窓サイズの標準とは?掃き出し窓や腰高窓の規格、窓の種類・サイズ選びのポイントを解説

サッシ修理

窓は採光を取り入れたり、空間に開放感を出したりとさまざまな役割があります。

しかし、ひとえに窓といっても、さまざまなサイズがあり、選び方が分からないと悩んでいる方もいるでしょう。

窓は標準的なサイズが決まっています。そのため、標準的なサイズを知ったうえで、ポイントを押さえて選ぶと理想的な窓選びを実現しやすくなります。

そこで今回は、標準的な窓のサイズを解説したうえで、選び方のポイントについても解説します。

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【種類別】標準的な窓のサイズ

「窓は多種多様な種類があってわからない」

という印象が強いかもしれませんが、開き方によって以下の2種類に大別できます。

  • 引違い窓:左右の窓を横にスライドして開閉する
  • 装飾窓:左右にスライドさせる必要のない窓。空間を装飾するために設置されることもある

さらに、引違い窓と装飾窓のなかでも、サイズや開閉方法によって種類が分かれます。

引違い窓掃き出し窓床から天井までの高さがあり、ベランダや庭など外へ出入りしやすい大きな窓。広い開口部が特徴。
腰高窓腰の高さに取り付けられる窓で、主に採光や通風のために使用される。外への出入りはできず、プライバシーを保ちつつ自然光を取り入れる役割を果たす。
装飾窓ルーバー窓重ねたガラス板を斜めに調整できる窓で、通風性に優れている。隙間から風を取り込みやすく、開閉が簡単で湿気の多い場所に設置されることが多い。
はめ殺し窓開閉ができない固定された窓。採光用や、開放的な空間を演出するために設置されることが多い。
縦滑り出し窓窓の縦軸に沿って回転しながら開閉する窓。外に向かって開くため、通風性が高く、空気を効率的に取り込める。
上げ下げ窓縦方向にスライドして開閉する窓。上下どちらかの窓枠を動かして調整でき、スペースを取らずに通風を確保できるため、狭い場所にも適している。

このように、窓は6種類あり、特徴が異なります。ただ、それぞれ標準的なサイズが決まっているため、詳しく見ていきましょう。

引き違い窓

引違い窓の標準的なサイズは以下のとおりです。

引違い窓掃き出し窓W1,690xH1,830~W1,690xH2,030
腰高窓W1,690xH370~W1,690xH1,570

掃き出し窓は床から天井まで高さがあるタイプの窓であるため、標準的なサイズも大きくなっています。

装飾窓

装飾窓の標準的なサイズは以下のとおりです。

装飾窓ルーバー窓W405xH570~W640xH970
はめ殺し窓W405xH770~W640xH970
縦滑り出し窓W405xH570~W640xH970
上げ下げ窓W405xH770~W640xH970

装飾窓は主に4種類ありますが、標準的なサイズは高さがやや異なるだけで、横幅は同じとなっています。

装飾窓は、左右にスライドさせる必要がないため、引違い窓よりも限られた省スペースで設置可能です。

窓サイズの測り方

標準的な窓サイズを把握したうえで、正確なサイズの測り方を見ていきましょう。

窓は、窓枠の内側から内側までの幅と高さを計測します。サッシ部分は含まないので注意しましょう。

また、大まかに測ると取り付けできないなどの問題が発生する可能性があるため、垂直になっているかを確認してミリ単位で正確に計測することが重要です。

窓の種類・サイズを選ぶときのポイント

窓は住宅のデザインや快適性に直結する重要な要素です。

そこで、リフォームで後悔しないためにも、どのように窓の種類やサイズを選ぶべきか見ていきましょう。

住宅のデザインや用途に合わせる

窓を選ぶ際に、住宅全体のデザインや部屋ごとの用途に合った種類を選ぶことが重要です。

たとえば、リビングで開放感を演出したいという場合は、大きな掃き出し窓を選ぶと、外とのつながりが強まり明るい空間を演出できます。

一方、プライバシーが必要な寝室やバスルームでは、腰高窓やルーバー窓など視線を遮りつつ、換気や採光が確保できるものが適しています。

デザインと機能性のバランスを考えながら選ぶことで、快適な住まいを実現できるでしょう。

断熱性・気密性を考慮する

窓は外気の影響を受けやすい部分であるため、断熱性と気密性を考慮することもポイントです。

新築やリフォームで窓を選ぶ際、開放感を意識して大きな窓を設置しがちですが、窓の数や面積が増えると断熱性や気密性が下がります。

そこで、開閉が不要な箇所ははめ殺しの窓にする、不要な箇所には窓を設置しないといったことを意識すると、快適性の高い住まいを実現しやすくなります。

また、二重ガラスやLow-Eガラスを使用することで、冬は室内の暖気を逃がさず、夏は外の熱を遮断する効果が期待できます。

窓の性能は住宅の快適さに直結するため、素材や仕様をしっかり確認しましょう。

メンテナンス方法を調べておく

窓の種類によって、必要なメンテナンスが変わるため、事前に確認しておくこともポイントの一つです。

たとえば、はめ殺し窓はデザイン性に優れていますが、開閉ができないため室内から掃除することができません。

また、掃き出し窓は高さがあるため、脚立を使用する、取っ手の長い掃除用具を使用するなどして、メンテナンスが必要です。

窓サイズに関するよくある質問

最後に、窓のサイズに関するよくある質問を見ていきましょう。

リフォームで窓サイズを変更することは可能?

リフォームで窓のサイズを変更すること可能です。

ただし、サイズ変更は外壁や構造にも影響を与えるため、専門の業者の意見を聞きながら進めることが大切です。

窓リフォームでどのような効果が得られる?

窓のリフォームを行うことで、さまざまな効果が得られます。

たとえば、窓の種類やサイズを変更することで、断熱性・気密性が向上して冷暖房効率がアップし、快適な住環境を実現しやすくなると同時に、光熱費の削減が期待できます。

また、結露対策や紫外線対策も可能でしょう。

そのほか、採光を取り入れやすくなって明るい空間になったり、換気しやすくなったりと、現状の住まいで抱えているさまざまな問題を解決できます。

窓リフォームの費用相場は?

窓のリフォーム費用は、選ぶ窓の種類やサイズなどによって大きく異なりますが、1か所あたり10~30万円程度が基本です。

しかし、窓のサイズを変更したり、特殊な形状の窓を採用したりリフォームは、工事費用が高くなります。

また、高性能な断熱窓や防音窓などを選ぶ場合も、窓そのものの値段が高くなるため、高額になりやすいでしょう、。

リフォームを進める際はあらかじめ予算を決め、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。

まとめ

今回は、窓の標準的なサイズについて解説しました。

窓は開閉方法によってさまざまな種類があり、種類ごとに標準的なサイズが決まっています。リフォームのときは、標準サイズをもとに検討することで、スムーズに計画を進められるでしょう。

ぜひ今回の記事を参考に、満足度の高い窓リフォームを進めてみてください。

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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