福岡市博多区で網入りガラスの交換工事!額縁の造作で引き違いからFIXへ

ガラス修理

本日は、福岡市博多区で網入りガラスの交換をおこなった現場のブログです。

この日は2名で現場に訪問し、10時からスタート、16時に工事を完了しました。

網入りガラスの交換ですが、特に割れていた訳ではなく、透明の網りガラスを、向こうが見えにくい型板の網入りガラスに変更する工事です。

該当の窓は、駐車場に面した部分と駐車場から建物に入って廊下に面した部分、同じ部屋の2窓です。管理人室ですが、透けて見えるのが好ましくないそうで、今回の工事となりました。

下段の部分は引き違いで左右にガラス戸が動く仕様になっており、上段はFIX窓なので動きません。「動く引き違い部分も動かないFIX窓にして欲しい」とのご依頼でしたので、一旦、ガラスを撤去して、造作でアルミ枠を取り付けてFIX仕様にして行く工事をおこないます。

博多区ガラス交換工事【その①】ガラス撤去

室内側から下段のガラスを取り外そうと思ったのですが、そもそも引き違いが固着して動きません。戸車が悪くなっているようです。

いずれにしてもこのガラスは撤去する部分なので、動かす事ができなければガラスをカットして取り出す事にしました。ガラスカッターで切れ目を入れて吸盤で押し引き。

網入りガラスなので簡単にはカットできませんが、網(ワイヤー)の部分は切断せずとも、ガラスが「くの字」に曲がると枠から取り出す事ができました。

下段の撤去完了です。続けて上段のガラスも撤去します。

コーキングの切り出し

上段の網りいガラスはFIX窓なので、まずは回りのコーキングを切り出します。ガラス側と枠側にカッターを入れ作業を進めていきます。
裏表、四方にびっしりとコーキングが充填されていますので、丁寧且つスピーディーに。カッターの刃が悪くなるとキレ味も落ちるので定期的に刃を折り切れ味を保つもがポイントです。

FIX窓の額縁(がくぶち)を外す

裏表、四方のコーキングを切り出すと、次は額縁を取り外します。FIX窓には必ず額縁の1つ、もしくは複数箇所が外れる様になっていて、額縁を外す事でガラスの取替ができる構造になっています。

こちらのFIX窓では上部の額縁が取り外せる構造です。取り外せる額縁を見極めるポイントはいくつかありますが、今回はネジ3つで固定されている仕様でしたので簡単に見分けることができました。

3本のネジを外して少しの隙間にスクレーバーを差し込み下の写真の様に額縁を取り外します。

ガラスを取り出す

額縁の取り外しができれば、次はガラスを枠から取り出せます。理屈としてはこの状況でガラスが取付けられていますので、普通は”スッ”と取り出せるはずなのですが、バックアップ材やコーキングの付着が邪魔することもあり、思ったより苦戦しました。処分するガラスなので雑に扱えるので楽ちゃ楽ですけどね。

博多区ガラス交換工事【その②】額縁の造作と取付

はい。では、ガラスの撤去も終わりましたので次は新しい型板網入りガラスを設置していきます。現場では先に上段にガラスを設置した後で、下段の額縁を作成しましたが、本ブログでは先に下段に取付ける額縁の造作シーンからご確認いただますね。

上段は、そもそもFIXなので額縁を造作する必要はなく、単純な取替です。しかし、下段は最初引き違いのガラス戸だったため、額縁を作る必要があります。

採寸とカット

アルミ製の角材を用意しました。ホームセンターでも購入可能な商品なので道具があればDIYでも可能です。必要なサイズにカットする必要がありますので、サインペンで印をつけます。1面だけではなく4面全てに印をつける事で切り損じがなくなります。

アルミ角材をグラインダーで切断します。

サインペンで印をつけた部分に刃を当てて丁寧に作業を進めました。

下穴加工

適切な長さでカットしたあとは、アルミ角材に下穴を開けていきます。実際に窓枠に取付ける場合、下穴を開けてないと作業が粗くなってしまいます。ネジ穴を3ミリ、3.5ミリ、4ミリと段階的に広げます。

下の写真のアイテムは、異形で穴の大きさを開けれます。額縁取付部分の穴は4ミリで、ネジの挿入口は6ミリとなり、6ミリ部分には目隠しのキャップが取付けられる様にしました。穴も隠れて綺麗な仕上がりになります。

額縁の取付

下穴がしっかりあいたら、額縁を取り付けます。写真は枠の奥側に取付けていますが、ガラスを設置した後、ガラスに沿って手前にもう1本額縁が必要です。つまり額縁2本でガラスを挟み込むイメージとなります。なので額縁は2本用意し、次の工程に進みます。

博多区ガラス交換工事【その③】ガラス設置

最後の工程である型板網入りガラスの取付です。

前述しましたが、上段のガラスは既に設置済みなので、下段のガラスを取り付けていきます。

左右には、もともと引き違いガラス戸の納まり部分の飲み込みがありますので、その部分を利用し、開口上部には造作した額縁があります。既存レールの部分にガラスを落とし込み四方の枠にガラスが当たるようになります。

マスキングテープ貼付け

計画通り、手前の額縁も取付けてガラスのガタツキをなくすためにバックアップ剤を額縁の隙間に詰め込みます。

それから、下段・上段のガラスと枠にマスキングテープを貼り付けていきます。コーキングを綺麗に仕上げるにはマスキングテープ貼付けの作業が非常に大切です。裏表全ての面にマスキングテープを貼り付ければ最終工程のコーキング充填です。

コーキング充填

上段・下段、裏・表へコーキングを充填しヘラで余分なシリコンを切ったらマスキングテープを剥がします。

博多区ガラス交換工事【その➃】完成

コーキング充填しマスキングテープを剥がすと下の画像の様に綺麗に仕上がりました。コーキングの仕上がりの美しさでお客様から「上手い」「下手」を判断されることが多いです。今回は90点以上の出来栄えだと思います!

施工前

はい。それでは作業完了です。まずは施工前の透明網りガラスが下の画像です。

施工後

透明ガラスから、型板ガラスに変更しました。下段の引き違いも無くなり上下ともFIX窓仕様ですね。

まとめ

いかがでしたか、本日は、福岡市博多区でのガラス交換工事について、各工程ごとに説明した施工事例の内容でお届けしました。

福岡市博多区でガラス修理・交換のお問合せは窓店(マドミセ)までお気軽にご相談お待ちしています!

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

安部圭一をフォローする
ガラス修理
0120-268-270今すぐ電話でお問合せ