Low-Eガラスの設置について、このような悩みや疑問はありませんか?
「Low-Eガラスの後悔しやすいポイントを知りたい」
「どんなデメリットがある?」
「後悔しないように対策したい」
本記事では、Low-Eガラスを設置して後悔しやすいポイントや後悔なく選ぶ方法について詳しく解説します。
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そもそもLow-Eガラスとは?

Low-Eガラスとは、ガラスの表面にLow-E膜といわれる特殊な金属膜(酸化錫や銀)をコーティングしたLow-Eガラスを、2枚以上のガラスを中間層を隔てて複数設置したガラスのことを指します。
そのため、Low-E複層ガラスは「複層ガラス」という枠組みに分類されるガラスの種類となっており、「エコガラス」と呼ばれることもあります。
一般的な複層ガラスは複数枚のガラスを重ねて空気層に乾燥空気やアルゴンガスなどを注入することで断熱効果を高める仕組みですが、Low-Eガラスは金属膜でコーティングすることでさらに断熱効果を高めているのです。
Low-Eガラスの後悔・失敗しやすいポイント・デメリット
Low-Eガラスの後悔・失敗しやすいポイント・デメリットは以下のとおりです。
- 設置費用が高額になってしまうことがある
- 思ったより効果を実感できないこともある
- 無色透明なガラスではない
- フィルムを貼ると熱割れしやすい
- 耐用年数がほかのガラスと比べて短い
それぞれについて、詳しく解説します。
①設置費用が高額になってしまうことがある
Low-Eガラスは高い断熱性能を誇る高機能ガラスですので、ほかのガラスに比べて設置費用が高額になります。
型板ガラスや網入りガラス、フロートガラスなど、一般的に使用されることの多い窓ガラスの本体価格は1万円〜2万円ほどが相場です。となっており、断熱性能の高い複層ガラスの本体価格は1万5千円〜4万円ほどが費用相場です。
一方Low-Eガラスおよび複層ガラスの本体価格は2千円〜5万円ほどと、本体価格が高くなります。
また、実際の設置費用はガラスの本体価格に加えて施工費・出張費・廃材処理費などが加算されることに注意が必要です。
②思ったより効果を実感できないこともある
断熱対策に効果的でLow-Eガラスを設置したはいいものの、思ったより効果を実感できないという後悔の声もあります。
思ったより効果が実感できない大きな理由としては、正しくLow-Eガラスを設置できていないことが挙げられます。
というのも、Low-Eガラスには「断熱タイプ」と「遮熱タイプ」の2種類に分類することができ、「断熱タイプ」は室内の保温性を高める効果が高く、「遮熱タイプ」は日差しによって室内が暑くなるのを防ぐ効果があるからです。
このように、Low-Eガラスのタイプによっては設置しても思ったような効果が得られない場合もありますので、専門家と相談しながら設置位置を決めることが大切となります。
③無色透明なガラスではない
Low-Eガラスはガラス表面に金属膜でコーティングされているため、無色透明ではありません。
グリーンやブロンズ、ブルーなどの色がうっすらかかった色味となっており場合が多く、クリアタイプもありますが、一般的なガラスのように無色透明ではなく金属っぽく反射した質感の場合が多いです。
このように、一般的なガラスとは違った見た目となるため、外壁や外観との調和を意識してLow-Eガラスを選ばないと悪目立ちする場合があります。
④フィルムを貼ると熱割れしやすい
Low-Eガラスの中でも特に「断熱タイプ」は、空気層に熱が籠りやすいため、断熱フィルムなどをLow-Eガラスの表面に貼り付けてしまうと熱の逃げ場がなくなってしまい「熱割れ」を引き起こす原因になることがあります。
そもそもLow-Eガラスは断熱フィルムを貼らなくても十分な効果を得られますので、断熱フィルムの使用は避けましょう。
⑤耐用年数がほかのガラスと比べて短い
Low-Eガラスは一般的なガラスに比べると耐用年数が短いため、定期的なメンテナンスや交換が必要となります。
型板ガラスや網入りガラス、フロートガラスなどの耐用年数は20年〜30年ほどですが、Low-Eガラスの耐用年数は10年ほどです。
Low-Eガラスを後悔・失敗なく選ぶ方法・コツ

Low-Eガラスを後悔・失敗なく選ぶ方法・コツは以下のとおりです。
- 補助金を活用する
- 設置する目的を明確にする
- 窓周辺以外の断熱対策も合わせて行う
それぞれについて、詳しく解説します。
①補助金を活用する
Low-Eガラスは既存住宅の省エネ化やエネルギー負担軽減を目的とされた支援事業である「先進的窓リノベ2025事業」の補助金の対象になる場合があります。
一般的な窓ガラスより設置費用が高額になりやすいLow-Eガラスですが、補助金の対象になる場合もありますので、費用を抑えて設置することができます。
ほかにも、自治体が独自に補助金を設定している場合もありますので、チェックしてみることがおすすめです。
②設置する目的を明確にする
先ほどもお伝えしたとおり、Low-Eガラスには「断熱タイプ」と「遮熱タイプ」の2種類があるため、住宅のどの部分にどのような目的で設置するのかを明確にして業者と相談することで後悔なく設置することができます。
③窓周辺以外の断熱対策も合わせて行う
Low-Eガラスは断熱性の高い窓ガラスですが、熱の出入りは窓からだけではありませんので、ドアのスキマや玄関ドアの断熱性能など、住宅全体で断熱対策を行うことが大切です。
Low-Eガラスの後悔・失敗に関するよくある質問
Low-Eガラスの後悔に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.Low-Eガラスのメリットを教えてください
Low-Eガラスの主なメリットは以下のとおりです。
- 快適な室内環境にしやすい
- 省エネルギーに効果がある
- 紫外線カット効果がある
- 結露の発生を防止できる
Q2.アルゴンガス入りLow-E複層ガラスとはなんですか?
アルゴンガス入りLow-E複層ガラスとは、中空層にアルゴンガスという期待が使用されたLow-Eガラスのことです。
一般的なLow-Eガラスの中空層には乾燥空気が使用されることが多く、乾燥空気を入れることで断熱性を高めていますが、アルゴンガスは乾燥空気よりも熱伝導率が低いため、さらに断熱効果を高めることができます。
まとめ
本記事では、Low-Eガラスを設置して後悔しやすいポイントや後悔なく選ぶ方法について詳しく解説しました。
Low-Eガラスは断熱性能が高く、近年の住宅ではよく取り入れられる窓ガラスとなりますが、設置して後悔することやデメリットもいくつかありますので、事前に知っておくことで対処できるはずです。
とはいえ、Low-Eガラスにはデメリット以上にメリットが大きいですし、後悔しやすいポイントを事前に知っておくことで対処できますので大きな問題にはならないでしょう。
ぜひ本記事を参考にしてLow-Eガラスの後悔しやすいポイントやデメリットについてチェックしてみてください。