プリーツ網戸(アコーディオン網戸)のお問い合わせは4月頃から増え始め秋ごろまで一定の需要があります。
設置を希望される場所は勝手口のドアや玄関ドアの室内側です。プリーツ網戸は室内のドア枠に取り付けるのが普通です。その為、ビルやマンションで網戸が設置出来ない場所でも、室内にプリーツ網戸を取付けた実績も多数ございます。この場合、室内の引き違い窓全体を網戸で覆う様に設置する方法と、方立を設置して中心部分で2分割し、網戸を設置る方法があります。段差の少ない商品もありますので意外と邪魔にならずに喜んで頂いています。
本日はそんな人気のプリーツ網戸ですが、ネット等で購入して自分で設置をしてみたいと思いの方もいらっしゃるかと思います。その際にドアクローザが邪魔だけどちゃんと取付出来るか心配だと気にされている方にその答えをお伝えする為の記事です。
アルマーデフリーはドアクローザがあっても取付可能です。
そう、結論からお伝えすると、たいていのプリーツ網戸はドアクローザをかわす為のオプションが予め用意されています。勿論設置条件はありますが、例えば当社でよく利用するセイキ販売製のアルマーデフリーにはドアクローザカバーF3型と言う物がオプションであります。このオプションを使用すれば邪魔なドアクローザのアームを避けて取付を行う事が可能です。当社の方で実際にドアクローザカバーF3型を使用した施工実績を掲載いたします。
ドアクローザカバーF3型使用の施工写真
まずは施工前の状況です。ま~よくある光景ではありますが、このようにドアクローザが取付けられている玄関ドアは結構多いかと思います。

続いてF3型のオプションを使用しプリーツ網戸を設置した時の写真です。

ドアクローザのアームが干渉する部分を上手くかわしていますね。この様な感じで取付が可能という事です。通常はアルミになっている部分が凹んでいる為、ドアクローザのアームと当たらなくしていると言う事ですね。
プリーツ網戸の施工実績
上記の写真を撮影した現場です。全体的な感じも見てみましょう。

高さは2メーター程の間口がありました。アルミの色も全体とマッチして感じの良い玄関網戸だと思います。これだと初夏から秋にかけて玄関を解放して換気をしても虫などの害虫が室内に入る事がないので安心ですね。
続いて別の現場のアルマーデフリー工事後の写真です。
【施工後】

アルマーデフリーは、セイキ販売製のプリーツ網戸シリーズの中でも下枠の立ち上がりが少ないタイプの網戸です。下部レールの立ち上がりは僅か3mmなので、網戸枠の立ち上がりに足が引っ掛かるリスクが軽減されている網戸です。お年寄りや小さなお子さんがいらっしゃるご家庭やお店など不特定多数の方が入店される場所にお勧めの網戸です。
室内から見た感じがこの様な感じです。

上部のアルミが広くなっているのはドアクローザをかわす為にドアクローザカバーF3型が取付けられている為です。多少高さの間口が狭くなる事は留意する必要がありますね。
プリーツ網戸が取付けられないケース
ドアクローザ付きのドアでもプリーツ網戸の取付が可能な事はご理解頂けたと思います。それでは、その他、プリーツ網戸が設置出来ない状況とはどの様な事が想定されるのでしょうか?
標準的な取付マニュアルでは取付に必要な額縁の幅などが細かく決められています。例えばアルマーデフリーの場合、額縁は有効取付寸法45mm確保しないといけません。しかし実際にはマニュアルの想定外の現場などいくらでもあるのが実情です。当社で経験した現場では、取付不可は今の所ございません。額縁が無ければ木材をドアの回りにまわしてプリーツ網戸が取付け出来る状況を造作して作るからです。
そう言った意味ではプリーツ網戸が取付けられないケースはほぼ無いに等しいと思います。あとはデザイン性や造作のコストがネックとなる事はありますのでその点のみ注意が必要です。
まとめ
本日はプリーツ網戸(アルマーデフリー)のドアクローザに対する取付可否について詳しく解説しました。実際に設置した現場の写真などを参考にドアクローザタイプのプリーツ網戸を検討されている方はイメージしてみて下さいね。