雨戸交換のご依頼を頂きました。もともと使用されていた雨戸がかなり古くなっており戸板の動きが悪い状態でした。戸板の納まる戸袋も劣化が酷くお客様としても、もう永く使用したのでそろそろ新しい雨戸の交換時期というご認識です。近くのホームセンターに相談にいった時にホームセンターの方から当社を紹介してもらった。とご連絡があり現地調査に伺いました。
雨戸の交換は既存雨戸の撤去からスタート
施工日は天候にも恵まれ心地よい春の朝。午前9時から工事スタートしました。まずは既存の雨戸を撤去する必要があります。

新築の雨戸取付は木でまわしてある窓枠に雨戸を取付けるだけなので、注意点とすればレベル出しぐらいですが、リフォームの雨戸交換となれば既存雨戸の撤去を行う事になります。さらに撤去した雨戸レールや戸板なども処分しなければならないのでその分費用的には割高となります。また経年の木造住宅は既存の雨戸を取り外した時に補修しなければならない部分も出て来るためその分の想定もしておかなければなりません。


戸板や戸袋、雨戸レールなど全て撤去しました。こちらの現場では既存雨戸がポピュラーな感じで取付られていましたので比較的簡単に撤去が終わりました。ポピュラーな感じの雨戸は枠の際にコーキングが打たれているので、そのコーキングをカッターで切り出すと中にビスが見えます。四方にあるそのビルを丁寧に外すとほぼ枠が外れた状態になります。一部角などは後から取付けられた木材や化粧板の下敷きになっていますのでそこの部分をカットするなどの処置を行い雨戸枠をスッポリ取り外します。
雨戸を取替えるご住宅はそもそも20年、30年と経過しているご住宅なので当時の施工業者によっては結構雑な収まりになっている事も多く、雨戸を撤去した部分に対し補修等行い外観の見た目と強度を上げて行きます。
雨戸のレール取付
続いて雨戸のレールを組み立てて行きます。今回は3700mm(3メーター70センチ)の大き目サイズです。サイズによってはもともと組み立てて持ち込む事もありますが、今回はサイズが大きく現地で組み立てする事にしました。枠の組立は意外に簡単で裏表左右を間違えなければ5分、10分で組み立てられます。

枠を取付ける際に上下に木を新たに取付けます。上部はこの新しく取付けた部分に新規雨戸を設置します。上部の木は既存のアルミに取り付けるので木とアルミに下穴を開けて丁寧に取り付けて行きます。

雨戸戸袋の取付けは障害物があり大変でした。
今回のLIXIL製雨戸一筋は一旦レールを取付けてその後に戸袋枠を取付けます。雨戸レールの取付が終わり続いて戸袋レールを取付しようとした所、どうしても戸袋の納まり部分に雨樋が当たってしまいます。もともとサイズ的に雨樋の障害は予測していましたが、全体的に調整してかわせないかとも思っていましたがダメでした。一旦雨樋をカットして戸袋レールを設置した後に雨樋の接続を行いました。

雨戸の継手ソケットがすぐに無かったので排水用のソケットをトーチで炙り加工して取付けました。水道工事も経験があるのでこの辺りの応用はお手のものです。
戸板の建て込み、鍵の取付け
雨戸を取付ける為に周りにビスを打ち込み固定していますがそのビスが見えたままだと可笑しいのでカバーで隠せる様になっています。キチンと取付すれば綺麗にビスが隠れてスッキリします。


最後は戸板の建付けを行い、雨戸用のカギの取付け。各要所をチェックして作業完了です。
まとめ
本日は福岡県対応の当社が雨戸交換を行った施工実績を記事にしました。雨戸の取替も得意ですが、後付けの窓シャッターなども取付ご対応しております。台風シーズン前は雨戸の修理や窓シャッターの取付けご依頼が増加します。余裕をもったご検討で台風シーズンに備えましょう!