浴室折れ戸の戸車交換は44,000円でした!

サッシ修理

本日は浴室折れ戸の戸車交換をおこなった施工例を掲載いたします。

こちらの現場は管理会社様からのご依頼で、当初、別の業者様で一次対応をされたそうなのですが、「浴室扉の交換は可能だけど、戸車交換だと古くて物が見つからないと思います」という感じで折れ戸交換しか対応が厳しいような感じだとご相談を頂きました。

当社の方でもお調べさせていただき【安田製の上下戸車セット】と判明し交換作業を完了しました。

現地調査から作業完了までの流れか以下のような感じです。参考になれば幸いです。

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戸車などパーツ調査はめんどくさい

今回一時対応された業者さんに限らず、10年を経過した浴室折れ戸だと部品を探して修理をおこなう業者さんは少ないといえます。

主な理由は次の3点です。

面倒くさい

まず問題になるのはメーカーと品番の特定です。浴室折れ戸にはメーカーのシールが貼られているケースが多いのでそれで判断可能です。

品番もそのシールに記載があることもあれば無いこともあります。メーカーや品番が特定できないと修理の可能性は低くなりメーカーだけわかってもパーツの特定には時間がかかります。

お客様が自分の家の部品調査を自分でおこなうのであれば「自分のことなので頑張れる」と思いますが、業者によっては調査が面倒で「古いので扉ごと交換するしかないですね」と伝えた方だ楽で簡単だと考える業者もいるようです。

利益にならない

面倒くさいの内訳には「利益にならない」も含まれます。

時間を使って調査しても見つかる保証もありません。また、見積を出してもお客様がキャンセルしてしまったり他の業者に依頼するケースも十分に考えられます。

さらには扉交換に比べ利益率も低く”見合わない”という理由で、そもそもパーツ交換に消極的な業者が多いといえます。

クレームにつながる

極めつけはパーツ交換をしてしまったばっかりに”クレーム”につながるリスクも発生します。扉全体を交換すれば全てが新品になるのでクレームに繋がる可能性は低いですが、10年以上使用している扉だともしかしたら戸車以外の部分でも劣化が進んでいるかもしれません。

下手に扉を外し一部分だけ新品に取り替えても「あれ、この部分の動きが今までと違う!」「あなたが触ったから余計に悪くなった」とクレームを誘発してしまうことは実際に起こりえます。

良かれと思って一生懸命戸車を探し、利益もあまりとれずにクレームになって怒られた。このような経験をした業者は「古い扉なので戸車交換は難しいでしょうね。扉交換であれば可能です」

この様な返答になってしまうのも仕方ないかもしれません。

浴室折れ戸戸車セットはネットでも購入できる

弊社も含め上記の様な状況でも修理対応する業者は一定数います。

・浴室折れ戸の修理をできるだけ安くすませたい
・扉全体を交換するまで大事にはしたくない
・そのうち浴室全体のリフォームを考えているので応急的に修理したい

この様にお考えのお客様は電話で「扉全体は取り換える気はないのですが修理のみでも対応してもらえますか?」

と事前に明確にしておきましょう。

また、浴室折れ戸のパーツ類はネットでも簡単に入手できますので形状やサイズを測った上で自分で修理できるかも検討するとよいでしょう。

今回使った戸車もネットで探しました

サッシメーカー関連のパーツであれば日ごろから取引のあるメーカーや問屋さんから購入可能です。ただ今回は浴室折れ戸メーカーとしてはあまり取り扱いのない「ブリヂストン」製ということもありネット検索で戸車を調査しました。

【施工写真】浴室折れ戸戸車交換

入居者中での賃貸住宅浴室折れ戸修理ということもありご入居者様の日程調整もご協力いただきながら修理をすすめました。冒頭でもお伝えしたように最初は別の業者様が一時対応され引き継いだかたちです。

施工前

浴室折れ戸を外して下部の戸車(ガイド)の状況です。一方の戸車は壊れて欠損しています。

施工後

折れ戸上部の戸車を交換↑

折れ戸下部の戸車を交換しました!

浴室折れ戸を建付けて動作確認。入居者様にも動かしていただいて使用感を確認いただき作業完了です!管理会社様にも扉交換よりも安く終わってよかったとお喜びいただけました。

浴室折れ戸修理代金について

今回の浴室折れ戸修理費用は44,000円(税込み)です。

部品代や施工費、諸経費などが含まれます。

現地調査1回、工事に1回、合計2回の出張費や部品調査費、入居者様との日程調整など全ての費用が含まれます。

ちなみに、カバー工法で浴室折れ戸を取り替えると9~10万円ていどの費用がかかります。

個人のご自宅であれば、扉全部交換してさらに10年以上使用することも検討可能かと思いますが、賃貸住宅ということもあり、オーナー様は可能な限り安く修理をされたいマインドが働いたのでしょう。

取り合えず戸車を交換しておけば、いずれにしても、この先10年近くは動作の不安なく使用できる可能性が高いですからね。

まとめ

いかがでしたか?本日は賃貸住宅の浴室折れ戸の戸車交換について施工実績を掲載いたしました。

繰り返しになりますが、個人所有の扉であれば全体を交換し外観を綺麗にしたり今後のメンテナンスリスクを無く方がお得なケースもあります。ただ、賃貸住宅だと戸車交換だけで経済的メリットを得る方がオーナーにとっては喜ばしいことでしょう。

細かなパーツ交換を行われた方は、前述で示した理由など業者によって対応可否があります。その辺も踏まえて業者選定をされて下さい。

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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