壁に鏡を取り付けることについて、このような悩みや疑問はありませんか?
「重い鏡を壁に取り付けたい」
「どんな方法で壁に鏡を取り付けられる?」
「壁の種類によって最適な鏡の取り付け方法を知りたい」
本記事では、鏡の重さや種類、賃貸などに鏡を安全に取り付ける方法について詳しく解説します。
福岡県大野城市の鏡取り付け、ガラスの修理は窓店(マドミセ)にお任せ下さい!個人宅・スタジオ・施設・学校など対応!
【鏡の重さ別】壁に鏡を安全に取り付ける方法

壁に鏡を取り付ける方法は以下のとおりです。
- フックで壁から吊るす
- 両面テープで壁に貼り付ける
- 金具で固定する
それぞれの方法について詳しく解説します。
①フックで壁から吊るす
重量の少ない小型の鏡はフックで吊るすことができます。
フックは画びょうで付けられるタイプも多く、簡単に設置することができます。
フックによって支えられる重量は異なりますので、かならずフックの適正重量内に収まる鏡を設置するようにしましょう。
②両面テープで壁に貼り付ける
鏡を壁に貼り付ける用の両面テープ「ミラーマット」を使用することで、壁に鏡を取り付けることができます。
主に小型から中型の鏡を貼り付けるときに使用されますが、鏡専用の「ミラーボンド」を併用することで大型の鏡でも貼り付けすることも可能です。
ただし、剥がすときに壁紙が剥がれてしまうリスクがあるため、貼り付ける壁の種類には注意する必要があります。
③金具で固定する
大型鏡および超大型鏡を壁に取り付ける場合は、ツメ金具やL字固定金具などを用いて壁に固定することができます。
玄関に設置する姿見などは金具で固定することが多く、小型・中型の鏡であってもアンティーク調の金具を使用したい場合も選ばれる方法です。
【壁の種類別】鏡を安全に取り付ける方法

ここでは、壁の種類別に安全に鏡を取り付ける方法について解説します。
①漆喰(しっくい)塗壁
主に和室に使用される漆喰塗壁は強度が十分ではないため、基本的に壁に鏡を取り付けることはできません。
そのため、漆喰塗壁に鏡を立てかける方法や、つっぱり棒などで取り付ける方法を選ぶ必要があります。
②土壁
土壁は漆喰塗壁と同様に壁の強度が十分ではないため、壁に鏡を取り付けることができません。
③砂壁
砂壁についても強度が十分ではないため、壁に鏡を取り付けることはできません。
④コンクリート壁
コンクリート壁に鏡を取り付ける場合、ミラーテープ・ミラーボンド・固定用金具のいずれか、もしくはすべてで固定することができます。
コンクリート壁には一般的な画鋲を指すことができないため、金具で固定する場合はコンクリート壁専用の金具を使用する必要があります。
また、コンクリート壁に穴を開けてしまうと鏡を移動させたときに目立ってしまうことが多いため、基本的にはミラーテープで貼り付けることがおすすめです。
⑤タイル壁
古い住宅の浴室などに使用されることの多いタイル壁に鏡を取り付ける場合、防水シリコーンやタイル用の固定金具を使用して取り付けることができます。
タイルに金具をそのまま差し込んでしまうとタイル全体が割れてしまう可能性が高いため、アンカーを差し込んでから鏡を固定する必要があります。
また、浴室の場合は水や湿気の影響でサビやカビなどが発生する可能性もあるため、防水用シリコーンでスキマを埋めるなどの対策が必要です。
タイル壁への鏡の取り付けは難易度が非常に高いため、DIYではなく専門業者に相談することがおすすめです。
⑥石膏ボード壁
石膏ボード壁へは、どんな取り付け方法でも対応することができます。
ただし、表面の強度が強くない場合も多いため、ミラーマットやミラーボンドなどを使用すると鏡と一緒に壁の表面が剥がれてしまうことが多いです。
また、金具で取り付ける場合も石膏ボードの内側の下地に金具が差し込まれるように打ち込まないとしっかりと固定されないこともあります。
賃貸の壁に鏡を取り付ける方法

賃貸の壁に鏡を取り付ける方法について詳しく解説します。
賃貸の壁は基本的に穴あけNG
「状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、賃貸の壁の原状回復費用については”通常消耗”については入居者の負担になりません。
”通常消耗”としては画鋲の穴などが含まれ、入居者が費用を負担する必要のあるケースは鏡を固定するために開けた釘やネジなどの穴などが挙げられます。
つまり、賃貸において鏡を固定するためにネジや釘などで固定するのはNGなのです。
賃貸向けの固定アイテムを使用する
先ほどもお伝えしたとおり、賃貸の壁に画鋲程度の小さな穴を開けたとしても”通常消耗”として判断されるため、原状回復費用を支払う必要はありません。
このようなことから賃貸向けの鏡固定アイテムが数多く登場しており、代表的な商品は「壁美人」です。
壁美人は石膏ボード専用の賃貸向け固定アイテムで、ホッチキスの芯を用いて壁に固定することができます。
最大24kgまでの鏡を壁に固定できるため、賃貸でも幅広い鏡を取り付けることができるはずです。
壁にかけないという選択肢もある
大型の鏡を壁に取り付ける場合は基本的に金具が必要となるため、賃貸では設置できないことが多いです。
しかし、大型の鏡のなかには床に置くことのできるタイプもあるため、鏡を壁に立てかけて滑り止めなどを設置することで賃貸でも安全に大型の鏡を設置することができます。
壁に鏡を取り付けることに関するよくある質問

壁に鏡を取り付けることに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.フィルムタイプの鏡とはなんですか?
フィルムタイプの鏡とは、ガラス素材を使用していない鏡です。
ガラスではなく特殊なフィルムを使用しているため、鏡と同じような見え方をする一方で重量が一般的な鏡に比べて軽量化されていることが大きな特徴です。
そのため、フィルムタイプの鏡であれば金具を使用しなくても大型鏡を設置することができますし、万が一剥がれてしまっても鏡が割れる心配もありませんし、怪我するリスクもありません。
このように、フィルムタイプの鏡は取り付けやすく安全性も高いです。
Q2.鏡の取り付けを業者に依頼することはできる?
鏡の取り付けを専門的に行う業者がいるほど鏡の取り付けの需要は高いです。
そのため、さまざまな業者を検討することができ、プロ目線で的確にガラスを設置してもらうことができます。
画鋲や両面テープで鏡を取り付ける場合は業者に依頼する必要はありませんが、大型の鏡を取り付ける場合や金具を使用する場合は業者に相談すると安心です。
まとめ
本記事では、鏡の重さや種類、賃貸などに鏡を安全に取り付ける方法について詳しく解説しました。
鏡を壁に取り付ける方法はいくつかありますが、しっかりと固定しないと鏡が落ちてきて大怪我する可能性もありますので、正しい方法で固定するようにしましょう。
とはいえ、鏡の設置は壁の内部を把握しないと難しい場合もありますので、固定に関して少しでも不安に感じることがあるのであれば専門業者に相談することがおすすめです。
ぜひ本記事を参考にして安全に壁に鏡を取り付けてみてください。