志免町のお客様より勝手口のガラスがひび割れしているので見て欲しいと言うご依頼が入りました。近くに到着したのですが、お客様のお名前と同じ表札は無く、「どこだろ~」とお客様住所近くのコンビニからお電話する事にしました。
お話をしていると、一般の住宅ではなくお店である事が判明。コンビニのすぐ近くのショップで「あ~ここか~」と現場に到着。ご依頼名も個人のお名前だったのでてっきり個人宅だと思い込んでいました。
お客様にご挨拶を済ませ、網入りガラスのヒビ割れと言う事でしたので状況を確認。WKCと言う比較的珍しいタイプの網入りガラスが取付られています。ひび割れと言っても結構な割れ方でワイヤーが入っているガラスなので何とか持ち堪えていますが通常の単板であればバラバラになっている事でしょう。
「あら~何が当たったのですか~?」とお聞きすると、「出入りの業者が荷物を運んでいて何か突風に煽られたみたい。詳しくはわからんけど・・・とにかく防犯上も良くないし早く直してもらいたいんやけどね」
突風によるガラス割れ被害は結構多いです。
突風によるガラス割れ被害は結構多く、台風の時は勿論の事ですが、ちょっと風が強い日でも瞬間最大風速が強く吹くと一瞬でドアは煽られ”バン”と壁などに叩きつけれてガラスが割れます。
風が原因で煽られて割れるケースといえばマンションの高層階でも比較的良く発生しています。地上と比べて上空は風圧も強く例えば下記の様なケースでガラスが割れます。
まず、条件としては、マンションの玄関ドアを開けっ放し状態、玄関ドアの正面の仕切りドア(廊下とリビング等の間仕切りドア)が閉まっておらずフリーの状態。この状況でバルコニーに面したテラス窓を開けると室内に風圧がかかりフリーになっている仕切りドアが勢いよく閉まり”バン”とガラスが割れる事が多々あります。場合によっては木製ドアを破壊してしまう程の勢いがありボロボロに変わり果てた状態でご依頼頂く事も多々あります。
ガラス割れは保険適応される事も度々あります
住宅の火災保険には台風や突風による被害を補償する内容になっているケースが一般的です。知っている人は火災保険を活用して風災による被害を申請され保険金でガラス修理を行われます。また風災による網戸の被害も加入している火災保険によっては適応されます。
風災以外にも泥棒がガラスを割って侵入した場合などもガラス修理は保険適応になる事もあります。
色々と万が一の時には役に立つ火災保険です。突風に煽られてガラスが割れてしまった場合など保険証券を確認する事をお勧めします。
ガラス割れの仮養生方法
今回伺いした志免町のガラス割れのお客様は出入り業者が搬入中に突風に煽られ勝手口ドアのガラスにヒビが入ってしまったと言う案件です。
お客様としては一刻も早くガラス交換を行いたいお気持ちの様ですが出入り業者としては保険で直したいと言う意向です。私の方からは何とも言えませんが「一般的に保険適応するには、破損した状態の写真と修理業者の見積書(場合によっては領収書)があればOKですよ」とお伝えしましたが、本日が日曜日という事もあり保険屋さんに連絡が取れないと言う事です。
出入り業者の方も会社に相談していたのですが、結果的に本日は現況を変えずにどうにか凌いで下さいと言う事で話がまとまった様です。お客様は渋々了承したと言う事で、取り敢えず仮で何か養生は出来ないかご相談されました。
現況を変えずに仮養生も難しいのですが、取り敢えずガラスに触れない様にプラダンで外側と内側をサンドウィッチし見た目も良くなりました。出入り業者の方も翌日直ぐに保険会社に連絡を取りますので申し訳ありませんと何度も誤っておられました。(現場の方は直ぐにガラス交換をして欲しいのですが会社がOKを出さない様です)
まとめ
翌日10時過ぎに電話がありガラス交換のOKがでました。あまり使用する機会がないWKCと言う種類のガラスを持って行って25,000円で交換作業完了しました。
「保険会社が見積り書くれって言ってるみたいですよ・・出入り業者にお宅の電話連絡先教えるけどいい?」と言われたので「勿論です。私から連絡してみます」と出入り業者さんに連絡しました。保険が下りるのに日数がかかると言う事でしたので一旦出入り業者に建て替え払いして頂き、見積り書と写真、領収書を渡し現場完了です。
ありがとうございました!