玄関ドアが開かない!引っかかる原因や半分しか開かない原因や対処法

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玄関ドアは何度も繰り返し開閉しているうちに劣化が進み、開かなくなることがあります。

完全に開かなくなる以外にも、開閉時に引っかかったり、半分しか開かなくなったりすることがあるでしょう。

そこで今回は、玄関ドアが開かなくなったときに考えられる原因と対処法を解説します。

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玄関ドアが開かなくなる原因

玄関ドアが開かなくなったときに考えられる原因は、以下の2種類に大別できます。

  • ドアが原因で開かなくなっている
  • 鍵が原因で開かなくなっている

玄関ドアそのものに原因がある場合と、鍵に原因がある場合の2パターンが考えられ、原因によって適切な対処法が変わります。

そこで、まずはそれぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

原因1:玄関ドアが原因で開かなくなっている

玄関ドアが原因で開かなくなっている場合、以下の2つの原因が考えられます。

  • 室内外の気圧差が大きい
  • ドアの建付けが悪くなっている

室内外の気圧差が大きい

玄関ドアが開かない原因の一つに、室内外の気圧差が考えられます。

気密性の高い住宅やマンションで発生しやすく、給気口から取り込む空気よりも、排気口から排出する空気の方が多いと、室内の気圧が上がって気圧差が生じ、ドアが開閉しにくくなるのです。

気圧差が生じることは故障ではありませんが、原因として考えられるため確認してみましょう。

ドアの建付けが悪くなっている

ドアの建付けが悪くなっていると、ドアが枠に対してドアがぴったりとはまらなくなり、開閉しにくくなる原因となります。

玄関ドアは「丁番」という部材でドア枠に固定されており、長年使用し続けていると、丁番を固定しているネジが緩んでドアにズレが生じるからです。

開かない症状のほか、開閉時の引っかかりや床とドアが擦れるといった不具合が起こることも多いです。

原因2:鍵が原因で開かなくなっている

玄関ドア本体が原因でない場合、以下のように鍵周辺の部品が原因で開かなくなっている可能性があります。

  • ラッチが故障している
  • 鍵穴が故障している
  • 錠前が故障している

ラッチが故障している

ラッチとは、ドアの側面に取り付けられている三角形の部品です。

ラッチはドアが勝手に開かないように、閉めたままの状態で固定する役割を担っていますが、経年劣化によって故障すると、ドアの開閉がスムーズにできなくなります。

ドアノブを回してもラッチが引っ込まない、または突き出たままになる、空回りしている感覚になるといった場合、ラッチを確認してみてください。

鍵穴が故障している

鍵穴に異物が詰まっていたり、内部が錆びたりすることで、鍵を差しても開かなくなってしまいます。

室内側からは問題なく鍵の開閉ができるのに、外側からだと鍵が開けられないという場合、鍵穴が故障している、もしくは本体に不具合が生じている可能性が高いです。

鍵穴の不具合は、修理や交換が必要となるため、業者に相談するのがおすすめです。

錠前が故障している

室内側から鍵が操作できない場合、錠前の故障が原因として考えられます。

錠前の部品が壊れている、または劣化していると、鍵の開閉ができなくなり、玄関ドアが開かなくなるのです。

ホコリが詰まっている場合などは簡易的なメンテナンスで改善できる場合もありますが、錠前自体が故障しているときは交換が必要です。

自分でできる!ドアが開かないときの対処法

玄関ドアが開かなくなった場合、原因によっては自分で対処できることがあります。

「業者に依頼するのは時間や手間がかかるので避けたい」

という方は、まずは自分でできる対処法を試すのがおすすめです。

ここでは、玄関ドアが開かないときに自分でできる対処法を解説します。

気圧を調整する

ドアが開かない原因が気圧の変動である場合、まずは室内外の気圧差を減らす方法を試してみましょう。

室内の気圧を上げる必要があるため、換気扇や排気口の設定を「弱」にする、給気口の設定を「強」にするなどして調整してください。

また、給気口が汚れていると外からの空気をうまく取り込めなくなるため、ホコリや汚れが付着したままになっていないか確認するのも対策となります。

丁番を調整する

ドアの建付け不良が原因で開かない場合、丁番の調整を行います。

ドアを少し開けた状態で丁番のネジが緩んでいないか確認し、緩んでいる場合はドライバーでと締め直します。

ただし、一気にネジを締めると、かえって締めすぎてしまう可能性があるため、少しづつ調整するのがポイントです。

そもそも丁番が付いていない、調整がむずかしいといった場合は、専門業者に相談することも検討してみてください。

鍵をメンテナンスする

鍵の不具合で玄関ドアが開かなくなっている場合は、鍵と鍵穴をメンテナンスしましょう。

【鍵穴のメンテナンス方法】

  1. エアダスターで鍵穴の汚れを除去する
  2. 鍵穴専用の潤滑油をさす

ただし、鍵穴や鍵そのものが劣化している場合は、交換が必要となります。鍵穴をメンテナンスしても改善されない場合は、業者に相談してみてください。

玄関ドアが開かなくなったときの修理費用の相場

玄関ドアが開かなくなった場合、原因によっては自分で対処可能です。

しかし、無理に自分で修理しようとするとかえって状態を悪化させる可能性があるため、「原因がわからない」「自分で修理する自信がない」といった場合は業者に相談するのがおすすめです。

では、玄関ドアが開かなくなったときの修理費用の相場を見ていきましょう。

作業内容作業料金(税込み)
刻みキー解錠8,800円~
ディンプルキー解錠33,000円~
ラッチ修理・調整8,800円~
その他 修理・調整8,800円~
鍵交換 シリンダー交換(開き戸)11,000円₊部品代
ラッチ交換11,000円+部品代~
錠前交換25,300円+部品代~

修理内容によっては、専門業者に依頼しても1万円以下で済むことがあります。自分で修理するのが不安な方は、業者に相談して確実に修理してもらうのことも選択肢として検討してみてください。

まとめ

今回は、玄関ドアが開かなくなる原因と対処法について解説しました。

ドア本体が原因となっているケースと、鍵本体や周辺の部品が原因となっているケースの2つの原因が考えられます。

原因によっては、自分で対処することも可能ですが、知識や技術がないまま自己判断で対処すると状態を悪化させるリスクがあります。

業者に依頼してもそれほど高額にならないことも多いため、スムーズかつ確実に修理するためにも、玄関ドアが開かなくなったら、業者に相談して修理を進めてみてください。

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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