塗装屋さんからのご依頼でテラス屋根部分のポリカーボネートを交換する事になりました。事の経緯は塗装屋さんが工事を行っている現場で誤ってテラス屋根の一部分に塗料を垂らしてしまったと言う事で、その部分を交換して欲しいという事です。
このテラス屋根にはYKKapのヴェクターシリーズと言われるエクステリア商品で、その商品専用の屋根材(ポリカーボネート)が使用されています。ポリカーボネートは特に拘りが無ければ取引の問屋さんやネットからでの仕入れが可能ですが、全く同じ物をご希望されているので・・・。と言う事でしたので正規品を取り寄せての施工となりました。
もちろん正規品の方が値段は高くなりますが塗装屋さんとしても施主様にご迷惑をお掛けする訳にいかず恐らく保険で適応出来ると仰っていました。
という事で今回はYKKap製品のヴェクターテラスの屋根材(ポリカーボネート)交換の施工実績を掲載したいと思います。
YKKapヴェクターテラスのポリカーボネート板
下記の写真は実際の現場で取替えたヴェクターテラスのポリカーボネート板です。角度や保護フィルムの関係で実際の物と写真での写りは異なります。詳しくは施工写真でご確認頂けます。
YKKapヴェクターシリーズのテラスに使用されている屋根材、ポリカーボネート板は3種6色のラインナップがある様です。
実際当社もポリカーボネートの交換実績は多数あるもののカーポート屋根材の交換などがメインで特にメーカー商品指定のポリカーボネートで施工する事は殆どありません。一般的に普及している物で色味を合わせた工事を行っていました。
その為、今回初めてYKKapヴェクターシリーズについて調べた次第です。YKKのカタログには ヴェクターシリーズが掲載されており、その中にポリカーボネートもありますが市販の物と何がどう違うか私には分かりませんでした。
ちなみに3種6色とは
・ポリカーボネート板(アースブルー色、スモークブラウン色、トーメイマット色)
・熱線遮断ポリカーボネート板(アースブルー[マット]色、クリアマット色)
・熱線遮断FRP(DR認定品)(アッシュグレイ[6K] 色)
この様なラインナップとなっています。()内が色です。
※ポリカーボネートはアクリル板に比べて約20倍の衝撃に強いです。熱線遮断タイプでは耐衝撃性は変わらず、さらに熱による屋根の温度上昇を防ぐ効果があります。その結果、屋根を通じて室内に入り込む温度を軽減する効果が期待できるのです。
テラス屋根交換施工実績
それではテラス屋根交換の様子を見て行きましょう。
【施工前】
四角で囲んでいる部分に白い汚れが付着しています。塗料です。
2枚に分かれてポリカーボネート板が取付けられています。まずは塗料がついている部分を取り外しました。
実はこちらの現場、塗料が付いていない部分も一緒に交換する様に話がまとまっていますので、さらにもう1枚も取外し骨組みだけの状態になりました。
新しいポリカーボネートを設置します。下から見上げる色と上から見下ろす色は全然違います。太陽の明かりの当たり方で色合いがかなり違って見えますね。
まだ保護フィルムを完全には取っていません。
今回は熱線遮断ポリカーボネート板のアースブルー(マット)と言う屋根材を使用しています。こちらの商品、紫外線透過率はほぼ0%です。(と言うか YKKapヴェクターシリーズのテラス に使用されているポリカーボネート板はすべて、紫外線(UV)を透しません。実は、一般的に市販されている商品も紫外線を透しませんので、特段声高らかに言う事でもないのですけどね・・。)
【施工完了】
施工完了しました。作業時間は2~3時間程度でした。テラス屋根の交換程度であれば脚立で作業出来ますので足場を組むコストもかかりません。塗装屋さんも「綺麗になって良かった」とご安心の様子でした。
ご利用ありがとうございました。
まとめ
本日は、YKKap製のエクステリア商品 ヴェクターシリーズ のテラス屋根の交換を行った現場を紹介しました。専用のポリカーボネート板での交換工事となりましたが、一般のポリカーボネート板と比べて特段何が変わるかと言うと何も変わらないと思います。
ただ、お客様としては新築時にメーカー製の素材で施工されていると言う感覚ですのでメーカー経由での仕入れの方が安心、納得されると言う理由でYKKapからのメーカールートで素材の仕入れから施工まで完了しました。皆さん納得されていますのでそれが一番なによりです。