2階の窓に面格子を取付けて欲しいと言うご相談を頂きました。こちらのお客様では他の工事(雨戸パネル修理)と一緒にご注文を頂きましたが、面格子取付は部材代が13,500円と取付施工費が12,000円の25,500円(W1420×H1020)でした。今回は2階に設置するという事で高所作業費用が別途必要となりますが、2~3万円程度が面格子の相場となります。もちろんサイズが大きくなれば部材代は変わって来ますし、数量が多ければ値引き等でもっとお安くできるかもしれませんね。
本日はリクシル製の面格子取付の施工実例と”2階に面格子っているのか?”その必要性など考えて行きたいと思います。
2階の窓に面格子は必要か?
実際に2階の窓に面格子は必要なのでしょうか?私の自宅は住宅街にあります。おおよそ40~50軒の住宅地ですが、回りを見渡すと殆どのお宅では2階に面格子が取付けられていませんでした。築16年(2022年時点)の住宅には雨戸や窓シャッターの取付けられている住宅も少なくありません。あくまでも私の住宅地の情報ですので他の住宅も同じとは言えない所はありますので念のため。
後付け面格子は防災目的
私の自宅が建築されるもっと依然の住宅には2階の窓に雨戸や窓シャッターが設置されていないケースも少なくありません。近年の台風の大型化や上陸により怖い思いをされた方は”一応念のため防災目的で面格子だけでも取付けておくか”この様にお考えになられる方の増えている様です。冒頭で申し上げましたが、面格子取付の価格は2~3万円程度と大変お手頃です。窓シャッターを取付けしようものなら10万円前後になる事も十分にあります。そう考えればいつ来るか分からない台風の防災目的としては検討のしやすい商品だと言えます。
2階の窓も防犯の必要性はある!
また、防犯用途で面格子を取付けされる方もいらっしゃいます。2階から泥棒が入るのか?と思われるかもしれませんが、2階の窓は無防備になる事も多いです。例えば子供部屋が2階といわれるご家庭もごく一般的ですが、小学校~高校生のお子さんが窓のクレセント錠を閉め忘れる事も十分に考えられます。その時に面格子でも取付けられていれば例え泥棒が入ろうとしてもと抑止効果が期待できます。
工事業者の格好をして堂々と2階から侵入する泥棒や、雨樋を伝って2階の窓を目指す者もいるようです。盲点となりやすい2階の窓に面格子を取付ける事は防犯目的にしても十分に必要性はあると言えるのではないでしょうか。
プライバシーを守る効果も
住宅街など家と家が接している状態では隣の窓がすぐそこにあるようなケースもよく見かけます。風通しの為に窓を開けてレースカーテンにした場合、面格子があるのと無いのとでは室内の見え方がかなり異なります。面格子がなければ”まっぽし”室内が見える時でも面格子があればプライバシーを守る効果も期待できます。
2階の窓に面格子を取付けた施工実例
2階に面格子を取付ける場合、屋根などの足場があれば取付けはスムーズに行えますが、今回取付を行った様な足場がないお宅では、梯子(はしご)を掛けるか高所作業車にて作業を行う事が一般的です。
施工前の写真です。今回は2階の窓までの高さが4メートル程度でしたので2段梯子をかけての作業となります。高所作業費は必要ですが、高所作業車や足場を組む事を考えれば遥かに安価な費用で取付を行う事が出来ます。
それでは早速2段梯子をかけて作業を行って参ります。
合計で4箇所の2階の窓に面格子を取付けました。縦格子タイプで、1箇所あたり30~40分で取付完了です。
こちらのお客様が面格子を取付けられるのは防災目的だそうです。吹きおろしの風が強く、強風の時も多い為、面格子を設置されるのだとおっしゃってました。今の所、台風や強風でガラスに何か飛んで来て割れたという事は無い様なのですが、鳥が2階の窓に突っ込んで来て窓ガラスが割れた事があったとおっしゃってました。防鳥も兼ねているという事かもしえませんね。
まとめ
本日は、2階に面格子は必要なのか?このテーマに関して色々と考えてみました。結果、無いよりもあった方が良く、防災、防犯、プライバシーの点から考えても1階の窓にシャッターや雨戸を取付けるのと同様の効果が期待きると考えます。また、価格的にもとっかかりやすいので窓シャッターを取付ける予算が厳しい方も十分に検討出来る商品ですね。