窓なしでも換気に問題ない?お風呂の窓をなくすリフォームをするメリット・デメリットを解説

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お風呂の窓をなくすリフォームを検討しているなかで、このような不安や疑問はありませんか?

「お風呂の窓をなくすメリット・デメリットは?」

「窓なしだとお風呂に湿気が溜まりやすい?」

「窓なしの換気方法を知りたい」

本記事では、お風呂の窓をなくすリフォームをするメリット・デメリット、窓なしの換気方法について詳しく解説します。

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お風呂の窓をなくすリフォームは可能?

建築基準法などで住宅の窓の設置について定められている部分もあるため、お風呂には窓の設置が義務付けられているのではないかと疑問に感じている方も多いと思いますが、現行の法律によってお風呂に窓を設置する義務はありませんので、リフォームによってお風呂の窓をなくすことは可能です。

(参照:建築基準法 第28条/建築基準法施行令 第28条

お風呂の窓をなくすリフォームをするメリット

お風呂の窓をなくすリフォームをするメリットは以下の通りです。

  • プライバシー保護に効果がある
  • 防犯性が高くなる
  • 断熱性能が高くなる
  • お風呂の掃除がラクになる

それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。

プライバシー保護に効果がある

お風呂の窓が道路に面していたり、隣の家と設置している場合、なんとなく気になるという方も多いのではないでしょうか。

また、少し窓を開けたままお風呂に入ってしまうと、盗撮などの犯罪に巻き込まれてしまうこともあります。

お風呂場の窓をなくすことで、外からの視線を気にする必要がなくなるため、プライバシーの保護および安心したお風呂空間にすることができるのです。

防犯性が高くなる

窓は空き巣の侵入口として使用されやすいですが、お風呂の窓はリビングから遠いこともあり、狙われやすいポイントになります。

そのため、そもそもお風呂の窓を無くしてしまえば、空き巣から狙われることもありませんので、防犯性アップに繋がります。

また、お風呂に窓があるとお風呂に入っていることが明らかになってしまうため、お風呂の時間に空き巣に狙われてしまうこともありますが、窓がなければお風呂に入っていることが分かりにくいという効果もあるのです。

断熱性能が高くなる

冬場のお風呂は寒くなりやすいですが、窓をなくすことで冷たい空気がお風呂に入りにくくなります。

一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会によると、冬に暖房の熱が室外に流出する割合の58%ほどが窓からという調査結果になっているため、お風呂の温度を高く保ちやすくなるのです。

お風呂の室温が低い場合、高齢者がヒートショックを引き起こすリスクも高くなるため、溺水・溺死対策にもなります。

(参照:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会「開口部からの熱の出入りは、どの位あるのですか?」

お風呂の掃除がラクになる

お風呂の窓は結露が発生しやすいことや、シャワーの水が当たること、湯船の蒸気で水滴がつきやすいことなど、汚れやカビが発生しやすいため、定期的な掃除は欠かせません。

また、窓ガラスだけであればいいのですが、サッシのスキマにカビが溜まってしまうことも多いため、お風呂の掃除が嫌いという方も多いのではないでしょうか。

しかし、お風呂場の窓をなくすことで窓の掃除をしなくて済むため、お風呂の掃除がグッとラクになります。

お風呂の窓をなくすリフォームをするデメリット

お風呂の窓をなくすリフォームをするデメリットは以下の通りです。

  • 自然光を取り入れられず暗くなりやすい
  • 換気しにくくなることもある
  • 費用がかかる

それぞれのデメリットについて、以下で詳しく解説します。

自然光を取り入れられず暗くなりやすい

お風呂の窓をなくすと自然光を取り入れることができなくなってしまうため、昼間でも照明が必須となります。

照明が明るい場合は問題ありませんが、暗い照明の場合はお風呂全体が暗い印象になってしまうこともあるため、場合によっては照明を明るいものに交換することを検討する必要があります。

換気しにくくなることもある

最近のお風呂の換気扇は機能性が高いため、窓がなくても湿気を十分に換気することができますが、風を取り入れることができなくなってしまうため、換気しにくいと感じることもあります。

また、換気能力の弱い古い換気扇が設置されている場合は、最新の換気扇に交換することを検討する必要があるでしょう。

費用がかかる

リフォームの規模によっても異なりますが、費用相場的には10万円以上の費用がかかることが多いです。

費用と見合う効果が期待できるのか、費用を支払ってまで窓をなくす必要があるのかをよく検討する必要があります。

お風呂の窓をなくすリフォームをしたあとの換気方法

お風呂の窓をなくすリフォームをしたあとの換気は、基本的に換気扇に頼ることになります。

換気扇を効果的に使用するためには、入浴後に浴室ドアをしっかりと閉めて換気扇を回すことが必要です。

浴室ドアを締め切って換気扇を回すことで、浴室内に空気の流れを作ることができるため、効率的に湿気を除去することができます。

また、少し面倒ですが、入浴後に冷水で浴室全体を冷やして浴室内の湿度を下げてからタオルなどで水を拭き取るという方法もありますので、換気扇の機能に応じて正しく換気するようにしましょう。

お風呂の窓をなくすリフォームに関するQ&A

ここでは、お風呂の窓をなくすリフォームに関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。

1.お風呂の窓をなくすリフォームの費用相場はどのくらい?

お風呂の窓をなくすリフォームは、窓の大きさやリフォーム方法にもよりますが、一般的には10万円〜50万円ほどになるケースが多いです。

費用相場が高くなりやすいリフォーム内容としては、窓の痕跡が残らないように内壁と外壁の両方をリフォームする方法で、費用相場が安くなりやすいリフォーム方法は、断熱材などで窓を塞ぐ、もしくは内壁だけをリフォームする方法となります。

機能性だけであればどちらも大きく変わることはありませんが、見た目の差が大きいため、複数のリフォーム内容による完成イメージを参考に決めるといいでしょう。

2.お風呂の窓のリフォームにはどんな種類がある?

お風呂の窓のリフォームは、窓の部分を壁にリフォームする方法や内側を断熱材などで塞ぐ方法以外にも、小窓にするという方法もあります。

まとめ

本記事では、お風呂の窓をなくすリフォームをするメリット・デメリット、窓なしの換気方法について詳しく解説しました。

掃除がラクになることや防犯・プライバシー保護の観点からお風呂の窓をなくすリフォームを検討する方が増えていますが、しっかりとデメリットを理解しないと後悔してしまうリスクもあります。

とはいえ、基本的にはお風呂の窓をなくすリフォームはメリットが大きいため、窓が必要とないと感じる場合は積極的に検討してみるといいでしょう。

ぜひ本記事を参考にして、お風呂の窓をなくすリフォームを検討してみてください。

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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