北九州市戸畑区で複層ペアガラスの交換依頼が入りました。
造園業の方からのご依頼です。なんでもウッドデッキ施工中に誤ってガラスに傷を付けてしまったと言う事でした。
現場に伺ってその傷の具合を確認させて頂いたのですが、極・極小さな、2~3mmの
小傷がガラスの表面についていました。「あれ~この傷ですか?ほぼ分からないですね~」と私は造園業の社長に伺いと、「そうなんですけど、ちょっとウチのスタッフが作業中に道具が当たった様で、それをご主人様がたまたま見られていて、間違いなく当社の不注意なので、小さな傷ですが、当社の方でガラス交換をさせて頂くようになったんですよ」
この様な経緯の様です。内心、もったいない様な気もしますが、皆さんがご納得されているのでこれ以上私どもが口をはさむ事もないと思い、ガラス交換の現調を始めさせて頂きました。
ペアガラスの構成はFL5+A+FL5
ペアガラス交換を行う場合”ガラスの構成”と言う情報が必要です。ペアガラスはそもそも既製品はなく、割れ替え交換の場合原則オーダーメイドで製品にします。
ガラスとガラスの間に空気層があります。この空気層は”真空”のものや、”アルゴンガス”のもの、”乾燥空気”のもの、各メーカーや商品で異なりますが、どのメーカーの、どの商品でも空気層内部は密閉されています。従いまして、現場でガラスを加工する事も出来ず、ミリ単位で寸法を測り、どのガラス構成で製品となっているのか現地調査します。
例えば、透明ガラスと透明ガラスの空気層を挟んで密封しているペアガラスもあれば、
防犯合わせガラスと型板ガラスで空気層を挟み密封しているペアガラスもあります。
参考までに網入り透明ガラスと通常透明ガラスで空気層を挟み密閉しているペアガラスもあり、網入りガラス構成のペアガラスは概ね防火地域や準防火地域に仕様されるペアガラスです。
戸畑区のお客様邸もどの様なガラス構成になっているのかをチェックしました。なんと、FL5+A+FL5と言うサイズで結構重量級のペアガラスです。分厚いな~と思いつつ高さと横幅の採寸も滞りなく行い現場を後にしました。
ペアガラス交換施工日
ガラスのサイズが横幅1200mm高さ2000mm、ガラスの厚みが5mmと5mmで10mmもあります。
一人で施工できる重量ではないので当日は二人施工で行いました。ズッシリしたガラスの感覚を久しぶりに肌で感じながらの施工です。
当日はこちらのご住宅のご主人様もいらっしゃいました。「重いでしょ!大きいもんね~あんまり傷が大きくないので、ガラス交換までしなくてリペアかなんかでいいよって言ったんやけど、保険で直せるのでガラス全部交換しまよ!って造園屋の社長が言うもんでね~」
私はてっきり、お客様が造園屋さんにガラス交換を迫ったのかと勘違いしていました。「あ~そうなんですか・・・造園屋さんが気にされたのですね・・・」
ご主人様「このウッドデッキが300万ぐらいしたので気をきかせたんやない?このウッドデッキもアチコチ不具合ばかりでもう1ヶ月以上工事をしてるけどまだ終わらん・・」
お客様(ご主人様)と造園屋さんの間では色々あるのだな~その中のガラス交換なのだな~と感じた一幕でした。
ペアガラス工事はスタッフ2名で問題なく終わり、サッシの動きやクレセントのかかりなど確認して頂きOKを頂戴しました。
造園屋さんに完了報告を入れ現場完了です。ご利用ありがとうございました。