ドアの傾きの調整について、このような悩みはありませんか?
「ドアの傾きを調整するときに知っておくべきことは?」
「どのようにドアの傾きを調整すればいい?」
「どんなことに注意するべき?」
毎日のように開閉するドアについては、年月とともに傾きが生じてしまいやすいです。
ドアに傾きが生じてしまうと、開閉しにくくなるだけではなく、スキマが生じて空調が効きにくくなってしまったり、ドア枠を傷つけてしまうなど、さまざまなトラブルが発生するリスクがあります。
とはいえ、ドアの傾きの調整はドライバー1本でも行えるほど簡単な作業となりますので、ドアの傾きが気になっている方は直してみましょう。
本記事では、ドアの傾きを調整するための方法や手順、必要な道具、注意点などについて詳しく解説します。
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ドアの傾きを調整するために絶対に抑えるべきこと
ドアの傾きを調整するとき、重要になるのは「蝶番」の調整ですが、この蝶番は10社以上のメーカーが制作しており、それぞれに違った特徴や部品があるため、まずはどの蝶番が使用されているのかを確認する必要があります。
蝶番にはドアの傾きを調整するための「調整ビス」や、ドアを固定するための「固定ビス」など、さまざまな部品が使用されていますが、製品によってこれらの部品の位置が異なる場合があるのです。
そのため、まずはドアの説明書などを確認して、どのメーカーのどの型番の蝶番が使用されているのかを判別してからドアの傾きを調整することが大切になります。
ドアの傾きを調整する方法・手順
ドアの傾きを調整する方法・手順について、状況別で詳しく解説します。
1.ドアの高さを調整したい場合
ドアを開閉したときに上下の窓枠に当たったり、ドアの下にスキマがある場合はドアの高さを調整する必要があります。
ドアの高さを調整するためには、ドアの下側に取り付けられている蝶番の中央カバーのキャップを外してドライバーで回すことで高さを調整することができます。
一般的には右に回すとドアが上がり、左に回すとドアが下がります。
2.ドアを左右に調整したい場合
ドアが左右のドア枠に当たったり、左右にスキマがある場合はドアを左右に調整する必要があります。
ドアの左右を調整するためには、上下両方の蝶番を調整する必要があり、蝶番の固定ネジをドライバーで緩めたあと、左右調節ねじをドライバーで調整し、ちょうどいい左右のバランスで固定ネジを締めなおします。
このとき、上下の蝶番の調整がズレてしまうとドアがさらに傾いてしまうこともありますので、必ず上下の蝶番が同じバランスになるようにしましょう。
3.ドアの前後を調整したい場合
ドアが前後に傾いている場合、上下の蝶番の上下調整ねじで調整する必要があります。
左右調節ねじの調整と同じように、上下の蝶番の固定ねじを緩めた後、上下調整ねじをドライバーで調整します。
調整幅は2mmほどになっていることも多いため、それ以上前後に傾いている場合は専門業者に依頼することがおすすめです。
ドアの傾きを調整するために必要な道具
ドアの傾きを調整するために必要な道具は以下の通りです。
- ドライバー
- 養生マット
- 手袋
ドアの傾きを調整するためには蝶番の調節ビスをドライバーで調整することが基本的な作業となりますので、特殊な工具などは必要ありません。
電動ドライバーのほうが楽に作業を行えると思われがちですが、慣れていない方が電動ドライバーで蝶番のビスを調整してしまうとネジの頭を潰してしまう恐れもありますので、手動のドライバーを使用するのが無難です。
また、ドアを取り外す作業が必要になる場合も多いため、床や壁が傷つかないように養生マットなどでしっかりと保護するとともに、手を傷つけないようにすることやドアをしっかりと持つためにも滑り止め付きの手袋をつけると安心でしょう。
ドアの傾きを調整するときに注意すべきポイント
ドアの傾きを調整するときに注意すべきポイントは以下の通りです。
- ドアの転倒に気を付ける
- ドアを外したときに床が傷つかないようにする
- 周囲に子どもやペットがいないかを確認する
- 可能な限り2人以上で作業を行う
- ドアを外したまま放置しない
- ドアがしっかり取り付けられているか確認する
それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。
ドアの転倒に気を付ける
ドアの傾きを調整するとき、片方の蝶番を外したり、ドアを取り外したりすることが必要になるケースが多いですが、このときにドアが転倒しないように気を付ける必要があります。
ドアの重さは数十キロあることがほとんどですので、転倒すると大ケガに繋がってしまいます。
ドアを外したときに床が傷つかないようにする
ドアを外したとき、ドアの角が床に接することで床が傷ついてしまうことがあります。
そのため、ドアの傾きを調整するためにドアを取り外す場合はしっかりと養生シートなどを敷いてから作業をすることが大切です。
周囲に子どもやペットがいないかを確認する
周囲に子どもやペットがいる状態でドアの傾きを調整してしまうと、ドアに指などを挟んでしまったり、ドアに衝突するなど、さまざまな危険が伴います。
そのため、周囲に子どもやペットが近づかない状態で作業をすることが大切です。
可能な限り2人以上で作業を行う
先ほどもお伝えしたとおり、ドアの重量は重いですし、サイズも大きいため、大人ひとりでも支えることが難しい場合も多いです。
そのため、最低でも2人以上で作業することが大切になります。
ひとりでの作業は非常に危険となりますので、もし人手が足りない場合は専門業者に依頼することも検討しましょう。
ドアを外したまま放置しない
ドアの傾きを調整するためにドアを取り外したは良いものの、意外と重労働であることから後日取り付ければいいやと取り外したまま放置してしまうケースも多いですが、これは危険ですのでやめましょう。
もしドアを取り外したまま放置する場合は、壁に立てかけるのではなく、床において放置するようにすると倒れるリスクがなくなります。
ドアがしっかり取り付けられているか確認する
ドアの傾きを調整し終えたあと、しっかりと蝶番が取り付けられており、ドアが固定されているかどうかを確認しましょう。
蝶番がしっかりと取り付けられていないと、ドアを開閉していくうちに超版が外れてしまいケガの原因になることもありますし、蝶番を固定している部分が傷ついてしまう恐れもあります。
蝶番がしっかりついていないと違和感を感じますので、調整後は正常にドアが開閉するかどうかを入念に確認しましょう。
まとめ
本記事では、ドアの傾きを調整するための方法や手順、必要な道具、注意点などについて詳しく解説しました。
ドアの傾きの調整は蝶番をドライバーで締め直すだけで簡単に直すことができますが、蝶番を緩めたドアは非常に危険となるため、ひとりでの作業は避けることとともに、養生マットや滑り止め付きの手袋を装着して作業することが大切です。
また、蝶番はメーカーな年式によってビスの位置などが異なる場合もありますので、一般的な蝶番の調整方法を参考にするだけではなく、取扱説明書などに記載されている方法で調整することを心がけましょう。
ぜひ本記事を参考にして、ドアの傾きを調整してみてください。