ドアクローザー交換時期を知らせる故障のサイン3選!ドアクローザー交換費用はいくら?

ドアクローザ

ドアクローザーとはドアの閉まるスピードをゆっくり静かに閉めるブレーキ、ダンパーの役割がある設備の事です。

ドアの上の方に取付けられていて、ドア本体とドア枠をアームでつないでいるアレの事です。写真で見ると一目瞭然だと思います。下の写真をご確認下さい。

はい。ご覧になった事ありますよね?この設備が壊れてしまって、修理や交換のご依頼を頂く機会も多いのです。過去にも数回ドアクローザーの記事を執筆していますが、今回はドアクローザーの故障のサインと、交換費用についてピックアップした記事になります。よろしければ最後までご覧ください。

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ドアクローザー交換時期を知らせる故障のサイン3選

ドアクローザ―の取替時期はハッキリとサインとして本体が教えてくれます。「俺ぁ~もうダメだ~新しくてピチピチしたフレッシュボーイと代えてくれ~」この様な心の声が聞こえます。こちらでは、代表的な、現役引退を表明するドアクローザー本体の心に声について説明していきたいと思います。

ドアの閉まるスピードが早まる

もっとも代表的なドアクローザー故障の症状は、ドアが勢いよく”バタン”と閉まる様になる事です。ドアクローザーのメインの役割は、ドアを優しくソフトに閉める事なので、その役割が果たせなくなるこのサインは交換時期と考えられます。

ドアクローザー本体から油(オイル)が漏れ出す

ドアクロローザ―は本体内部にオイルが入っており、油圧でドアの開閉スピードを調整しています。ドアクローザーが経年劣化する事で、本体の一部に破損または亀裂が生じ内部のオイルが漏れだす事があります。この様なドアクローザーの故障は修理が困難となる為、ドアクローザー本体をそっくりそのまま交換しなくてはなりません。

ドアクローザーから”バキバキ””ギーギー”と異音がし出す

ドアクローザーのアームの部分や付け根部分から異音が聞こえ出すと取替のサインとなる事があります。ドア周辺から発生する”バキバキ”や”ギーギー”と言う様な異音は、ドア丁番であったり、ドアが床に擦れる音であったり原因は様々です。まずは異音の発生している箇所を特定する必要がありますが、仮にドアクローザ―本体やアーム部分など関係する箇所が異音の発生源であれば、そろそろ取替時期と考えて良いでしょう。

ドアクローザーを修理・調整で復活させるかも症状3選

ドアクローザーを修理・調整で復活させるかも症状3選

ドアクローザーが引退を表明するサインは上記3つが代表的なものとなります。一方で「いや、大丈夫!まだいける。ちょっとだけ元気付けてくれれば、まだまだ やれまっせ!」と現役継続をさせる方法もあります。こちらでは、もうひと踏ん張りできる可能性がある条件や症状について説明いたします。

閉まるスピードの調整

ドアの閉まるスピードが急激に早くなった場合は、ドアクローザーの交換時期となりますが、一定の条件下では、もう少し使用出来る、様子見可能と言う事もあります。

【条件1】5年以内など比較的新しい事

まずは使用年数です。経過年数と使用頻度がドアクローザーの寿命にもっとも影響を与えます。その為、5年以内など比較的新しくあまり使用していないドアクローザーであればスピード調整を行う事で、症状を改善させ、まだまだ使用出来る事があります。

【条件2】ドアスピードの調整ネジがある事

ドアクローザーにスピード調整ネジが設けられている事はもちろん必須です。年代や商品によってはスピード調整ネジが無いものもあり、その様なドアクローザーでは閉まるスピード調整を行えません。

一時ストップ機能

ドアクローザーの機種によっては、ドアを大きく開くと90度ぐらいの場所で一時ストップを行える商品があります。この一時ストップ機能が効かなくなり故障となった場合、アームの接合部分を調整する事で復活させられる可能性があります。もっとも、このケースも経過年数が短い事や、調整出来る構造であると言う基本的な条件をクリアしていす必要があります。

ドアクローザー取り付けネジが外れる

ドアクローザーやアーム部分の取付けネジが”ポロッ”と落ちて来たので修理して欲しいとご相談を頂く事があります。筆者の会社ではこの様なドアクローザーの修理・交換を日常的に行っていますが、ドアの開閉振動や引っ張られる力の力量で取付ネジが緩むのだと推測されます。中にはネジ穴がかなり広がっている状態の現場もあります。ドアクローザー本体がグラグラしてドアが壊れそうになってご依頼を頂くと、クローザーの付け直しが必要となり、対応出来る機種への取替、と言う事にもなりかねません。しかし、早い段階で、修理を行う事ができれば、補修・ネジの増し締めなど比較的軽微な処置で対応出来る事もあります。

ドアクローザ―交換費用

最後にドアクローザーの交換費用についてお伝えし締めくくりたいと思います。

ドアクローザーにはアルミドア・木製ドア・スチールドアにより選択する商品が異なります。簡単にお伝えするとドアの重量のよって使用出来るドアクローザーが変わってきます。あとは、ドアの大きさや取り付け方法にも影響されますが、一般的な住宅で使用されているドアクローザーであれば下記の費用が相場となります。

ドアクローザー交換費用=16,000円~36,000円程度。

内訳としましては、

ドアクローザー部品代が8,000円~15,000円

交換作業費が6,000円~15,000円

諸経費が2,000円~6,000円

この様なイメージです。

まとめ

本日は、ドアクローザーの交換時期を知らせるサイン、まだ修理ができるであろう症状や条件について説明いたしました。ドアクローザーは10年を経過すると故障やトラブルが発生する可能性が高まります。基本的には消耗品となるドアの設備なので、持ち家の方は予め予算を見込んでおくといざと言う時に落ち着いて対処できるのではないでしょうか。

この記事の担当者(執筆/監修)
安部圭一

株式会社スマイクリエイト代表取締役/1972年5月 福岡県生まれ
・賃貸不動産経営管理士<登録番号(1)057435>
・三協アルミ(一新助家)加盟店

20代の頃は、水道メンテナンス業務を約6年経験、2003年(31歳)に老舗サッシ屋に入社。ガラス・サッシ・ドアの修理リフォーム業務に従事。その間、アパート2棟を新築、建築から修理まで住宅について様々な体験を通じ知識の習得、キャリアを積んでいく。

2019年5月にネット集客に特化したサッシ・ガラス屋ビジネスを創業。ネット集客ができる強みを生かし、集客から施工まで一貫して自社完結できるビジネスを成立させる。この事により、お客様へ、お得な料金、安心した修理リフォームサービスを提供できる仕組みを構築した。

より一層の顧客満足・従業員満足・社会貢献を目指し、トライ&エラーの毎日を奮闘中。

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