との視界が遮られプライバシーが守られています。本日は「隔て板」についての記事です。施工実績も掲載していますので参考にして下さい。
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隔て板の交換施工実績
【施工前】
今回はマンション3階の303号室と304号室を隔てた部分の「隔て板」が破損しています。枠は残っていますので中の板のみ交換するご依頼です。部材代と施工費、諸経費等も合わせて15,000円でお見積りさせて頂きました。いつもご依頼頂く管理会社様なので少々お値引きさせて頂きました。撮影は303号室から行いました。
【施工後】
板を適寸にカットして押さえ板とコーキングで施工します。304号室側から撮影しました。
隔て板交換施工の注意点
隔て板を交換する時には押さえ縁のあるお部屋の出入りが出来る必要があります。今回の303号室、304号室の隔て板の工事を行う場合、304号室側が施工を行うメインの側になります。303号室でも最初の下仕事は行いましが押さえ縁のある304号室で最終的な仕上げを行います。一旦、隔て板を設置するとベランダ側から303号室に行く事が出来なくなるため、304号室で出入りする必要があります。空室であれば問題ありませんが、入居者がいる場合は304号室の方の在宅時に作業を行う必要があります。
隔て板の役割
隔て板は視界を遮りプライバシーを守る以外にも、緊急時の脱出経路として確保されています。隔て板の前には物を置かない様に注意書きがあるケースも多くあります。隔て板を”蹴破って”隣へ避難したり隣のベランダに脱出用のハシゴや脱出器具が用意されていたりするからです。普段は馴染みのない隔て板ですが隔て板を理解しておく事により非常時に迷いなく命を守る行動が出来ると思います。そもそも”蹴破って”いい、又は”蹴破れる物”だと認識がないとその様な行為が出来ないですからね!
隔て板が割れている場合は誰が修理する?
隔て板が割れていたり修理、取替が必要な場合は基本的に建物のオーナー様負担となります。隔て板は共有部分となるからです。入居されている方に原則修理義務はありませんので管理会社に相談されてオーナー様へ修理依頼して頂くように伝えれば良いでしょう。コストがかかる事なので修理を躊躇されるオーナー様もいらっしゃいますが自分で目隠しなどせずに正規の隔て板を設置して頂くように粘り強く要望された方が良いでしょう。前述したように避難経路になっている事を考えると自分で目隠し板などを貼って、避難時にスムーズな行動が出来ない可能性があるからです。あなたの隣の方がこちら側に避難する時の邪魔になるとも限りません。
まとめ
本日は、隔て板の交換施工実績と隔て板の重要性などについて記事にしました。