宗像市のお客様よりトイレのドアノブがロックして開かなくなったとご連絡を頂きました。
当日は結構な雨降り日和で風もかなり強い日でした。
福間町で作業が終わり現場に向かうのですが、途中海沿いの道を車で走っていると、波しぶきが”ザブ~ン ザブ~ン”と激しく防波堤に打ち付けられています。「こわ!」と思いながらも車を走らせ現場に到着。
トイレのドアノブが動かない状態だと言う事で状況を確認させて頂きます。奥様と4歳だと言う男のお子さんが状況を説明して下さいました。
「ぼくが、おしっこしたらね。ドアがあかんくなったんよ。でも、ぼくこわしてないよ。これ、あかんけど、おじさん、なおせると?」
成る程。わかったよ僕!
ドアノブをガタガタさせている僕が閉じ込められなくて良かったです!
宗像市のドア(ドアクローザー、ドアノブ)の修理はお任せください!
ドアノブの故障はどうすれば良い?
ドアノブは10年~15年でトラブルが発生する事が多くなります。部屋の出入りの為に毎日の様に動いているため必然的に経年劣化を起こしてしまいます。
お客様「この様な故障の場合はやはりドアノブ全部取り換えないとダメですか」
私「そうですね。こちらのご住宅は築何年ぐらいでしょうか?」
お客様「中古で買った家なので正確にはわかりませんけど、うちが来て10年ぐらいになります。もちろん、その前から建っていたので2~30年くらいなるかもしれません。」
私「そうですか・・・。お客様がお住いになってドアノブを交換された事はありますか?」
お客様「いえいえ。全然扱った事はないです。今まで問題なく使えていたので・・・。こんなに急に壊れる事ってあるんですか?」
私「そうですね。ちょっと動きが悪くなって、次第に不具合を起こす事もあれば、やはり急にロックがかかって動かなくなる事も、無い事はありません。仮に応急で直っても、やはりまたロックしてしまう事もあるので基本的にはドアノブの交換をされる事をお勧めします」
この様な会話をしたのを覚えています。その後、ドアノブ交換のご依頼を頂きました。
ロックしたドアノブの開錠
ドアノブ交換のご依頼を頂けましたが、とりあえずドアはロックされています。この状態ではもちろんドアノブ交換が出来ません。
この様な場合、ドアノブを壊してドアの開錠を行うか、バールなどで無理やり開錠するか、サンダーで固定された”ラッチ”部分を切り落とし開錠するか、状況によって開錠方法を選択する事になります。
お客様曰く「多少傷がついてもいいので、やりやすい方法で開けて下さい」とおっしゃって下さいましたので、一番簡単に小型のバールでコネてみる事にしました。ドアとドア枠の隙間も結構開いた事がこの作業を選択した理由です。この方法でダメならサンダーで”ラッチ”を切断しますね。と前置きし作業を開始しました。
”ググ~”と力を入れると結構ドア本体が動いてくれます。「ん~ん・・あと少し・・・」「がんばれ、おじちゃん!」男の子の声援を受けて”ガリッ”とドアを無理やり開錠する事に成功しました。幸いにも作業の傷も無く、ほっと一安心。
トイレのドアノブ交換は30分で完了
「お~すごーい。あいた。おじちゃんすごいね」
お褒めの言葉を頂きながら作業は続きます。とはいえ、取り敢えず使えれば何でも良いので安いのを付けて下さいとのご要望でしたので。作業代とドアノブを合わせて18,000円(税別)でお見積り済み。車両に乗せている在庫のドアノブに交換しました。トイレのドアノブ交換は比較的簡単なので30分もあれば交換完了です。
奥様がお子さんに「直ったね~よかったね。」と言うと「おじちゃん、すごかったね」と私を終始べた褒め状態です。最後はお茶と饅頭を頂きお会計。。
お会計に時に様子が急変します。「え?おかね、おじゃちゃんに あげると?」
お母様「そうよ、トイレなおしてもらったでしょ」「え~~おかね、もったいないやん」
「おじゃちゃん、おかねもらうと!」
お~何ともお金に対し十分な教育が行き届いたご家庭だ。。と思いつつ、「そうやね~おじちゃんお金持って帰らんと会社の人に怒られるんよ」
「え~、ぼくにもちょうだい」
と、ちょっと訳が分からなくなって来た時に奥様が”ささ~”とお会計を済ませて下さいました。
「じゃ~ね!僕、バイバイ!」と男の子に別れを告げ(ちょっとふてくされていました笑)現場を後にしました。